御在所岳(藤内壁)で
アルパインクライミング
<前尾根エリア>
 


●場 所:御在所岳(藤内壁前尾根)
●日 時:2002年(H14)6月9日
●メンバー:助役、佐野さん、オールドクライマーさん、てる



地域の地図は上記をクリック




 
トンネルサイドの駐車場


 日本はワールドカップ色、一色に染まりお祭りムード絶好調!。初戦のベルギー戦ではタイスコアに持ち込み、今夜は強敵ロシアとの対戦が待ちかまえている…。と、サッカーの話はさておき、今日は先日の雪彦山に続いて、関西のアルパインゲレンデとして有名な御在所岳、藤内壁の前尾根にトライしてきました。
 メンバーは助役に佐野さん、そしてオールドクライマーさんという豪華顔ぶれ。あまりの屈指なメンバーに最初は引き気味なわたくしでしたが、こんなチャンスは滅多にないとみなさんにピッタリと付いて経験と技術を盗んできました。
 後半は前日からの風邪がたたり、ダウンしてしまいましたが高度感あり、緊張感ありのアルパインを楽しめました。


一般登山者とクライマーの分岐点?


 前夜、大阪駅に集合し助役と佐野さんを乗せて出発!。のはずが、僕がクライミングシューズの忘れ物をしたため自宅へ戻り再出発。
翌日も忘れ物を繰り返す。すでに風邪のウイルスが頭を冒していたのかもしれない。(^_^;

 吹田から名神をひた走り栗東ICを降りて国道1号線、そして鈴鹿スカイラインを抜けて、四日市市内を見渡せる夜景の見える駐車場にテン場を求め、設営後、軽く宴会。隣にはエンジンを付けっぱなしにし、何やらされているカップルの車がうるさい。
 1時過ぎに就寝するが、風邪の影響で喉が痛くなり寝れず。どこかで峠族の車が事故をした音を聞いたり、深夜3時頃にはまたまた別のアベックがキャキャと騒ぐ。お陰でほとんど寝れずこれが終日影響してしまった。(-_-;

 朝6時前に起床。あれ?水がない!。自宅へ忘れてきたのだ。(ToT) すぐに麓まで降りて水を買い込む。


オールドクライマーさんに
位置を確かめる助役


 7時にトンネルサイドの駐車場でオールドクライマーさんと合流。すでに駐車場は登山者?の車でいっぱいだ。

 トンネルを抜けて登山道を歩く。途中でロープを車に忘れていたことに気づく。あ〜も〜何をしてるんだろう?。(ToT) 今回はオールドクライマーさんとシングルロープでペアを組むことに変更する。
 途中でオールドクライマーさんお奨めのボルダーを見学。帰りに寄ることにする。小屋を二つ素通りし、水場でのどを潤したあと、登山道との分岐に差し掛かる。

 分岐から少し歩くと前尾根取り付きにたどり着く。すでに3人組のパーティが取り付いている。
 僕とオールドクライマーさん、助役と佐野さんの2パーティで構成する。まず、僕らが登る。最初は4〜5本ほどルートがあるが、その中でも簡単なV級ルートを選ぶ。オールドクライマーさんは今回は何と、テバという草履タイプのスリッパで登る。こっちはちゃんとしたクライミングシューズでも、ラクラクでは無いのにスイスイと登っていく。(@_@)
 

一の壁から見た前尾根全景


 次のP6は中段に有名なチムニーがあり、普通ならそこを登るのだが、オールドクライマーさんは右を巻いて登る。僕はフォローで登ったのだが、ここで嫌と言うほど花崗岩の洗礼を受ける。思っていた以上に岩粒が細かくて指がかかりにくいのだ。ちょうど、指の腹でパーミングっぽく掴むといった表現がぴったりなホールドの掴み方をするのだが、慣れないのでかからない。いきなりバランスを崩して3mほどの高さから落ちて、擦り傷切り傷あざだらけになってしまった。(ToT) 

 P5を越えて、P4は北側の40mのガリーV級ルートを登る。岩が積み重なったルートなので快適に登ることができる。
 

P4の北側30mのガリー 「てるさんがアルパインをするから」と言って
買った青いヘルメットがキラリと光る
中尾根P4(展望岩)と
P5(ツルム)が見える


 P3とP4の間にあるスラブは初めてトップを行かせてもらった。ここだけは特に難しい箇所もなく、ボルトも豊富にあるので快適に登れる。
 そしてとうとうP2ヤグラの前に来た。ヤグラと言われるだけあって幾重にも積み重ねられた巨石に圧倒される。毎度の事ながらスイスイとスリッパで登るオールドクライマーさん。(^_^; フォローで登る僕もスイスイとはいかないまでも、やっと花崗岩に慣れてきたのか、登り方のこつがわかってきたのか、気持ちよく登れるようになった。…ところで終わり。(^_^;
 上部は台風並の強風が吹き荒れていて、セルフビレイをとっていなければ簡単に飛ばされていきそうなくらいきつかった。おまけに風が冷たくて一気に体が冷え、風邪がぶり返した様子。これから先、気持ちも体も萎えてくることになる。(-_-;
 助役と佐野さんもほどなくP2へ登り着いた。


 
P3とP4の間にあるスラブ
青空へ向かって登る感じが
とても気持ちいい!
  P2ヤグラを見上げたところ P2ヤグラから見下ろしたところ
助役が登ってきている


  
ここまで登り切れて大満足の
ガッツポーズ!
   このスリッパで登り切ってしまう
オールドクライマーさんって何者?(^_^;
余裕のクライミングで一息つく助役



 
P2から俯瞰した前尾根
(画像をクリックすると拡大します)
  中尾根バットレス
カリフォルニアドリーミングを登る
クライマー


  先に僕とオールドクライマーさんは懸垂で下降し、巻道を下ってP2の取り付きへ戻った。助役達も降りてきて、しばし歓談後、今度は中尾根に取り付くため藤内沢からズンズン下る。涸れ沢だがガレていて勾配もあり、かなり怖かった。
 
 中尾根の下部に到着したときは風邪のために体がだるく、とても登れた状況ではなかった。ここで急遽予定を変更して、一の壁へ向かうことになった。

 一の壁の手前にある中尾根バットレスを見学。白い花崗岩の綺麗な滑り台でこのときも、カリフォルニアドリーミングを多くの人が取り付いていた。

 一の壁は幅・高さとも50mの規模で細かそうなホールドばかりのスラブ・フェイスの壁。ここではオールドクライマーさんが「ニュートライアル」と呼ばれる5.10bcを登った。40mもあるロングルートで、あまり登られていないためかルート取りに苦労している。30分近くかけて終了点まで到達した。
 続いて助役もトライする。が、僕は時間が経つに連れて体調が悪くなり、先に駐車場へ戻った。


   
一の壁には多くのクライマーが
所狭しと登っている
(画像をクリックすると拡大します)
  ニュートライアル 40mルートの
下部の核心部を越える
オールドクライマーさん
  左画像と同じルートを登る助役
(画像をクリックすると拡大します)



 車にたどり着いて気が緩んだのか、気分が悪くなり寝込んでしまった。
 その間、残った3人は精力的?に登り続け、一の壁に続いて藤内小屋近くのボルダーにも寄って十二分にクライミングを楽しんだ様子。
 メンバーが帰ってきて解散。僕の体の具合が悪いので、浸かって帰るはずだった温泉もパスし帰宅することになってしまいました。 m(__)m

 初めての藤内壁、前尾根でしたが御在所の岩場を知ることができ、自分としてはいい経験をさせていただきました。
 オールドクライマーさん、助役、佐野さん、お疲れさまでした。また、行きましょう!。