2002年謹賀新年初登り小赤壁
<フリークライミング>
 


●場 所:小赤壁
●日 時:2002年(H14)1月6日
●天 候:晴れ
●メンバー:オールドクライマーさん、亀さん、てる



 今日は新年初岩登り。メンバーは亀さんとオールドクライマーさんと僕。場所は姫路小赤壁。言わずとしれたホームグラウンドだ。
 午前10時前に到着。すでに岩場は数パーティが取り付いている。

 まず、手始めに「イルカはおるか 5.9」を登る。核心は下部の筒状になっている取り付き付近。このルートはグレードこそ低いものの、僕はどうも登れない。ということでリードは亀さんに任せる。
 さすがは亀さん。あっさりと登り切る。僕とオールドクライマーさんはトップロープでウォーミングアップを済ませる。(^^;

 
※アニメーションgifになっています
「イルカはおるか5.9」を登る亀さん
カンテラインから登りり始める
  オールドクライマーさんは凹角から登り始めた

 さぁ、夢を実現させるため気合いを入れる。夢とは「がらっぱち 5.10d」をRPすることだ。このルートはここ小赤壁に来たときから取り付いているが何度トライしても登れず、悔しさがいっぱい詰まったルートなのだ。しかも積み重なること6年!。もちろん、その間ブランクはあるが6年は6年だ。
 共に悔しさを溜めてきた亀さんは、一足先に昨年末RPしている。それが気負わせた原因かも。(^^;
 何度もオブザベーションしてホールドの位置を確かめる。絶対にRPしてやると自分に言い聞かせて行く。「よっしゃ!お願いします!」。

 1本目をクリップ。ポケットを掴んで体を上げる。お!左手のチップホールドがしっかり持てる!。しかも、以前、あれほど甘く感じた左足のフットホールドが安心して置ける。これは毎週、CRUXに行って練習している成果が出ていると確信した。
 しかし、ここから様子は一変!。日は出ているものの、まだ陰っているこの壁面だけは岩も冷たく、指先から体温を吸い取られるように指が固まっていく。
 ちょっと悩んでいるうちに指の感覚がなくなってしまった。これは大誤算!。(+_+) 左指を見ると中指が第一関節のところで逆への字になっているではありませんか!。なんじゃこりゃ〜!。それほど、指の感覚がなかったということです。
 それでもいっちゃいます!。あとは気力一発!。ポケットを拾いながら体を上げて最後はてっぺんへ!。やったーー!!!!!!。
\(^o^)/\(^o^)/
 人目もかえりみず、嬉しさを絶叫してしまいました。(^^; 6年目のRP。こんなに嬉しいことはありません。
 ロワーダウンするとオールドクライマーさんが握手をしてくれたのでした。う〜ん、感無量。(/_;)

   
核心を突破したものの、指が寒さで
感覚がなくなり、躊躇している最中の
わたくし(^_^;
  ※アニメーションgifになっています
同じく「がらっぱち」を登る
オールドクライマーさん
  「がらっぱち」マイスターの称号を
与えられた亀さん
ルートを熟知した登りだ

 「がらっぱち」をRPできたことで、目標は次なるステージに移る。
 そう、今度はイレブンルート「スモウ・レスラー 5.11a」だ。今までイレブンルートは取り付いたことはあるものの、見事に撃墜され続け完登したことは一度もない。「がらっぱち」に続いてあわよくばこのルートも、ともくろんでいたものの…。
 「スモウ・レスラー」は1ピン目までは遠いものの、フレークがガバになり1本目まで導いてくれるので問題はない。小ハングの下まで来てレスト。ここではスタンスが広いのでノーハンドレストができる。
 さぁ核心に挑む。ハングの凹角部分には体を安定させるガバがあり、それとハングの中上部にクラックが走っているのを利用してアンダーで保持させながら、ハングの乗り越し右凹角で一旦中継させた後、その左のV字ホールドに手を伸ばし両手で掴む。
 が、ここまで書いていているが、実は僕の場合、その手順でホールドを取らなかった。ハングしたの凹角部分のガバを持ったまま体を保持しリーチを延ばして一気にV字まで届いたのだ。これにはオールドクライマーさんや亀さんも届かなかった。なので「てるムーブ」と銘々された。(^^ゞ
 ここでのポイントはV字の持ち方。V字の谷を持つのではなくて、Vの字の左側に両手を添えるように持つ。左側はホールドが長いのだ。そうすることで体を左に寄せることができ、結果、右足をハングの上に上げやすくできる。
 問題はそのあと。オールドクライマーさんはそのあと右奥の凹角に両足を添えてクリアしたが、ここのルート名であるスモウと付いているように、ルート開拓者のコメントにも「四股を踏んで」とあるので、左足を上げてまさに四股を踏むように体を上げるのがいいように思える。
 と偉そうに書いているが、実はそこまで行けなかった。(^_^; 上記のV字を解読するのに時間がかかりすぎたためだ。RPは次回のお楽しみということにとっておこう。(-。-)y-゚゚゚

   
「てるムーブ」を試す亀さん
しかし、リーチが届かない
  V字型ホールドの持ち方の基本例
左側を持つことで体が左に振られ
右足が上がりやすくなる
クライマーはオールドクライマーさん
  ここまで体が上がったんだけどなぁ〜
右凹角に足をついてオールドクライマー
さんのように登ったつもり…
クライマーはわたくし

 次はオールドクライマーさんの出番。
 「スモウ・レスラー」の隣にある「バトルシップ 5.11d」にトライするのだ。
 1本目のピンは「スモウ・レスラー」と同じ。そこから先は右に進む。サイコロ状の岩を越えてからは、垂壁の壁を登る。下から見ているとホールドなどほとんどないように見える。以下、アニメーションgifをご覧下さい(下画像)。

※アニメーションgifになっています
「バトルシップ5.11d」を登る
オールドクライマーさん

 上部のカンテから右にランジしたところで指先を切り、血が止まらないためロワーダウンして休憩。
 休憩している間に次は亀さんが「あくび 5.10b」をトライする。
 この「あくび」は「スモウ・レスラー」などの岩の裏側に位置する。斜めに駆け上がる通路から登り始めるのだが、「サンデーピクニック」や「もうすぐ上高地」など間隔があまりないため、今回のように並んで登るとなるとお互いとても気を遣う。
 1ピン目まではレイバック気味に引きつけていくのだが、スタンスが甘く、クリップするまで緊張させられる。2ピン目までが核心のように思う。富士山のすそ野のように広がったホールドを持ち、テラスまで上がってしまうともう難しいところはない。
 亀さんは「スモウ・レスラー」でかなり腕がきていたようで2ピン目がクリップできず惜しくも敗退。

 
「あくび 5.10b」をトライ中の亀さん
このあたりが核心部
  「あくび」を上から撮影
狭い通路に私がビレイしているのが見えるでしょうか?

 もう一度、オールドクライマーさんが「バトルシップ」をトライするはずが、指先の切り傷から出血が止まらず、オールドクライマーさんはこの日お役ご免。
 最後に私が最近開かれたルートにトライする。
 位置は「ABC」と「播州レイバック」の中間にある岩。ボルト3本の10m程のルート。ほぼ、垂壁の細かいルート。核心は終了点手前のテラス下あたり。ボンド跡?を指先で耐えながら保持し左上にスカッと抜ける。5.9ぐらい?。

最後に登った無名のルート
右奥は「コケコケ」などがある岩

 帰り際にこれまた最近開かれたルートを見に寄る。
 東壁と呼ばれるピナクル状の岩で前々から気になっていた。スラブ状の斜面には25mのルートが2本と、15mほどるイレブンルートが1本。その右壁には2本の5.10台のルートが開かれている。これは次回のお楽しみにとっておくことにする。
 今回は「がらっぱち」を落とすことができて大満足のうちに帰ることができました。これでやっと眠れるわ。(^_^;