晩秋の芦生
五波峠から櫃倉谷・中のツボ・坂谷
●山 域:芦生
●日 時:2005年(H17)11月20日
●天 候:曇り時々晴れ
●コース:五波峠−中山谷山−P766−(林道)−櫃倉谷川−横山峠−中のツボの滝−櫃倉谷−坂谷−五波峠
●メンバー:panaさん、しんさん、春風さん、PIKKUさん、えりさん、てる
このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください
カシミール3D GPSルート GPSルート地形図 地域の地図は上記をクリック
芦生には四季の折ごとに訪れている。雪が深々と積もる冬。色とりどりの花が咲く春。清流に浸かりながら歩く夏。
今回は一年を通じて一番芦生らしさを感じることができる晩秋の芦生を歩いてきました。
このところ、週末になると雨になるパターンが続き、今回も微妙な天気でやきもきしたが、結局出発することになった。
前夜に自宅を出発。
仕事の関係で僕の出発が大幅に遅れてしまい、みなさんに迷惑をかけてしまった。m(__)m
今回は須後からカヅラ谷へ遡行するというBAKUさん達とも合流。これだけのメンバーが集まると当然宴会となる。(^_-) しんさんが解禁になったばかりのボージョレーヌーボーを持ってきてくれた。えりさんの梅酒もありアルコールには事欠かない。(*^_^*)
BAKUさんとは2年前にやはり芦生で大谷を遡行して以来の再会。BAKUさんがいるとやっぱり賑やかだ。(^^)
そのBAKUさんは今回、一緒に歩くというAさんのために、長距離を歩くという目的でこのカヅラ谷をコースに選んだそうだ。 宴会のお開き後、距離が長いので朝早くに出ると言い残して寝た…はず。が、僕らが起きた7時には車がある。あれれ?。どうやらさらにAさんと話し込んで寝る時間が遅くなって起きれなかったようだ。(^^;
結局、行くだけ行ってみると足早に車を出して行ってしまった。
僕らはいつものことを考えると比較的ゆっくりと支度を始めて、panaさんとの合流点である田歌の遊車道ビレッジライン入口へ向かった。
すでにpanaさんは到着済み。聞くと早くつきすぎて1時間前にいたと…。
五波峠へ向かう途中は雲が立ちこめて鬱陶しい空模様。五波峠に着くと雨がぱらついてきた。車から降りてみなさん挨拶を交わす。
panaさんとえりさんは今回が初めてのご対面。(^^)
今回は沢の徒渉が多いので長靴がいいとpanaさんが勧めるのでそれに従った。
【8時27分】五波峠
道路から東へと延びる尾根に乗っかる。若丹国境尾根だ。よく踏まれた登山道を歩いていく。ブナはほとんど落葉し、モミジも数少ない赤を点々と残すだけだった。
【9時00分】
若丹国境尾根から分かれて中山谷山へと足を向ける。
画像をカーソルを置くと
説明文が表示されます
【9時28分】中山谷山
中山谷山からP766へと続く尾根はブナが多い。新緑や紅葉の時期には色とりどりの葉が埋め尽くす森になるんだろうなとカメラ越しに思いをふくらませる。残念ながら葉は落ちているがそのお陰?で日差しが入り明るい。
【10時04分】P766
中山谷山からP766へもアップダウンは少なく、落ち葉を踏みしめながら会話を楽しんで歩く。
P766に着いて休憩。panaさんから柿が振る舞われる。毎回、ツボを得たデザートにみなありがたく頂戴する。(*^_^*)
尾根伝いにオクノタンへも道は延びるが、今回はここから櫃倉谷川へ下るため、南東の尾根を下る。この尾根がくせ者で、下り始めは幅が広く目指す方向をはずしやすい。事実、僕らも目指す方向より右へと下っていた。panaさんの誘導で左へ左へ。目的の尾根に乗りその先には林道があった。
ただ、林道とは名ばかりで車が入っている形跡はなく、落ち葉が埋め尽くし自然に帰ろうとしている。林道沿いにはあきらめていた紅葉が綺麗な色を演出している。紅葉と落ち葉の絨毯のトンネルだ。ちょうど、ここへ来て天気が回復し晴れ間が見えだしたことも大きい。
panaさんが落ちている木の実を取ってナイフで切った。サルナシという実だという。ペロッとなめてみるとキウイそのものの味。ケンポナシという実も落ちていて、皮を削ってかじってみた。甘渋い。皮は渋く中身は甘い。panaさんが小さい頃はこの実を取ってよく食べたそうだ。その頃は美味しいと思っていたが、今はそれほどでもない様子。
【11時02分】櫃倉谷川との出合
櫃倉谷川が見えると林道が横切っていた。右へ行くと須後。今回は左へ折れて中のツボ谷を目指す。
この林道沿いも紅葉は残っていて、その場所へ着くとカメラを構えてシャッターを切る連続。だから、なかなか前へ進まない。(^^;
林道が終点になる。横山峠への道がわからない。panaさんが言う。「向こう」と。示すその先に道があった。川の向こう岸だ。これは初めてきた人にはわかりずらい。
長らく履いてきた長靴の本領が発揮される時。この川を渡る。panaさんが言うにはいつもより水の量が多いそうだ。ジャバジャバジャバ!。丈の長い僕の長靴でもちょっと危ういくらいの深さがある。みな順調に渡れたが春風さんが犠牲になった。止まっている時間が長いものだから長靴が斜めになって水が入ってしまうのだ。(^^;
【11時33分】横山峠
櫃倉谷川を徒渉し、地形図ではぐるっと遠回りする川をショートカットするように道は尾根をめざす。今日歩いた道の中では一番紅葉が冴えて見えた場所がここ横山峠への登りだった。樹林の間から差し込む光が広く落ち葉の地面を照らしている。みんなが歩いて登る姿を立ち止まって眺めていた。
登りは急だったがすぐに鞍部に差し掛かり、そこが横山峠だった。越えて一気に下ると思わず歓喜の声が漏れた。中のツボ谷だ。落ち葉の絨毯を敷き詰めた…という表現がピッタリとあてはまりそうな素晴らしい情景に一同見とれる。(^^)
【11時37分】中のツボ谷出合到着
ここでもまだまだ艶やかなモミジが至る所で見ることができた。雲が出てきて薄暗くなると、色にコントラストが無くなり冬に近いモノトーンな風景になるが、日が差し込むと一転。素晴らしい色合いが浮き出てくるようだ。
カメラを構えてあちこち見ていると、いつの間にかpanaさんがみなを引き連れて中のツボの滝へ行ってしまった。待ってくれぇ〜。(^^ゞ
中のツボの滝は水量も多く迫力満点!。滝壺の近くまで寄ってカメラを構える。panaさんは以前にこの先へ遡行したことがあるらしい。この先がどうなっているのか興味が沸いてくる。いずれそのうち。
ちょうどお昼を食べるのにいい時間となったので支度を始める。
今回はpanaさんの提案で中華なべを食することに。panaさんが買い出ししてくれた食材をみんなで分けてボッカして持ち込んだ。
マイタケ、椎茸、白菜、豚肉、春菊にぶっとい下仁多ねぎ…。決めは中華麺。寒いのでなかなかグツグツとならないが、湯気が勢いよく出たら蓋を取って突撃!。(^^)
中華だしがよく麺にからまってさっぱりとしたお味で美味しい!。(*^_^*) あっと言う間に1回目のお鍋が空いて、2回目もどっさりと食材を詰め込みできたら食べるを繰り返す。(^^;
お腹がはち切れそうになった頃、櫃倉谷を歩く人が2人。BAKUさんに似てるよなぁ〜なんて話をしていたら、当の本人だった。(^^; 朝寝坊して時間がなくなったので、こちらに変更したらしい。
お二人を迎えて、今度はpanaさん恒例の野点をいただくことになりました。えりさんと春風さんが立ててくれた抹茶はほろ苦い大人の味。panaさん提供のタルトとPIKKUさん提供のチーズケーキを頬張り、さらに抹茶のおいしさを味わうのでありました。(^^)
【14時01分】中のツボ谷出合を出発
まったりと時間が流れる中のツボ谷。時間が許す限り眺めていたい風景。日が傾き始めたことを示すように木の陰が来たときより長くなり始めた。恒例の囲炉裏バンダナショットを撮って坂谷へ向かう。
BAKUさんたちは須後へ帰る予定だったが、五波峠へ行こうと誘って一緒に歩くことになった。
坂谷まではそれほど距離はないが何度も徒渉を繰り返す。
【14時12分】坂谷出合
「坂谷」と表示された道標を見つけた。坂谷への入口。
坂谷は細いながらも水量が豊富で流れ入る枝沢も多い。ブナやトチノキの葉が地面を覆っている。時間があれば座って眺めていたい場所もあったが、余りゆっくりもしていられないので先を急ぐ。
この辺りの岩はぬめりがひどくて長靴では接地感がなく、足をおいた途端にツルッといってしまうことが多くて怖かった。春風さんは沢靴に履き替えたが時折、ツルッといってお尻までドボン!といっていた。(^^;
【15時48分】坂谷源頭
当たり前だが谷を詰めるほどに水の流れは細くなり、稜線が見え出す頃、谷は幾重にも分かれて何処をどう登っても行けそうなので、目の前の急斜面を取り付き登ることになった。沢登りの最後は急坂、藪こぎと相場は決まっている。(^_-)
稜線に出ると「坂谷源頭」と書かれたプレートがあった。
稜線を西に向けて歩くが、朝に通った若丹国境尾根からP747への分岐を、間違ってP747へ行きかけた。GPSを出してみてみるとP747へ向かって歩いていることを示していた。
日はかなり傾き始めていたので、GPSを手に誘導してもらう。すぐに朝歩いたときの目印が見つかり、それからは順調に五波峠へと進む。
進む方向から左手にに太陽が沈み、ブナ林は黄色に染まる。黄昏時の紅葉は昼間の色とは全く違った景色を演出する。
【16時18分】五波峠へ到着
五波峠へ着いてみれば午後4時を回っていた。他に駐車している車はなく終始ほとんど人に会うことはない静かな山を楽しめた。
panaさんとはここで別れて、僕は須後に車を置いているBAKUさんたちを送って、河鹿荘のお風呂へ。
帰りは渋滞にも巻き込まれず2時間あまりで大阪へ着いた。