スノーハイク
桑原橋から三国岳を経て経ヶ岳

三国岳から経ヶ岳への稜線上で出会った風景
 
●山 域:芦生
●日 時:2006年(H18)3月11日
●天 候:晴れ
●コース:桑原橋−三国岳−経ヶ岳−桑原橋
●メンバー:PIKKUさん、てる




このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください

カシミール3D GPSルート GPSルート地形図 地域の地図は上記をクリック

 本来は日曜日に3人で訪れるはずだった。ところが、日曜日は雨予報ということで急遽予定を変更し土曜日にした。というのもまもなく我が家に子供が生まれるため当分山へ入れなくなる。(^^ゞ そんなわけで今回を逃すわけにはいかないので、お二人には無理を言わせて頂いた。お陰で一緒に行くはずだったSUMIEさんは行けなくなってしまった。 ということでこの場をもちましてお詫び申し上げます。m(__)m(^^ゞ

 変更した土曜日は丸一日晴れ予報。(^^) PIKKUさんと合流後、名神高速を京都東ICで降りて湖西道路から477号、そして367号線へと走る。2日前に土砂崩れがあり367号線は梅の木から北へは通れなくなっていた。事前に新聞などで知っていたので通行止め予告看板にも納得しながら流した。
 ところが367号線に入ってすぐに、本当に「通行止め」と書かれた看板とおじさんが立っていて「え?ここまでしか行けないの?」と焦ってしまった。車を降りておじさんに「梅の木まで行けますか?」と尋ねると「どうぞどうぞ」と言ってくれた。
 ようするに先まで行くと引き返すのが大変なのでここで、最後通告という意思表示らしい。
 さすがに高島市へ抜ける車がない分だけ道路はガラガラ。梅の木で橋を渡り桑原橋に着いたのは7時10分頃だった。

 心配された路面凍結もなくたどり着いたが、辺りは一面雪。春の陽気が漂う大阪から1時間半ほどでこれほどの雪がまだあるとは、頭では理解しているのだが、現実を見るとやっぱりすごいと思ってしまう。 支度を調えて出発。

桑原橋付近 徒渉しなくてもいいところを渡ってしまった図
画像をカーソルを置くと
説明文が表示されます
下壺近くの登山口へ向かう林道

【7時18分】桑原橋を出発
 川沿いに延びていると思われる林道を歩く。「思われる」とは雪が積もって定かではないからだ。ちなみに今回のルートはほとんど初めて歩く。
 まだ新しい足跡がついている。先客がいるのかな?と思っていたら、イワナ(鮎?)釣りの人の足跡だった。桑原橋への道中も川沿いには竿をたれる人の姿があちこちで見られた。
 途中で御林谷が横切る。本来は橋があるのだが、それがわからなくて渡らなくてもいいところを徒渉してしまい、靴をぬらしてしまう。(=_=;)
 夏道はエアリアからすると下ツボ谷に近いところから尾根沿いに入って行くみたいだが、その手前の小さな沢沿いを登ることにした。とはいうもののすぐに夏道のある尾根に合流。 見上げれば靄の背後に青空が見える。

半袖と雪(^^ゞ
 


夏道のある稜線へ向かって登る











 風がなく、すぐに暑くなり半袖スタイルに変身!。雪と半袖。画像を見る限りでは理解に苦しむが現実はこれでちょうどいい。(^^ゞ
 尾根に上がると細いながらもブナが見られるようになり、靄の間に日が差し込んでくる。ちょっと幻想的な風景だ。
 しばらく歩くと急な坂になっていて、それを登り振り返ると素晴らしい風景があった。
 panaさんがホームページで載せていた見晴らしのいい場所だった。ちょうど古屋への谷沿いに靄が溜まり雲海になっている。PIKKUさんに「早く!。素晴らしい風景だよ!」っと即す。

幻想的な尾根道

古屋へ向かう谷沿いに靄が浮かぶ
 
地形図とコンパスを見比べるPIKKUさん





百里ヶ岳(左)方面は雲海が広がる



 三国岳の山頂近くは結構な急斜面で、ワカンのPIKKUさんは歩きにくそう。そこは僕のカンジキが雪をけり込みやすく段差を作りやすいので先頭をかわる。 杉が行くてを遮るように立ち、それを避けるように歩くが、そんなところに限って、雪の下は空洞になっていて、踏み抜くことしばし。足が抜けなくてもがく。
 県境尾根まで来ると今までの風景が一変。大きなブナの木が固まって共存しているようなそんな場所に出て来た。以前、矢問さんとBAKUさんと3人で大谷へ沢登りに来たときこの三国岳を登っているのだが、そのときとは全く様子が違う。雑木に笹が生い茂る見通しのない印象しか残っていなかったがこんなにいい場所だったとは。
三国岳周辺は気持ちのいいブナ林が広がる




山頂へは空荷でピストン

【10時03分】三国岳山頂
 三国岳を目の前にして、経ヶ岳への尾根の分岐で荷物をデポし空荷でピストンする。
 以前来たときは周り一面笹の原でほとんど何も見えなかった。その時に矢問さんが「雪の時期に来たときはすっきりと見えたのに」と言っていた言葉が思い出される。確かにそう。雪の時期は笹が押さえられていて周りはすっきりとしている。
 ただ、展望はそれほどではなく、これから歩く経ヶ岳への展望が開けているだけだった。そんなんで恒例のバンダナショットを撮影してすぐさま戻る。

経ヶ岳への展望を眺める

















三ボケへの谷は芦生の雰囲気が漂う


正面が経ヶ岳



経ヶ岳へは細尾根が続く



【10時21分】分岐から経ヶ岳へ出発
 お昼にはまだ早いので、持ってきたレモングミとチョコレートで気持ちをリフレッシュさせる。
 再び荷物を背負い出発。南東へ延びる尾根道はずんずん下り細くなる。なだらかになったところで右手に、先ほどの三国岳から天狗岳へ続く尾根がはっきりと見えだす。
 尾根の反対も見晴らしがいい。比良山系の北東側は雲海が立ちこめて琵琶湖を覆い尽くしているように見えた。その先には鼻先だけ出した大きな山が見えた。PIKKUさんと能郷白山?それとも伊吹山?と相談するが結論はでず。帰宅してからカシミールで確かめてみるとなんと白山だった。芦生から白山が見えるとは思っていなかったので、帰ってからちょっと感動した。(^^)




白山が見えた!






経ヶ岳への尾根道

 尾根は一度緩やかながら左に振るように続いていて右へ曲がっている。これが後々頭の中のコンパスを狂わせる原因になってしまった。
 すぐに小さなピークにたどり着き、尾根が2方向へ分かれていた。このピークを何故か経ヶ岳とP733へ分ける場所だと思いこんでしまう。なのに経ヶ岳へ向かうルートは正確に読めた。ここらへんがおかしいところ。(^^; 小さいピーク毎に進路を変えて、最後は経ヶ岳への急斜面をPIKKUさんと交代でトレースを付けていく。この登りは厳しかった!(>_<)
 登り切ったところにブナの大木があり、そこが経ヶ岳だった。ほとんど展望はなく、歩いてきて三国岳からの尾根が木々の間から微かに見える程度。葉が茂る時期ならまったく見通しはきかないだろう。





経ヶ岳への登り

【11時52分】経ヶ岳到着
 よっこらしょ!っと荷物を降ろしてお昼の準備に取りかかる。
 食材の準備はPIKKUさんにお願いしていたのだが、何を勘違いしたのか水を持ってくるのを忘れていた。仕方がないので、その辺にある雪をかいて鍋に放りこむ。(^^;
 じっとしているとやっぱり寒くなる。半袖モードだったスタイルをやめて持ってきた長袖シャツとフリースを着込む。そのころにラーメンが出来上がった。今日はPIKKUさんが卵と野菜を持ってきてくれたので、ちょっとゴージャス。
 熱いラーメンが非常にうまい。山で食べるラーメンって何でこんなにうまいのだろう。 あっと言う間に平らげて一息つく。周辺を見回してもさして変化のない風景に数枚デジカメで撮影しただけで、あとは何もすることがなくなった。
 ここからイチゴ谷山へはずっと県境尾根が続いている。反対に岩屋谷へも尾根が延びている。矢問さんとMICKEYさんが歩いた記録を思い出した。見える限りでは歩けそうな尾根だが、矢問さんの記録では崖の連続とか。


御林谷と丹波谷の間の尾根へ向かう

 【13時07分】経ヶ岳を出発 
 帰路はお茶屋跡からダイレクトに北へ桑原橋まで下るつもりで戻っていた。
 お茶屋跡の付近は小さなピークが立ち込み位置が掴みにくい。無雪期だとトレースが見えてわかるのだろうが、雪が覆うこの日は桑原橋へ向かう道がわからなかった。
 途中でスノーシューの跡を見つける。僕らが経ヶ岳へ向かっている間に通ったようだ。
 頭の中ではお茶屋跡はもっと先にあると思っていたので、このスノーシュー跡が、これから下ろうとする桑原橋への尾根道から来たとは思えなかった。
 そのまま来た尾根を戻り、御林谷と丹波谷の間の尾根との合流点から、さらに西へ進んだところにある尾根が下山路だと思いこんで下った。
 ところが東に見える尾根が異様に近い。おかしいと気づき、GPSで確認して違う尾根を下っていることに気が付いた。だが、今下っている尾根がどこかわからない。あとでわかったことだが、地形図を拡大するとポリープのような小さな尾根があり、それを下っていた。
 東側を見ると立派な尾根があり、それが本来下る尾根だろうと谷をトラバースし高度を保ちながらその尾根に取り付いた。が、GPSを見るとこれも違う(これが御林谷と丹波谷の間の尾根)。そうだ。本来歩く尾根はさらに東の尾根だったのだ。
 尾根を登り返し三国岳からの歩いたトレースまで戻り、また南へ下る。
 さきほどのスノーシュー跡が僕らが歩くルートを来ていたんだとそのときに気が付いた。このスノーシュー跡がなければもう少し迷っていたかもしれない。(^^;

桑原橋への夏道を歩く





最後は尻セードで締めくくり(^^ゞ

桑原橋から経ヶ岳への登山口

【15時18分】桑原橋到着
 あとはトレースに従い尾根を下るだけ。高度を下げると徐々に雪が無くなり地面が見えだしてきた。今日は暖かかったが一日で一気に溶けるわけではないので、登ってきた尾根とは雪の付き方が違うのだと思われる。
 あまりに雪が減ってきたので、途中でカンジキをはずして歩く。
 すると再び、雪が深くなる。もう付けるのは面倒なのでツボ足で歩くが足を取られて転倒の連続。
 行程が長かったことや迷ったりしたので、小屋が見えたときは心底ホッとした。
 桑原橋まではそこからすぐのところだった。
 PIKKUさんも僕もザラメ雪のせいで靴は中までべちゃべちゃに濡れていた。脱ぐと安堵のため息が出る。(^^;
 このエリアだといつも行く温泉は、くつき温泉と決まっているのだが、土砂崩れで行けないので、PIKKUさんの提案で、湖東にある「みずほの湯」で汗を流すことに。
 しかし、湖東へ回ると地道は大渋滞。しかも、名神が事故で渋滞し疲れが増した。(=_=;)

 芦生周辺の尾根が集まるところは複雑に密集していて方位が掴みにくいです。今までも何度か迷わされました。
 読図のレベルを上げる努力が必要だと実感しました。
 とはいうものの芦生らしい風景を今回も見ることができて満足の一日でした。(^^)