大人の遠足<芦生編> 須後から雷杉・芦生杉へ


大人の遠足<芦生編> 須後から雷杉・芦生杉へ

●山 名 芦生 
●エリア 京都府
●日 時 2009年(H21)5月31日
●天 候 小雨のち曇り
●メンバー マッキーさん、ぎっちょん、はせDON、シオちゃん、てる
●コース 須後 9:09
灰野 9:45
P730南側芦生古道合流 11:07
大段谷山との分岐 11:25
雷杉 12:49−13:22
芦生杉 13:34−14:00
佐々里峠 15:15





このホームページ内の記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします




 「大人の遠足」とは山とは無縁な友人と山を登る企画名。
今回は第4弾。まぁ第4弾と言っても6年で4回目なので1年に1回もない企画なんですけど…。

 今回の山行は芦生。4月の雷杉エリア山行に続いて今回も同じく雷杉と巨大芦生杉を見てもらおうと企画をたてました。
 今回は4月の佐々里峠からのピストンではなく、須後からトロッコ道、灰野谷の登り、そして雷杉と巨大芦生杉というルートです。

 大阪を6時に出発し2台に分乗して、まず佐々里峠へ。
 天気予報は午後から天気は回復するということだったが、大阪を出発時は雨。
佐々里峠は小雨のガス模様。そして出発地、須後は雨だった。

 出だしから雨具を着て出発。
 おっと、メンバーの紹介。

 ○マッキー あの槇原敬之に似ていると自他共に認めるそっくりさん。MTBで体を鍛えているが数日前に足首をねんざしている。
 ○ぎっちょん フィットネスに通うスポーツマン。体脂肪率はメンバー中最高良値?。
 ○はせDON フィットネスに通うスポーツマン×0.4 0.3くらい。(^^; 今回のキーマンとなる。
 ○シオちゃん MTB乗りで鍛えていたのは過去の話とご本人談。


 京大研究林事務所前の入林届けBOXで入林届けを出して、先へ進む。
 以前はなかった、トロッコ軌道車両が外へ止まっているのが見えた。
すぐにでも動きそう。動いているところを一度見てみたいなぁ。





 



 シトシトと雨が降る中を雑談しながらトロッコ軌道を歩く。
 この数日前にMTBに乗っていて、足をひねったというマッキーの具合が心配だったが、当の本人は苦もなく歩いている。
ひねったことで今回の企画も危ぶまれたが、この歩き方を見ていると本当にひねったのか疑問に思えてくるほど。(苦笑)

 雑談しながら歩いていると、灰野に到着。
 しかし集団は止まらない…。おいおい止まれ〜!。ここが分岐です。「さすがリーダー。言ってくれへんかったらこのまま進んどったわ」と。

 ここから灰野谷沿いに延びる登山道を歩く。
 最初は杉の植林帯の尾根をジグザグに直登。それから尾根を灰野谷へ緩く下り灰野谷沿いを歩く。
 少し登ったところではせDONにアクシデント。 
立ちくらみがすると言って立ち止まってしまった。初めての山登りで緊張と寝不足がたたったか?。
 このあとも時々立ち止まり・歩くを繰り返し登ることになる。




トロッコ軌道から灰野谷へ 灰野谷沿いの道を歩く


左上 灰野から初めてのジグザグ坂
右上 プチやばいガレた斜面
左  尾根から沢へ下り近づく
左下 錆びる道標
右下 徒渉は慎重に


 灰野谷を徒渉するかどうか、迷いやすい箇所がある。 間違って徒渉し隣の谷へ迂回するように踏み跡があったりしてプチ迷い。

 ここへ来て、「奴」に遭遇する。
 地面を見ると何やら動いている。よく見ると尺取り虫?。 ???。 
うわっ!ヒルだ!。
鎌首を上げて待ちかまえている。辺りを見るといるわいるわ、止まっていたらどれだけ寄ってくるかわからない。
 芦生にもヒルが増えたとは聞いていたが、まさかここまでとは…。 
雨降りと谷沿い。時期も重なってヒルには絶好の活動期という訳。 まさに「飛んで火に入る夏の虫」とは僕らのことかい!。
 このあとも、縦横無尽の強制献血攻撃に遭い、5人で6箇所(後日はせDONが3箇所噛まれていることがわかり合計8箇所)噛まれてしまう有様…。


灰野谷から尾根に駆け上がる分岐には親切な黄色テープがある



灰野谷沿い別れて
道は急斜面を駆け登る
 
はせDON 苦しんでます(笑)
 
登山道にも倒木が…
 
芦生古道との合流地点
 
「ばん」取り跡


 灰野谷から尾根に乗るまでは斜度がかなり厳しく、つづら折れで標高差にして100mを一気に登る。
 登りきった尾根には「芦生古道」と書かれた道標があった。芦生古道。とても気持ちがそそられる道。ぜひ歩いてみたい。
 尾根を歩くと、ブナが多く見られるようになる。ガスが一面に広がり幻想的な雰囲気。晴れもいいがこんな風景も好きだ。

 大段谷山との分岐にさしかかり、その先で休憩を取る。
 さっき、足首にチクッときたのでそれが気になっていた。
スパッツを取り、雨具をめくり、ズボンをめくると… 

やられた。

長さ3cmほどのヒルが6cmほどに成長している。僕の血を吸って…。
 持ってきたスキンガードを吹き付けるとコロッと取れてお亡くなりになった。 しかし、このあと血が止まらずにズボンは血だらけになった。
 その他、雨具のズボン上にも一匹。それを見た友人が自分たちの服にも付いていないか探す探す。
 取っても取ってもいつのまにか付いてくるヒルに全員げんなり…。








ズボンを這うヒル君
 
「明日は我が身」




















 尾根に上がる頃になって雨はやみ、ガスは取れないものの明るくなり、少しずつ回復していくのがわかる。
 前回歩いた、佐々里峠での分岐からショートカットを今回も歩く。
 再び尾根に合流してからは、たくさんのグループと出会う。みな雷杉、巨大芦生杉を見に行く人たちだろうか。

 順調に歩き続け、雷杉に到着したのは午後1時前だった。 ここで昼食とする。
 歩いている間は半袖でもいいくらいだったが、止まると汗と湿度で衣類が乾かず寒くなってくる。
 たまらず、コーヒーを湧かして暖を取る。

 一段落したところで、再び歩き始める。今度は最終目的地の巨大芦生杉へと向かう。


雷杉の中で見上げるぎっちょん







 一組のグループが先行している。 一人が雷杉で荷物を見て待っている。どうやら戻ってくるようだ。
 僕らも尾根を忠実に下る。 さすがに1ヶ月前に歩いたばかりだったので、気持ちに余裕がある。
 しかし、前回と違うのは葉が茂っていること。 4月はまったく冬枯れ状態だったので見通しが良かった。

 次々に現れる巨大芦生杉。みな「ほ〜」「へぇ〜」「はぁ〜」と見上げている姿が同じで面白い。

 ここへ来て、少しずつ日が差し始めた。靄っている中へ日が差すと緑がとても映える。
前半は雨でどうなることかと思ったが、ここへ来て我慢して歩いてきたご褒美をもらえたよう。

 最後にこのエリア一番の芦生杉に会いに行く。 
さすがに以前来たときより踏み跡がしっかりしたような気がする。それだけ雪が溶けてから訪れる人が増えたということだろうか。
 緩やかな尾根に幾筋もの谷が生まれ、山を削っていく。
その谷は急ではなく、やはり緩やかでしかもカーブを描いていたりする。それがまたこの辺りの地形を複雑にしている。 
 一つ一つ、4月の風景を思い出しながら歩くこと少し。

 あの芦生杉と再会。


このエリア一番の芦生杉




巨大芦生杉の周辺は樹海のよう



折れて自然に戻る杉を撮るはせDON


折れた杉の大木


上画像の折れたところ拡大


 時間も時間なのであまりゆっくりもしていられず、後ろ髪を引かれるようにこの場をあとにする。
 来た道を忠実に戻り、雷杉、尾根道、P840を経て佐々里峠へ着いたのは3時を回っていた。
長かった山歩き。みんな無事に戻れてホッとした顔をしている。お疲れ様。






 須後に置いた車を回収するために駐車場へ寄る頃になって、空を見上げれば気持ちいい青空が顔を覗かせている。
 おいおい、今頃かよ〜とつぶやいたのはいうまでもない。

 帰りに「河鹿荘」へ寄って一日の疲れを洗い落とす。
 僕は吸われた箇所が、一時的に血で固まっていたのに、お湯で洗い流され再び大出血!。
ヒルに血を吸われると血が止まらないとは聞いたけどこれほどとは…。 
 フロントで絆創膏をもらい無理矢理止血。

 今回は雨が降る中の歩きや、はせDONがめまいを起こしたり、ヒルの熱い接吻をいただいたりとアクシデント満載でしたが
終わってみれば楽しかったということで、良かった良かったで終わりにしたいと思います。