御殿山コースで武奈ヶ岳
御殿山コースで武奈ヶ岳

御殿山コースで武奈ヶ岳
●山 域:比良山系
●日 時:2005年(H17)9月23日
●天 候:曇り時々晴れ一時雨
●コース:明王院登山口−御殿山−武奈ヶ岳(ピストン)
●メンバー:てる単独




このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください





地主神社から明王谷を渡る 登山口にある道標


 高島市には祖母の実家があり、武奈ヶ岳のお膝元にある沢筋は3回登り、近くの芦生へ行くときは通過点として素通り。こんなに近くを通っているのに一度も登ったことがなかった。
 雪の時期の下見も兼ねてサクッと登ってきました。

 早朝に自宅を出て名神を走り湖西道路から坊村入り。天気予報は午前中は曇り一時晴れということだったが、湖西道路からも比良山系はガスで覆われていて見えず。

 地主神社前へ車を止めて支度を始める。ちょうど、テン泊装備の男性が先に歩いて行った。先に歩いてもらうと少し心強い。


スギの植林帯の中を道はジグザグに登っていく
 

【6時14分】地主神社前を出発
 明王谷に架かる赤い橋を渡って明王院の前を通り過ぎる。大きな道標があり「御殿山コース」と書かれている。
 のっけから急坂が始まる。スギの植林帯を縫うように葛折りに道が登っている。地形図を見ても等高線がギッシリと詰まっている。ずっと葛折りでこの急斜面をクリアしていく。

 途中で先発していたテン泊装備の男性が休憩していた。
 彼を抜いたあと急に蜘蛛の巣が体に付く。この時期の先頭は嫌だ。(~_~;)
 南から合流する尾根に乗っかると急に傾斜は柔らかくなり一息つく。ここまで来ると一面ガスっていたところに時々日が差すようになってきた。天気が回復してくれるのはありがたい。


急坂を登り切った尾根


 歩いていると道の先に何やら動く物が。よく見ると猿!。こっちをじっと見て伺っている。…と思っていたら、今度はその手前をキジがスタコラサッサと横切っていく。これはもしや鬼ヶ島への入口か?と思ったがあと犬がいなかったので実現しなかった。(^^;


キノコの一種?


 いつの間にか植林帯からブナが多く見られるようになり、日も差し込んで気持ちのいい朝!って感じを味わう。
 途中の谷沿いではトリカブトが青紫の所々で群生していた。

【7時43分】展望のいい場所
 レスキュー用の看板がある展望のいい場所に出てきた。救急の際はここがヘリコプターへの救出場所になるようす。 ここからは西側がよく見えて鎌倉山など安曇川を隔てた山並みがガスを巻いて居座っている。


朝日が差し込む



鎌倉山…と思う(^^; 鎌倉山から北へ続く尾根


もうすぐ武奈ヶ岳


【7時58分】御殿山
 御殿山に到着。武奈ヶ岳が見えた!。\(^o^)/ 一息つこうかと思ったが、ハエの大群に遭い、息をしていると鼻から吸い込みそうなので急いで先を急いだ。

 下ったところがワサビ峠。中峠へ向かう道、そして微かに踏み跡が残る梅木町への道に分かれる。
 少し登り返すと見晴らしのいい西南稜から武奈ヶ岳への稜線が一望できる場所に出る。時よりガスが山頂を隠すが概ね視界良好!。(^^)
 沿道にはリンドウやアキノキリンソウ、ナデシコ、トリカブト、アザミがなっている。
 しかし、トリカブトなどは蜂が多くとまって蜜を吸っている。登山道の途中では大きなスズメバチが巡回するようにゆっくりと飛んで樹林帯に消えていった。この時期は蜂が怖い。今年はこのエリアでも蜂に刺された人が多くいるそうだ。


リンドウ ナデシコ


トリカブト アキノキリンソウ


御殿山コースで武奈ヶ岳


【8時45分−9時01分】武奈ヶ岳山頂
 気持ちのいい稜線上を登り詰めてピークへ。山頂に着いた!と思ったら山頂はその先だった。(^^ゞ
 誰もいない山頂に到着。早速記念撮影。まだこのときはガスに巻かれていなかったのでそこそこ展望が望めた。
 近いのに見慣れない展望に山座同定で位置を確かめる。が、とたんにガスがそれらの山を覆い始め、瞬く間に展望は閉ざされた。
 しばらくガスが取れるのを待ったが、黒い雨雲が近づいてきたので、あきらめて下山することに。今年はこんなのばっかり。(-.-)

 来た道を戻り御殿山まで来ると、最初に抜いたテン泊装備の男性がリンゴをむいて食べていた。仲間と望武小屋で待ち合わせているそうだ。


御殿山コースで武奈ヶ岳


 順調に下っていると、登ってくる人が。伊能さんだ!。「早いなぁー」と声をかけられた。伊能さんは冬山に備えてトレーニングのよう。
 このあとも「ススキはありましたか?」とか登り始めの厳しい急坂では「あとどのくらいありますか?」とか尋ねられることしばし。こんなにお天気が悪くなってきているのに30人近い人とすれ違った。
 その登り始めのあの急坂を今度は下る。上部は粘土質の土に岩が露出していて滑ること滑ること。慎重に下った。
 長い坂道を終えてやっと明王院前まで帰ってきた。明王谷に架かる橋からは緑の葉が谷を覆うようになっている。紅葉の時期はとても綺麗だろうな。


何というキノコでしょう? 毬栗もたくさん落ちていた


明王院


【10時45分】地主神社前に到着
 地主神社前には出発時に一台もなかった車が5台ほど駐まっている。
 着替えをして帰路につく。時間があれば比良の温泉、比良トピアへも寄ってみたかったが、午後から用事が待っているので汗くさい体のまま自宅へ戻った。(^^;


明王谷は紅葉の時期が楽しみ


 初めての武奈ヶ岳はお天気が良くなかったせいもあって、淡々と登ってしまいました。
 このエリアを以前から知る人は、昨年の春に比良ロープウェイが廃止になったことで武奈ヶ岳周辺は人が少なくなったと言っています。
 山頂では目に見えにくい所にゴミが散乱し放置されたままでした。たくさんの人が山に入ると言うことはそれだけ無造作な人も増えると言うことで、そう考えると廃止されたことは不便だけれど山にとっては良かったのかな?と思えてしまいます。
 今度は雪の武奈ヶ岳に登ります!。(^^)