男女6人秋・段ヶ峰物語  男女6人秋・段ヶ峰物語

●場 所:段ヶ峰(だるがみね)
●山 域:播州
●日 時:1999年(H11)11月7日
●天 候:快晴
●標 高:段ヶ峰1103m、フトウガ峰1082m、達磨ヶ峰912m
●地形図:生野・神子畑・長谷・但馬新井(1/25,000)
●コース:生野荘−達磨ヶ峰−フトウガ峰−段ヶ峰−千町峠−籏ノ谷−生野高原CC入口
●メンバー:矢問さん、おはりこさん、ともさんご夫婦、僕と嫁さん



男女6人秋・段ヶ峰物語
○青色−山行コース
○白色−林道






男女6人秋・段ヶ峰物語
生野荘前の駐車場


 気になっていた天気は1週間前では晴れ。3日前の天気では雨!。前日も曇りのち雨の気をもむような天気予報。しかし明けてみれば… みごとな晴天!。雨どころか終始晴天の下、今回も前回同様、囲炉裏のメンバー(行者還岳とは違うメンバー)で段ヶ峰に登ってきました。

【6時20分】
 大阪の自宅を出発。中国縦貫道に乗り西へと快調にとばす。季候のいい日曜日とあって観光目的らしき車やブレザー姿のいかにもゴルフ目的らしき車をバンバン抜いていく。
 時間に余裕があったので福崎ICを降りてから播但道には入らず、一般道を走る。日曜日のためかとても空いている。トントン拍子で国道312号生野まで来た。
 国道を左折し西へ。途中でトンネル工事をしていた。ほぼ完成状態。このトンネルができると登山口へは出口から右へ少し戻ることになる。

 快調に車を飛ばしていると生野高原CCへ入る看板があり、「関係ないわ」と通り過ぎようとするとうちの奥さんが「矢問さんいてるよ!」と言う。
 あわてて見てみるとみなさんすでにそろっていた。(^^;ハヤイ
 国民宿舎生野荘へはこのゴルフ場への入口を入っていくらしい。矢問さんは僕がそんなこととは知らずに通り過ぎるだろうと読んで立って待っていてくれたらしい。(^^;オミゴト


男女6人秋・段ヶ峰物語
達磨ヶ峰近くから栃原川を囲む山域を眺める


 みなさんとご挨拶した後、生野荘へ向かう。この生野荘は現在閉鎖中とのことで建物前でフェンスがしてあった。
 10台ほどおける駐車場に車を停める。すでに登山者らしき人のクルマで駐車場はいっぱい。

 【8時30分】生野荘出発。
 支度を整え、案内板横から伸びる登山道を登り始める。
 雑木林の中を延々と続く坂。ハイキング気分でと思って気軽に登り始めたがこれがどうしてなかなかしんどい。一気に350mも登る急坂で11月とは思えないほどの日差しも手伝ってか一気に汗が吹き出てきた。
 30分ほど歩くと次第に立木が少なくなり熊笹とススキが広がり始めた。とたんに展望がよくなり後ろを振り向くと9月に登った千ヶ峰が見えた。眼下にはゴルフ場も見渡せる。


男女6人秋・段ヶ峰物語 (左)もうすぐ達磨ヶ峰

(右)達磨ヶ峰の山頂プレート前で記念写真。
男女6人秋・段ヶ峰物語


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コンパスと地形図の見方を
実演する矢問さん


 【9時30分】達磨ヶ峰到着。
 達磨ヶ峰にはすでに年輩のグループが休憩していた。僕たちも休憩をとる。どっとかいた汗でシャツはびっしょり。稜線に出ると乾いた涼しい空気が流れ気持ちがいい。

 ここで矢問さんの講習が始まった。コンパスの使い方や地形図の見方など実際に見える山を目標にして確認してみる。すると目標の位置にその通りの山があって一同おぉ!と感心していた。(^^)
 展望は南西の方角がよく見える。プレートを前にみんなで記念撮影をし出発。




男女6人秋・段ヶ峰物語
(左から)平石山から稜線を経て
千町峠を抜けて段ヶ峰へ


男女6人秋・段ヶ峰物語
笹の原を歩く。これぞ段ヶ峰を登る醍醐味。


 ここからはなだらかな稜線を歩くのでとってもらく。しかも展望がいいので眺めながら歩けるとあって気分も爽快。
 915mのピークを過ぎた辺りからフトウガ峰、そして段ヶ峰へと続く稜線が見え始める。雄大な景色。

 【10時15分】最低コル通過。
 再び、地形図の確認作業。
 ここを通過する前に通った915mと次の小ピークの間の小コル?で(ともさん)が「ここが最低コルですか?」と矢問さんに尋ねた。矢問さんはわかっていて曖昧な返事をした。みんなは本当にそうなんだろうか?と半信半疑のまま進んでいったがやがて本当の最低コルに着くと、等高線の間隔からもここが最低コルだと確認し直した。



男女6人秋・段ヶ峰物語
見晴らしのいいフトウガ峰で記念撮影


 【10時50分】フトウガ峰到着。
 最低コルから再び登り坂になり雑木林の中を登る。100mほど上がると熊笹が再び広がり視界が開けるとそこがフトウガ峰となる。
 なだらかに広がるピークなので360度の展望が見渡せる。目的地の段ヶ峰への登山路を歩く人の姿が、米粒を運ぶ蟻のように見える。それほど視界がいいのだ。 ここでも記念撮影をして出発。

 ガイド図で湿地と書かれた場所に来るとなるほど足下がぬかるんでいる。ここから流れ出る水が西へは倉谷川、東へは栃原川の源流となっている。  
 あとは段ヶ峰を眺めながらそちらへ向かって歩く。


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フトウガ峰から少し歩いたところで見えた風景。なだらかな風貌を見せる段ヶ峰そのものです。


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フトウガ峰と段ヶ峰の間にある湿地 段ヶ峰から東の方向を見れば今回の登山コース
フトウガ峰はもとより915のピーク、達磨ヶ峰
そしてその奥には飯森山(右奥)千ヶ峰(中央)も
見える。


男女6人秋・段ヶ峰物語 男女6人秋・段ヶ峰物語
段ヶ峰より北西を眺めると右端の鋭角に尖った峰が須留ヶ峰、中央奥にうっすらとみえるのが妙見山。 段ヶ峰より西方向を眺めると左から千町ヶ峰、その奥にうっすらと見える日名倉山、後山、中央少し右奥には三室山も。



 【12時00分】段ヶ峰到着。
 フトウガ峰に比べると少し狭い山頂だけれど、見晴らしは最高。ここも360度の展望が望める。千が峰、平石山、千町ヶ峰、笠形山、遠くは氷ノ山なども見える。
 ちょうどお昼時ということでここで昼食タイムとする。
 今回は矢問さんがおでんを7人分用意してくれていた。ちくわ、大根、卵、はんぺん、など本格的で出汁も加えて重さは全部で5kg!。それをバーナーで温めてアツアツのおでんを振る舞ってもらった。
 千が峰を眺めながら暖かいおでんを食べれるなんてなんて幸せなんだろう。(*^_^*)
 矢問さんごちそうさまでした。(^O^)/


男女6人秋・段ヶ峰物語   男女6人秋・段ヶ峰物語   男女6人秋・段ヶ峰物語
矢問さんはこの日のためにみんなの分、おでん5kgも担いで登ってくれていました。   壮大な山並みを眺めながらの楽しいお昼   青空をバックに段ヶ峰記念撮影


 
 【13時00分】段ヶ峰出発。
 ここから何故か僕がルート隊長という肩書きのもと、まず千町峠へと向かう。
 先ほど歩いてきた360度見渡せるフトウガ峰からの尾根とは違い、ここは北西の方向しか展望がきかない。 
 道中は鹿の侵食を防ぐためにフェンスが張られていたが、所々支えている木が倒れていたりして機能を果たしているのかちょっと疑問だった。



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鹿の防除ネットをくぐる 千町峠にある山小屋。
林道は整備されつつある。



 千町峠からは林道を歩かず籏の谷という谷筋を降りていきました。林道が工事中という関係もあってなかなか位置が確認できず、矢問隊長がかなり考えあぐねた末、この谷筋を降りることにしました。
 悪戦苦闘のシーンをサムネイル風にアレンジしてみました。ご覧ください(写真をクリックしていただければ拡大します)。



男女6人秋・段ヶ峰物語 ルート探しに時間がかかり、これだろうと目星をつけて降り始めました。
男女6人秋・段ヶ峰物語 この先待ち受けている試練をこのときは知る由もない…。
男女6人秋・段ヶ峰物語 矢問さんが先の見通しを確認しに行くたびに、みな不安そうな顔をして待ちます。
男女6人秋・段ヶ峰物語 落ち葉の積もった斜面をトラバースするのは思った以上に怖く木の幹を持つ手も力が入ります。
男女6人秋・段ヶ峰物語 この先どうなるんだろう?
男女6人秋・段ヶ峰物語 斜面を降りるときは決まって誰かの悲鳴が木霊する…。
男女6人秋・段ヶ峰物語 やっと谷筋に降りれたと思ったら、なんと倒木伐採で行く手を遮られているではありませんか!。
男女6人秋・段ヶ峰物語 しかし、この倒木を越さなければ帰れない。みな先に進む人の後をついていくだけ。
男女6人秋・段ヶ峰物語 この木が折れたら…。なんて思って体重をかけることは何度あったことか。
男女6人秋・段ヶ峰物語 林道を見つけた矢問さんの声に急に元気づくみんな。もう必死のぱっち。
男女6人秋・段ヶ峰物語 無事、林道を見つけて笑顔で下るのでした。ちゃんちゃん!。歩いてくるのはともさんご夫妻。



 矢問さんがあちこち探してこれだろうという沢筋を降り始める。
 今までとは違い、鬱蒼と茂った雑木林の中、はっきりとした登山道ではないところを降りてゆく。
 足場の悪い所を下ってゆくのでみなあちこちで、ズルズル、キャー!、ドン!と悲鳴や音が聞こえる。(^^; 特におはりこさんはそれに加えてつかんだ木々までも折りまくり、中には折った木が自分の頭に当たるという秘技まで披露してくれた。(^^;

 下るに従って谷への傾斜がきつくなり足下がおぼつかなくなると、進むスピードも目に見えて遅くなる。
 しかも、150mほど下ったあたりから杉の伐採倒木でまったく道がなくなってしまった。

 素人衆をまとめて面倒を見なくてはならない矢問さんはこの状況においてさぞかし困ったことだろうと思う。
 みんなを残して先に探査しに行き、大丈夫だったら来てもらうというパターンで行動したのでなかなか前へ進まない。この時期、日は早く落ちるしさすがの矢問さんも焦り始めてきた。

 そうこうしているうちに矢問さんが左の尾根に乗れそうなのを見計らって急斜面を登りそこでやっと道を見つけた。
 それからは遅れた時間を取り戻すように早足でどんどん下る下る。左から合流する谷筋の付近まで来るとお地蔵様があった。
 みなこれまでの恐怖の体験?を無事に済ませることができたことを感謝するように真剣に手を合わせていた。
 道は登山道からアスファルトに変わり、風景も雑木林から田んぼや民家に変わって心にも安堵感が広がってゆくのがわかる。

男女6人秋・段ヶ峰物語 男女6人秋・段ヶ峰物語
鬱蒼と茂った杉林の中にあったコケモモ? 下ってくるとこの看板が立っていた。
やはり通行止めだったんだ!
と思っても後の祭り。


男女6人秋・段ヶ峰物語
意気揚々と林道を下る


 【16時35分】ゴルフ場入口到着。
 早足の矢問さんとおはりこさんは二人でかなり先を歩いていた。
 朝、僕たちが合流したゴルフ場入口まで来たときに、矢問さんが一人で先に車を取りに行ってくるから待っていてと一人、急坂を登っていったらしい。

 もう何から何まで矢問さんにおしつけてしまった。神様、仏様、矢問様。もう足を向けて寝れません。(^^; 
 日も暮れて、少し寒くなってきた頃、矢問さんがマイカーで降りてきました。さすがの矢問さんも生野荘までの急坂はバテたそうで、本当にご苦労さまでした。<(_ _)>
 その車に男性だけ乗せてもらい、再び生野荘へ向かい僕らの車を取りに行き、女性陣の待つゴルフ場入口へと戻ったのでした。

 それからはたっぷりかいた汗を流そうと黒川温泉へ行き、ゆっくりと登山の疲れを癒したのでした。


男女6人秋・段ヶ峰物語 矢問源氏さんのホームページ
(ご一緒しました矢問さんも今回の模様をホームページに紹介されています)