●山 名 段ヶ峰
●エリア 兵庫県
●日 時 2009年(H21)1月4日
●天 候 曇りのち晴れ
●メンバー pikkuさん、高やん、蓮さん、Tさん、てる
●コース 生野荘跡 8:17
達磨ヶ峰 9:35
P915 9:57
最低コル 10:46
フトウガ峰 11:41−13:32
生野荘跡 15:51




このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください





 昨年後半期から世界を襲った戦後最悪の不況。年末年始は沈んだ話題ばかりしか出てこない。
 暗い話題はさておいて、今年一本目の山行。それは待ちに待った雪山登山!。今回はpikkuさんの企画で段ヶ峰となりました。

 雪山を始めて数年。3シーズン用登山靴しか持ってなかった僕は、雪山でも同じ靴。
行程の後半になると靴の中が濡れて非常に辛い思いをしながら歩いていたのだ。
 昨年末、思い切ってやっと冬山用の靴を購入(というか遅すぎ)。
購入したのはハンワグのクラックセーフティ。いくつかの靴を履き比べ、財布の中身も比べてのベターな選択?をしたと思っているのだが(苦笑)さてどうだか。 
初めての冬山靴はいかに?。

 今回のメンバーは蓮さん、高やん、Tさん、pikkuさん。
 早朝に嫁さんの実家を出発し、それぞれの集合場所で合流後、現地へと向かう。

 年末から年始にかけて寒波が到来し、関西でも日本海側は雪が降り続く日々。
2日前の矢問さんの山行報告には大野山が20cmもの雪が積もったとあった。段ヶ峰はどうなっていることやら。

 播但道へ入り、北へ向かうほど、見える山の山腹には雪が見え始め期待が高まる。と同時にノーマルタイヤの僕の車は路面の凍結が心配になってくる。
 チェーンを付けずにたどり着けたが、生野荘跡の駐車場が少し高いところにあり、その登りが凍結していて登れず、道沿いに車を止める羽目になってしまった。


生野荘跡の駐車場にある登山口


 辺りはすでに20cmほどの雪が積もりゴルフ場は真っ白け。
 空を見上げれば、もこもこした雪雲が上空を通過してゆく。
中国道では晴れていたので、ちょうどこの辺りが晴れと曇りの境界のようだ。

 支度を調え出発。来た道を少し戻り生野荘跡まで来たとき、除雪車が駐車場の雪を除雪していた。
えぇ?なんでこのタイミング…。もう少し早くしてくれていたら車で登れたのに!。(苦笑) もう車を取りに行く気もなく除雪車を見送る。
 駐車場には車が一台。先行者がいるのだろうか。

 登山口には立派な案内図があった。その横から登り始める。
 いきなりの急坂。9年前にも同じルートを登っているのだが、全然覚えていない。こんな道だったっけなー?。
 まだこの辺りは雪もあり土も見えで、歩けば自然に地面が見える程度の積雪。

 Tさんは早々にワカンを装着。残りスノーシュー派はまだまだ続く急斜面と積雪の量を考えて先延ばしする。
 しかし、そのスノーシュー派もあっと言う間に増えた積雪に対応してスノーシューを取り付ける。
僕はみなさんが登ってくるところを撮りたいので、そのまま先に登ることにした。


途中からスノーシューを装着

 
急坂を登り終えて一息ついたところをポーズ!


 雪が深くなり、プラス急斜面で一気に息が上がる。すでにシャツ一なのに汗が頭から滝のように落ちてくる。
 木々が開けた場所まで登り、振り返るといい眺め。登った分だけの高さが実感できる。
遠目に千ヶ峰やそれに連なる尾根もすっきりと見える。天気も徐々に回復し時折雲間から日が差し込む。
 ここで今冬初のスノーシューを装着。靴がでかくなったので、ベルトの穴が2つほど増えた。
まるでズボンのベルトを思い出させる。自分のお腹と見比べ思わず冷や汗…。


千ヶ峰の山並みをバックに雪面を歩く






 急坂を登り切ったところが達磨ヶ峰。今日初めての目印があるピーク。
 ここまで来ると、今までより周りの展望が開け、目指す段ヶ峰が見えてくれることがうれしい。
しかも、時間とともに天気が良くなり、段ヶ峰の周辺は日が当たり輝いている。
 段ヶ峰が見えてくれたことは嬉しいが、ここまで歩いた距離は段ヶ峰までの1/5ほど。まだまだ先は長い…。
 

フトウガ峰(右)と段ヶ峰(正面)を目指して雪の尾根を歩く



P915
ここから先はトレースがない


 P915まで到達。トレースはここまで。
 ここへ到着する少し前に単独の男性とすれ違った。どうやらここまで来て引き返したようだ。
一人だと、ここまででも厳しかっただろう。

 少し休憩を取る。
 ここで高やんがいちご大福を振る舞ってくれた。
これがとっても美味しい!。しかも美味しいだけじゃなく包んでいる餅皮が柔らかくて、それがまた美味しくしてくれている。
驚くべきはこれが高やんの手作りだということ!。
自宅近くの美味しいと有名の和菓子店にも同じいちご大福が売っているが、同じ味!。
恐るべし高やんの腕前。
 高やんのお陰で元気回復。


イチゴ大福を振る舞ってくれた高やん




最低コルへ下りフトウガ峰を目指す


 ここから先はトレースがない新雪。トレースがあると楽ちんだが、やはりせっかく雪山を歩くのだったら踏み跡のない新雪も歩きたい。
 ただ、そうなると先頭はなかなか厳しい。 好きなようにトレースを描ける反面、激しい股上げ運動もセットでついてくる。
そうなると長時間は続かなくって、息も絶え絶えになってきた頃に後ろの人と替わる。今回は5人いるのでかなり楽ちん。

 小ピークを登ると、そこには野獣除けのネットが稜線に沿って立ててあった。
 その先には開けた場所があり最低コルと、鎮座するフトウガ峰が見えた。
 見上げるような高さに、思わずドッヒャ〜!と声が出てしまう。

 最低コルを過ぎた辺りで、小休止。ここで今度はpikkuさんから干し柿が振る舞われた。
ほどよく甘い干し柿は疲れてきた体に活力を注入してくれる。


最低コルからの登り返し




 右手はスギかヒノキの樹林帯。左手は雑木林。その間をズンズン登ってゆく。
 しばらく登ると灌木帯となり、空が見えてくる。雪の白さと空の青。
単純なこのコントラストが見る者を感動に導いてくれる。雪山はこれがあるからやめられない!。

 早く稜線に登って展望を眺めたい気持ちが先走り、ペースが上がる。今日の僕は元気。
 登りが緩くなったところで背後を振り返ると、そこには素晴らしい眺めが!。
 千ヶ峰からの稜線が粟鹿山辺りまで繋がって、さらに遠くの山まで雪をまとった姿が見渡せる。
南東側にはなんと大阪湾までが光って見える。その向こうに見えるのはもしや和泉山脈…?。
 今日は特に空気が澄んでいるためか遠方の景色までくっきりと見える。


歩いてきた尾根










 フトウガ峰の少し手前にある三角点付近でタイムアウト。段ヶ峰まで行きたかったが帰る時間を考えるとここらが限界。
 すぐあとで後ろから2人組の男性がやってきた。pikkuさんが「トレースがあって楽だったでしょう」と話すと苦笑いしていた。
もし、僕らより先にここまでトレースがあれば段ヶ峰まで行けたかもしれない。その方達にバンダナショットをお願いする。
 そのあとにも単独の男性が一人やってきた。驚いたことにジーパン、ツボ足で登っている。
あとで聞くと、オーバーズボンを忘れてきてしまったとのこと。濡れたジーパンが寒々しい。




フトウガ峰のピークを望む






大阪湾が輝いて見える

 


 さて、今日のお昼はいつものお鍋。いつものお鍋だが、女性3人いると具材も豊富。味付けは蓮さん。
そしてドカッ!ドカッ!ドカッ!と具材をぶっ込んでいくのも蓮さん。(苦笑)
 着いてすぐにフリースやジャケットやと着込んで寒さに備えたが、日差しがありながらも結構寒い。
 鍋料理をかっ込んでお腹を満たし体を温める。寒いときは鍋が一番!。




 食後、フトウガ峰のピークだけは何とか踏みたかったので、一人でピークへ向かう。
 ところが、下は笹の上に新雪が乗っかっているためフカフカで、スノーシューを履いていても、足が沈んで歩きにくいことこの上ない。

 しかも、期待していた北側の展望も向かいの尾根に阻まれて、遠方は見えず、気持ちが萎えてきてしまった。
 フトウガ峰のピークを踏まずUターン。昼食地へ戻ると同時にみなさんは出発。Tさんは僕がフトウガ峰へ向かうと同時くらいに、出発したみたい。
 そのうち追いつくだろうと、ゆっくりあとを追いかける。
こっちはカメラ片手に風景を撮りながら、気楽に歩いていたが、途中で太ももの付け根が痛くなって足が上がらなくなってきた。 さすが雪山の運動は違う。
 そうなると撮影しながらなんて余裕もなく、ひたすらガマン我慢の股上げ運動を繰り返すのみ。


フトウガ峰をあとに来た道を戻る


 P915を越えたところでpikkuさんのグループを抜いて、達磨ヶ峰の手前でTさんに追いついた。
しかし、がんばれたのはここまで。あとは引力に吸われるように惰性で下る。

 あと少しで登山口というところまで来ての急坂。往路ではしっかり付いていた雪も腐ってドロドロ
尻餅をつきそうになりながらも何とかこらえて下り、やっとのことで生野荘跡の駐車場へ降り立った。ホッと一息。
 先に着いていたTさんとねぎらいの言葉を掛け合う。ザックを降ろし、登山靴から足を解放する。
 車を駐車場へ移動しpikkuさんたちを待つ。
 帰ってきた3人を待ち受けて、これで本当に今日の雪遊びは終了。

 今日は時間の関係もあって温泉はパス。
 お正月休み最終日ということで、高速は渋滞していると判断し、北近畿豊岡自動車道を経由し篠山から173号線を回って帰阪した。
これが正解で、渋滞は全くなし。スムースに帰ることができた。
 
 今年初の登山と雪山はいっぱい雪と遊ぶことができて大満足の内に終えました。