大普賢岳 尖峰の先に立つ
囲炉裏


大普賢岳 尖峰の先に立つ
●山 名 大普賢岳
●エリア 奈良県
●日 時 1999年(H11)5月30日
●天 候 快晴
●メンバー 亀さん、てる
●コース  【 8時30分】和佐又ヒュッテ出発。
 【 9時00分】和佐又山到着
 【10時00分】
      朝日窟を過ぎて笙ノ窟到着
 【10時20分】石の鼻
 【11時00分】山頂到着
 【12時00分】山頂出発
 【13時00分】七曜岳
 【13時20分】七曜岳出発 
 【15時00分】無双洞
 【16時40分】和佐又ヒュッテ到着

 




このホームページ内の記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします


大普賢岳 尖峰の先に立つ








   今回は先月登った稲村ヶ岳から見たばかりの大普賢岳に登ってきました。
やはり前々から登ってみたかった山の一つだったので念願が叶って大満足の一日でした。(^^)


 
大普賢岳 尖峰の先に立つ 大普賢岳 尖峰の先に立つ
和佐又ヒュッテの駐車場 和佐又山への登山口
 


5時20分に自宅を出発。空を見上げると雲一つない快晴!。\(^o^)/
さすがに朝は肌寒い。
車を出して友達を迎えに寄り6時過ぎに大阪を出発。阪神高速、西名阪を走り順調に169号線に合流。
円の亡者さんから情報を得ていたとおり和佐又口の先で土砂崩れがあったものの、今は片側通行で通行できるとの表示があった。

【8時20分】和佐又ヒュッテ到着。
駐車場のスペースらしき箇所はすでに満車状態であと1台分だけあいていた箇所に停める。

【8時30分】ヒュッテに清掃代と称した駐車代を払ってさぁ出発。
それにしてもいい天気。晴天の空に新緑がさえる。
まず、和佐又山に向けて登る。
駐車場の台数から見ても登山者が多そうなのに、この和佐又山への登山道は僕らが最初の来訪者と見えて蜘蛛の巣があちこちにかかっている。
もっとも僕は蜘蛛嫌いなので先頭は亀さんに任せたのだが。(^^;



 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
和佐又山から見えた大普賢岳
 
 

【9時00分】和佐又山到着。
 連なる尖峰の大普賢岳・小普賢岳が姿を見せた。この姿は前月に登った飯綱山から見た戸隠連峰に似ている。
どちらもその険しさゆえに修験道の場として選ばれたのだろう。

 南西を見れば弥山から釈迦ヶ岳へと続く大峰奥駆けの山々が見える。すんばらしい!。\(^o^)/
 景色を堪能したあと和佐又山プレートをバックに記念撮影。 そして、本日のハイライト大普賢岳へと足を向けたのでした。



 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
和佐又山を下ると
ヒュッテへの分岐が
 

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
石灰岩の岩壁が
登山道に覆い被さる
 

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
かなりの高さがある梯子が何度もある
 


和佐又山に登った分だけ今度は下り、ヒュッテからの道と合流したあとすぐに無双洞と大普賢岳への分岐点を右にとる。
 まわりはブナの森林に囲まれ新緑が空の青と合わさってとても清々しい。
 少し登りになった道を歩いていくと、長い鉄梯子が現れる。
最初に見る梯子なので興味本位で登るがこれから先、嫌と言うほどこの梯子が出てくる。


 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
所々に鎖場があり道は整備されている
 


【10時00分】 朝日窟を過ぎて笙ノ窟到着。
 石灰岩のみごとな岩壁で見えるだけでも高さは200mはあろうかと思われる。窟には不動明王が祀られていて、岩壁のてっぺんから岩清水がポタポタと落ちてくる。
 登ってきたおばさんと何故かクライミングの話となり、他の岩壁ではこんな感じの箇所でもクライミングできますよと話すと大変驚いておられた。(^^;

笙ノ窟を出発するとすぐに鷲ノ窟が頭上に表れる。
確かにガイドブックでも載っていたように岩壁の一部が鷲の形をしている。







 さらに進むと道が細く片側が絶壁のような箇所を通過する。
さすがに滑落防止のためか鎖が繋いである。鉄梯子も数多くなってくる。それほど道は険しいのであります。
 その鉄梯子に寄りかかって何か撮っている人がいる。
その人が撮っていた箇所を覗いてみるとイワカガミが咲いていた。このあたりからはシャクナゲも見られるようになる。


 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
梯子は下山者との
譲り合いが頻繁になる
 

大普賢岳 尖峰の先に立つ
見上げるような笙ノ窟全景


 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
梯子の下に咲いていた
イワカガミ
 

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
登山道には見事なシャクナゲが咲き乱れる
 
【10時20分】
 長い鉄梯子を登り切ると目の前に大きな岩が見えてくる。これが石の鼻。この岩石を回り込むとてっぺんへ登ることが出来る。
 てっぺんに登ると絶景!。
大台の山々や大峰奥駆けの山々、そして目の前には小普賢岳が見渡せる。
しかし、次々と登山客が来るのでパチパチと写真を撮って場所を譲った。



大普賢岳 尖峰の先に立つ
石の鼻から小普賢岳・大普賢岳をパチリ!

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
小普賢岳の道標
 

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
小普賢岳付近から見える大普賢岳
 

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
長い梯子が
最後まで続く
 
 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
山頂付近には
ムシカリの花が咲く
 

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
大普賢岳山頂で記念撮影
大普賢岳 尖峰の先に立つ
狭い山頂全景
 


僕たちは少しでも時間を稼ごうとさらに奥駆道を南へ進み水太覗までやってきた。
スパッと切り開いたような展望のその先は絶壁になっている。
正面に大台を眺められるここでお昼を食べようと言うことになった。






 
大普賢岳 尖峰の先に立つ   大普賢岳 尖峰の先に立つ
奥駆道を歩いていると見えた大普賢岳・小普賢岳 水太覗からの展望を楽しみながらお昼を取る
 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
テン場には最適な稚児泊
 


食事を済ませ、出発しようとすると大普賢岳で見た中年のご夫婦が声をかけてきた。
どこまで?との問いかけに七曜岳から無双洞へ降りますと答えると「あの下りとそれからの登りはかなりきつい行程だから気を付けて行きなさい」とのこと。
それを聞いてだんだん自信が無くなってくるのでした。(^_^;
そのご夫婦はここから大普賢岳に戻って和佐又に戻るとのこと。

奥駆け道を歩くが足がかなり張ってきたのがわかる。
ご夫婦が言っていた言葉が頭をよぎりこの足で大丈夫かなぁー?と不安になってきた。
 足場の悪いサツマコロビを通り稚児泊で休憩をとったあと、国見岳は知らない間に通過していた。
だらだらと歩くだけになってきたところへやっと七曜岳に到着。



大普賢岳 尖峰の先に立つ    大普賢岳 尖峰の先に立つ
七曜岳から見える弥山(奥)・バリゴヤの頭(右) 七曜岳は360度の展望を満喫できる

 

【13時00分】七曜岳
 展望の良さでは大普賢岳よりも上。
石の鼻のような岩石のてっぺんに登ると神童子谷を挟んで目の前にバリゴヤの頭・稲村ヶ岳と続く姿や
歩いてきた大普賢岳の全容、振り返ると弥山・八経ヶ岳が見える。

 ここで大休止。バーナーを出してコーヒーをいただく。う〜ん、至福の時。(*^。^*) 
 確か、あめのうおさんもここでコーヒーを飲んで満喫してたって山行記録に書いてあったっけ。
20分ほどここで過ごした後、いよいよ余り考えたくない無双洞への急坂を歩むことになった。

 七曜岳から少し南に下ると無双洞への分岐点に差し掛かり道標に従って左へ。
 地図を見ると600m近くも一気に下ることになる。足が張っているところへこの下りには確かに参った。(>_<)



大普賢岳 尖峰の先に立つ
道標には「和佐又・無双洞・…」
と書いてあります
 

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
七曜岳から無双洞へ
と向かう道で
 

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
ギョッ!とさせられる
コゴミの群生
 


 途中で、薄暗くなった湿地帯でコゴミの群生に出会った。
最初は円をかいて四方へ散るように広がっている40cmほどのコゴミを見てすんげー!
と驚いて早速カメラを向けた後、周りを見渡すと1mほどもありそうなコゴミの群生があちこちにある!。
正直これを見てドキッとした。あまりにも不気味すぎて気味悪かったからだ。
このあとはマムシ?に遭遇したりとあまり気分のいい下りではなかった。



 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
途中で見えた大普賢岳
 

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
怒濤に流れ出る清水は
うまい!の一言
 

大普賢岳 尖峰の先に立つ
沢筋に咲くネコノメソウが
とてもきれい



【15時00分】
 1時間ほどたった15時、無双洞に到着。洞の奥から流れ出る水を汲み上げて渇いたのどを潤す。冷たくてうまい!。(^Q^)
 その上には人が一人は入れるくらいの洞がありケイビングが楽しめそうだが
その昔、縦穴に入って天井にへばりついた何とかという虫(蜘蛛みたいなやつ)の大群を目の辺りにしてから
この手のやつはもう入れない体になってしまった。(^^;

 水分を補給したことで体も元気になり、和佐又ヒュッテへと急ぐ。
 途中で岩壁を直登する箇所があったが、そこはクライマーの端くれ、石灰岩の岩場を楽しんで登れた。
だらだら長い坂道よりこんな箇所が長くあった方が一気に高度が稼げていいのに〜と思うのもつかの間だった。(;_;) 
そう、まただらだらと長い坂道を歩くのだった。





 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
木の橋も朽ち果てている
箇所が多い
 

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
高度感はあるがホールドが
適度にあるので
それほど難しくはない
 

 
大普賢岳 尖峰の先に立つ
和佐又山分岐からヒュッテ
までは明るい林道を歩く
 


 ほぼ、1時間も歩いただろうか。来たときに通った大普賢岳への分岐点まで戻ると途端に元気になった。(^^;
 和佐又ヒュッテが見える頃には日も大普賢岳にかかり初め、今日の山行の長さをしみじみ味わうのでした。

【16時40分】和佐又ヒュッテ到着。
 思わず万歳をしてしまう僕。(^^; でも、達成感と充実感で気持ちは感無量。
このルートは登ることでさらに登山を好きにさせてしまう不思議なルートだと思いました。
ただ単に苦しかったのと展望が良かったという、飴と鞭の使い分けがあったからかもしれませんが。(^^;

 和佐又を後にして土砂崩れのあった169号線のその箇所を通過し上北山温泉でゆっくり汗を流した後、大阪へと帰路に就きました。