秋雨前線に押されて恵那山へ

●山 域:中央アルプス
●日 時:2005年(H17)10月1日
●天 候:晴れのち曇り
●コース:駐車場−広河原−恵那山山頂−避難小屋(ピストン)
●メンバー:しんさん、えりさん、てる




このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください

カシミール3D GPSルート GPSルート地形図 地域の地図は上記をクリック

 お盆に単独で出かけた白山。雨こそ降らなかったもののガスが立ちこめて終始展望はなしの山行にいつかはリベンジをと願っていた。そこへ同じく天候に振り回された白山にリベンジをかけるしんさんとえりさんが白山に行くという。そこでお二人の山行におじゃまさせてもらうことになった。
 が、白山は容易に近づけさせてくれない。またもや天気が悪いとの予報にがっくり。天気が悪いのなら行っても同じと出発間際に行き先を変更。あれこれ考え行き着いた山が恵那山だった。
 恵那山の情報は何もない。エアリアを買うもネットで情報を得る時間があまりなく、これが後々失敗する原因になってしまった。

林道は途中で通行止め 広い駐車場がある
 しんさんとえりさんと合流後、名神と中央で恵那峡SAへ。
 えりさんとはお初。今回は山頂でお鍋を囲むことになっていて、主賓はえりさんが持ってきてくれた鴨肉。
 午前1時頃に恵那峡SAへ到着し、車内で仮眠を取る。こんな時間でも大型観光バスが次々と到着し運転手が立ち話をしている。信州方面へのバスだろうか。一般車両も多く、みな車の中で寝ている。
 こちらも適当に就寝。一番あとで寝たしんさんは、僕とえりさんが速攻で寝息を立てていたのでビックリしていたようだ。(^^;


広河原登山口 本谷川を渡る

【7時20分】駐車場を出発
 4時に起床。SAで各自お腹に朝食を詰めて出発。
 園原ICで降りて林道を駆け上がる。園原ICは恵那山トンネルを出たところにあるハーフICで名古屋方面からの出口と名古屋方面行きの入口しかない。中津川へのアクセス用と見た。
 本当はこちらから神坂峠まで車で登るつもりだった。ところが、林道の途中で土砂崩れによる通行止めになっていて、広河原までも行けない。事前にネットで情報を得ておけばこんな事にならずに済んだのにと悔やんでも後の祭り…。
 そこは大きな駐車場になっていて、すでに2台の車が駐まっていた。
しばらくは笹と針葉樹林の茂る急坂を登る
  今回、神坂峠からのルートを選んだのは、昨年えりさんが広河原からのルートで恵那山に登っているので、それなら違うルートから登ろうということだったのだが、結局同じルートになってしまった。えりさんごめん。(^^; m(__)m
 しかもまだ薄暗かったので1時間ほど仮眠をしようと寝たのがいけなかった。たっぷり睡眠を取ったら起きたのは7時だった…。(=_=;)
 慌てて支度をして出発。来たときは2台だった車が8台になっていた。
 林道を歩くこと30分。登山口の道標が見えた。広河原だ。林道から河原へ降りて木の橋を渡る。他の人のホームページで見たときは3本の橋が渡してあったのだが、残りの2本は隅へよけられていた。増水時だけ増設されるのか?。
 すぐに植林の斜面に取り付いて道は登っていく。それほど急斜面ではないが、笹が茂り風がなく蒸し暑い。
 しかし、前を歩くえりさんの姿は異様だ。サイドポケットにささっている長ネギが歩くたびに揺れている。(^^;
 すれ違ったおばさんは「ネギが!。どうすんの?」だって。事情を知らない人は滑稽に見えるだろう。(^^;
ネギを背負うえりさん(^^;
 「鴨が葱を背負ってやってきた」というが「鴨も葱も背負ってやってきた」が正解。(^Q^)
背丈ほどの笹が生い茂る

 10月に入ったというのにこの暑さは何だろう。街中ならともかく山の中なので少し肌寒いくらいを考えていたが、何のことはない。やっぱりというか半袖でないと暑くて歩けない。
 この暑さで持ってきたスポーツドリンクがどんどん減っていく。昔のことを考えれば飲む量は非常に減った。バテ度が減ったと考えればいいことだが、それを言うと、しんさんは山頂まで飲み物を一滴も口にしなかった。彼と比べるのはやめにしよう…。(^^;

 登れば登るほど笹は高さを増して背丈ほどにもなってきた。
 途中で東側が開けた場所に出た。昨年登ったえりさんによれば見晴らしがいいのはこのあたりだけのようだ。
 天気予報ではあまり良くないということだったが、雲が多いながらも南アルプスの3,000m級の稜線が連なって見える。素晴らしい山並みだが馴染みの薄いエリアで何処がどの山かわからないのが歯がゆい。

南アルプスが一望できる

【9時41分】P2071付近(南東からの尾根との合流点)
 南東からの尾根が見えてくる。やっとのことで合流点に達する。その南東へは踏み跡があるが間違って行かないようにテープが貼ってある。黒井沢ルートと合流するのだろうか。こんな道を見ると先はどうなっているのかとゾクゾクする。
 西に進路を変えても登りは続く。相変わらず見晴らしはない。

恵那山山頂付近は少しだけ紅葉が… 自然の力を利用した汚水処理施設

【10時03分】恵那山山頂
 恵那山山頂に到着。まー見事に樹林帯に囲まれて展望は無し。面白くも何ともないので、この先の避難小屋へ向かうことにする。
 山頂付近では少しだけだが葉が赤みをつけてきているが紅葉と呼べるにはほど遠い状況。

とても立派なトイレ



 【10時15分】避難小屋到着
 しばらく歩くと少し開けた場所に着いた。ちょっと休憩するにはいいかな?と思えそうな場所だったが、「注意」と書かれた看板には、ここは汚水を自然の力で浄化する処理施設と書いてあった。知らずにここでお昼を食べていたら、道行く人の笑い者になっていたはず。(^^;
 その先には立派な避難小屋…と思いきやトイレだった。これがトイレ!と驚くほど立派で綺麗なトイレだ。
避難小屋

 その先にはまたまた立派な建物。これこそ避難小屋だった。
 中を覗いてみたら誰もいなくて、入ったところがストーブのある土間で、右に広い部屋になっている。とても綺麗でこれなら女性でも気持ちよく利用できること間違いない。
 僕らは持ってきた食材をここで広げて豪華ランチ作りにいそしむ。
ベリーうまい鴨肉の焼肉(*^_^*) その鴨肉を食べる食べるしんさんとえりさん(※えりさんに配慮して画像は小さくしてあります(^^;)




 まずは、鴨肉にたっぷりクレイジーソルトをふってフライパンで軽く焦げ目を付けるだけで食べる。鴨肉に付いている脂身からジューシーな油がしたたり、何とも言えずうまい!。(*^_^*) 歯ごたえも抜群。鴨肉の焼肉は初めてだがこんなに美味しいものとは知らなかった。もっともえりさんが調達した鴨肉だからこんなに美味しいのだろうけど。(^^) 
すき焼きで2度美味しい 避難小屋を充二分に活用しました(^^;

 お次は本命、鴨肉のすき焼き。
 シメジ、長ネギ、タマネギ、お麩そして鴨肉。そしてすき焼きのたれを入れてできあがり。締めはうどんでいただく。
 3人であっと言う間に平らげてしまった。(^^;
 そんな食べている間にも、この小屋の様子を見学にちょこっと覗いては、僕らの食べている姿を垣間見て出て行く人が後を絶たない。
場所を占領してごめんなさい。m(__)m



 食事を終えて外へ出てみるとたくさんの登山客がお昼を食べている。小屋の裏側にある岩場からは展望が望めそうだ。早速出向いてみる。
 なるほど、北側の展望が開けていてよく見える。歩き始める予定だった神坂峠方面の尾根や空木岳など中央アルプスが見える。


中央アルプスを眺める二人

再び山頂にガスがかかりだした

【11時56分】恵那山避難小屋出発
 小屋の前に戻るとおじさん二人がどこから来たのか尋ねてきた。広河原だと答えるとそのおじさんたちは神坂峠から来たのだという。やはりそのコースは展望がいいようで、今更ながら林道の通行止めが悔やまれる。
 気が付くと2時間近くもここにいた。来た道を下山することにする。
 恵那山山頂プレート前で記念撮影し足早に下っていく。


デューク更家のウォーキング術をここで実戦か!?

【13時31分】広河原
 さすがに下りは早い。ぬかるんだ土、滑る木道でしんさんと僕はそれぞれ1回尻餅を付きながらも来た道を黙々と下る。広河原に着く少し前で一人の男性に抜かれて、前を歩く2人連れを僕らが抜く。
 林道に出て山を振り返ると来たときのように山頂尾根はガスで覆われていた。僕らはちょうどいい頃合いに山頂にいたのかも知れない。


月川温泉 野熊の庄「月川」

 【13時55分】駐車場に到着
 駐車場について靴を履き替えたら次は温泉。
 園原ICの手前には月川温泉(げっせんおんせん)がある。その中で日帰り入浴ができる旅館内の温泉が野熊の庄「月川」。ここはシャワーも温泉を利用していてとても贅沢なかけ流しだ。

 途中のPAでお土産を買いそのまま帰宅かと思いきや、一宮ICを降りて僕のお薦めの山本屋の味噌煮込みうどんを食べに寄るという、牛の胃袋を持つ3人衆でした。(^^;


 ひょんな事とはいえ、恵那山に登れたことはラッキーでした。いつかは登ってみたいなぁと思っていましたから。
 失敗したのは選択したアプローチルート。温泉旅館でもらったパンフレットにも通行止めのマークがあるくらい、長い間通行止めになっている様子でこれからも開通の見込みがないのかも知れません。
 神坂峠から恵那山を目指すのであれば中津川方面からアプローチすることをお奨めします。