福寿草(フクジュソウ)咲く藤原岳
 茨川から尾根歩き

 
●山 域:鈴鹿
●日 時:2007年(H19)4月8日
●天 候:晴れのち曇り
●コース:茨川−西尾根−藤原岳−南尾根(縦走路)−迷い尾根−茨川
●メンバー:pikkuさん、春風さん、Tさん、高やんさん、蓮さん、てる




このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください

GPSルート地形図 地域の地図は上記をクリック

 藤原岳は、前回のリベンジ。国道421が通行止めで茨川へ行けず、仕方なく御池岳に変更した。
 今回は事前に、東近江市へ問い合わせ、また、pikkuさんの知り合いが2日前に行くというので情報を得て万全の体制で向かいました。(^^)v
 てる号は春風さんを載せて集合場所の菩提寺PAへ。
 今回はいつものメンバーに加えて、高やんさんと蓮さんが参加。高やんさんとは一昨年の六甲全山縦走でサポート役として一緒にさせてもらって以来、蓮さんとは初対面。何やら賑やかな予感…。(^^;

 前回通行止めのフェンスがあった場所もすんなりと通れ、茨川林道に入る。事前にpanaさんから情報は得ていたので、林道の状態はある程度わかっていた。が、長い!。これは想定外だった。もうげっぷが出るくらいガタガタ道を走ったところで(^^;、やっと茨川に着いた。
 ちょうど国道から林道へ入ったときに前を走っていた車はすでに着いていて、かなり先を歩く姿が見えた。

茨川の駐車場

 
 
静かに流れる茶屋川
   
【9時02分】茨川を出発
 廃村。この茨川にはその昔民家があり、人が住んでいたそうだ。この冬に行った廃村八丁と同じ、昔の繁栄ぶりが伺える。
建物の近くへ寄ってみると、高校や大学の山岳部の名前がある。今は山岳部の基地になっているようだ。
 帰りのために茨川へ下るこの尾根の下山路を見る。踏み後があるので行けるだろう…。と結構ええ加減な検分。(^^; 

茶屋川沿いに延びる登山道


登山道から見えた川沿いを歩く女性陣


ショウジョウバカマ

 今回は西尾根取り付きまでは茶屋川を徒渉しながら歩くことになる。それで長靴組と山靴組に分かれた。僕とTさんは山靴組。
 いきなり徒渉。といってもそんなに深さはない。だが、バランスを崩すとどっぷりとつかるハメに…。
 しかし、しばらく歩くと再度徒渉したところから登山道が延びていた。この道は西尾根取り付きの手前まで続いていて、ほとんど徒渉せずに行けた。
 途中でpikkuさんのお知り合いの方に出会った。その方はここで咲く花を追いかけておられるようだった。首から提げた一眼レフに目がとまる。













西尾根取り付き付近

【9時50分−10時08分】西尾根取り付き
 西尾根取り付き付近に到着。本来、行く予定だった三筋滝は時間の関係もあって断念。その三筋滝へ川は大きく左へ曲がり、もう一本、支流が合流している。その間に西尾根があり、見上げるような位置に登山道が延びているのが見えた。
 少しの休憩後に出発。
 出発してすぐに、後から3人のパーティがやってきた。内一人の女性が徒渉中に滑ってキャー(もしかしたらギャー(^^;)という声が山の中に響き渡った。(^^;



 登り始めてすぐにイワウチワ(花の名前はほとんどpikkuさんに教えてもらいました)が咲いていた。淡いピンクの花びらに露が付いている。
 西尾根の登り初めは急坂でぐっとスピードが落ちる。
 尾根が少しなだらかになり、登るしんどさから解放されたとき、辺りを見る余裕ができたからか、春の日差しを感じた。冬の日差しとは違う、暖かい日差し。
 この感じをカメラに納めたかったので、みなさんに先に行ってもらって一人になる。穏やかなひととき。山登りをやってて良かったなぁと思った瞬間だった。(^^)

 三筋滝からの登山道が合流する頃、目の前にはそそり立つ岩壁の上に天狗岩が見えた。まだ、ここからでもかなりの高度差だ。今回はそこまで行かないが、いずれ足を伸ばしたいと思った。





木立から見えた天狗岩









 尾根を忠実に真っ直ぐ登れば藤原岳。登れるのかどうかはわからない。登山道は尾根を外れて左へ巻いている。斜面を横切るように道が延びている。
 左手にガレ場のP1128のピークが見える頃、この登山道もガレ場になり、それと同時に黄色い福寿草が見えはじめた!。(^^) ひとつ見つけると周りには可憐な花が乱舞していて驚いた。福寿草を見つけるたびに女性陣の「キャー!」という声が何度も続く。(^^;
 時間的に早いためか、全開している福寿草はなかったが、それでも充分楽しむことはできた。

黄色い可憐な花「福寿草(フクジュソウ)」




縦走路に出る手前になって藪こぎを強いられる(^^;

 P1128と藤原岳の鞍部を通り縦走路に抜ける予定だったが、先を歩いていた方が途中で東へ歩き始めたので、僕らも付いていくことにした。やはりショートカットで縦走路に出た。
 こんもりと盛り上がった藤原岳が見える。その方向へ歩くと年季の入った道標が茨川を指している。まだ他にもショートカットの道があったんや!。
 
 鈴鹿らしいササの海を歩く。さすが聖宝寺道から登ってくる人がどっと増える。今までの静かな道とはえらい違いだ。
 登りきったところが藤原岳山頂だった。




 
鈴鹿山系らしいカルスト地形の風景


【12時05分】藤原岳山頂
  山頂は人でいっぱい!。お天気も穏やかで絶好の山日和となった。吹雪いてツェルトの中で寒さと格闘しながらお昼を食べた御池岳での出来事が、1ヶ月前とは思えない。
 みな、お腹がぺこぺこ。すぐに場所を陣取って食事の支度に取りかかる。
 今回はpikkuさんと蓮さんがお鍋を作ってくれることになっている。…と待っていたら、高やんさんがいきなりクレープを出してくれた。山でクレープを食べれるとは!。\(^o^)/
 食後のデザートならぬ、食前のデザートをいただく。美味しい!。(*^_^*) 高やんさんは「バナナが溶けて〜」と悔やんでおられたが全然美味しくいただきました。(^^)

 次は蓮さんとpikkuさんのお鍋。
 味付けは蓮さんが担当。豚や鶏やとダシが染み出てこれまたとっても美味しい。(^^)
 締めはラーメンだったが、珍しく最後の最後までさらえて、お鍋は空っぽ。ごちそうさま〜!。(^^)

高やんさんのクレープ


鍋の味付けは蓮さんが担当

 



セツブンソウ


藤原岳山頂からの展望と下りルート

【13時24分】藤原岳山頂を出発
 いつものように山頂でバンダナショットを撮ってもらい、さぁ出発しましょうとしたときに「囲炉裏の方ですか?」と声をかけられた。その方は同じ囲炉裏のメンバーのmimaさんだった。僕は初対面。歩くルートを説明すると驚いておられた。mimaさんは百名山はもとより三百名山、近畿百名山なども完登しているベテランの登山者だ。
 帰りは鈴鹿の縦走路を歩いて茨川へ下る。少し歩くとまた福寿草の群生地に会いヒロハノアマナも見れた。
 縦走路にはナンバリングされた道標が随所にあり、今自分がどこにいるかわかるようになっている。

藤原岳山頂でバンダナショット

鈴鹿の縦走路を下ります


太陽の光を受けてまばゆく輝く福寿草


孫太尾根の先には採石場が見える


ヒロハノアマナ

 縦走路の下り。先頭を歩くTさんが遙か下に見える。 一歩一歩足下を確かめて降りないと、滑って転けてしまいそうなくらい急な下り。こんな下りにもフクジュソウやトウゴクサバノオなどが見られた。pikkuさんと蓮さんは見つけるたびに立ち止まり、カメラを構えている。他のメンバーはもう見飽きたのか淡々と下っているこの差が面白かった。(^^;
 

 
縦走路に表示されている道標   急な下りに一歩一歩慎重に歩く


バイケイソウも群生している


トウゴクサバノオ   花を見つけるたびに二人は立ち止まる(^^;


さっきまでいた藤原岳をバックに歩く   P965を巻く登山道


カタクリを撮るのに支える連さん 一輪だけ咲いていたカタクリ


随所にある道標

 尾根を下ると今度はP965を西側から巻くように登山道が延びている。わざわざピークを登らなくてもいいのは助かるが、斜面を横に道を歩くには結構疲れる。しかも、縦走路とはいえ、思っていた以上に歩かれていないようで、時折見える縦走尾根を見定めていないと違う方向へ歩いてしまいそうになる。
 途中でカタクリの花を一輪だけ発見!。それまでもカタクリの葉はあちこちで見られたが、肝心の花はどこも見られなかった。
 一輪だけだったのでその花を撮影しようとするが、反対側が崖で滑り落ちそう。寝そべるように撮影して立ち上がる。続いてpikkuさん。蓮さんに支えられながらの撮影(上記画像)。(^^;



迷い尾根の始まり

【14時50分】迷い尾根
 一番わかりにくいと思っていた迷い尾根の取り付きだったが、立派な道標があり(左画像)、その場は迷いようがなかった。(^^;
 本来の予定通りここから尾根をダイレクトに下り茨川へと歩くことにした。
 赤テープが随所にあり、踏み跡も浅いながらあるので心強かった。ところが、途中で尾根を間違ってしまった。下りながらそれまでの道とはあきらかに違うように感じたのでGPSを見たら違う尾根を下っていることに気づいた。そのまま下れそうだったが、登り返すのも数十m程度だったので引き返すことにした。みなさんすみません。m(__)m

 さすがにミスは2回はできず、今まで最後尾を歩いていたのだけれど、先頭を歩いて道を確認しながら歩くことにした。
 わかりにくい箇所も何度かあったものの、何とか茨川にたどり着いた。




迷い尾根突入!


間違って下ってしまった尾根(^^;


山岳部の小屋の屋根が見えた



【15時54分】茨川に到着
 駐車場へ戻ると、朝に西尾根で会ったグループが帰り支度をしていた。この方々は縦走路の途中から蛇谷へと下り、茨川へと戻ってきたそうだ。
 僕らも帰り支度をして、お馴染みになった近江温泉に寄って汗を流す。
 
 人気ルートの三重県側とは違い、滋賀県側のルートは人ともほとんど会わず静かな山行でした。
 求めていたフクジュソウにも出会えたし、いろんな花も見れたし言うことなし。今回も楽しいメンバーに恵まれて、良い山行になりました。