今が旬!大峰の紅葉(行者還岳編)    


●場所:行者還岳
●山域:大峰
●日時:1999年(H11)11月3日
●天候:晴れ
●標高:1546m
●地形図:弥山(1/25,000)
●コース:大川口−(関電登山路)−行者小屋−行者還岳−行者小屋−行者トンネル西口
●メンバー:BAKUさん、KUROさん、ユカさん、らんな〜さん、すてひじりさん、僕の奥様、僕(計7名)


○緑色:奥駆道
○青色:今回の山行記録


 早朝5時半起床。まだ外は真っ暗け。そう今日はBAKUさん達と行者還岳へ登る日なのだ。
 つけたテレビの番組ではこの11月3日という日は晴れ率82%と絶好の行楽日和と言っていた。

 支度をして6時半に自宅を出発。今回は近畿自動車道に乗って松原から西名阪をめざしたが、すでに松原で3kmも渋滞しているとあって、一般道に降りて富田林から竹内峠を越して山麓線から吉野、そして集合場所である黒滝の道の駅へと向かった。 結局10分ほど遅刻してしまった。みなさんごめんなさい。m(..)m>ALL
 
 らんな〜さんからの情報で今日は天川村一帯でもみじ祭りというものがあり天川村に入る道路が通行止めになると聞いていた。 とりあえず行ってみようということで向かってみると、どうやら9時から規制が入ると見えて各所に警察官が立っている。このとき8時50分。通行止めの看板があったがギリギリ通過することができた。
 今回は大川口から行者還岳へ登り、それから奥駆道を南下し行者還トンネル西口への最短ルートを下るルートを歩きました。
 そのため最初に大川口でみなさん降りてもらい、BAKUさんと2台でKUROさんの待つトンネル西口へと向かい合流後、僕とKUROさんの車をデポしてBAKUさんの車で大川口へと戻ったのでした。
 トンネル西口へと向かう最中に見た大峰の紅葉は言葉では表現できないほどみごとで、すでに紅葉を写そうといたるところにカメラマンの姿が見られました。

大川口にある登山口の吊り橋


 10時過ぎに大川口を出発。布引谷にかかる吊り橋を渡り、いきなり急坂を歩き出します。この登山道は正確には関西電力の鉄塔を保守点検するための道でありコース頭上には高圧線が交差します。
 登ってすぐは植林が、尾根筋に乗ってからはブナなどの自然林が見え始め紅葉もこのあたりから赤や黄やと彩りも鮮やかに思わずカメラを構えてしまうこともしばしばです。

 順調に登っていたのですが途中でKUROさんが遅れだしました。見た目にも少ししんどそう。どうも寝不足といきなりの急坂で体のエンジンがかからないみたい。(^^; しかし、時間とともに普段のKUROさんに復活したのでした。
 

最初から厳しい坂が待ち受けている



 250mほど登ったら急に展望が開けました。どうやら高圧線下の木々が高圧線近くまで伸びるのを防ぐために木々を伐採したあとのようです。おかげで展望はよく見えるもののブナなどの自然林までが伐採されて、ちょっと心境として複雑でした。
 おまけに今までは立木の中を登ってきたので気温は低いものの風はなく熱くなった体がここへきて谷底から吹く冷たい風が一気に体を冷やします。暑くなったり寒くなったりと体温調整が大変な一日でした。
 

関電の高圧線下の登山道を歩くメンバー


布引谷から聖宝谷へ抜ける正面の谷筋。
稜線の左の小ピークは弁天の森。
右奥は弥山。手前のピークは鉄山。



 この視界が開けた箇所で小休止。
 目の前に紅葉真っ盛りの弥山、鉄山が見え風景を観賞しながらの贅沢なひとときでした。

みんなで記念写真のとりあいっこ



少し登って鉄塔まで来ると今度は北側のバリゴヤの頭や稲村ヶ岳、山上ヶ岳までしっかりと見渡せます。地形的に各山の位置が頭に入っていなかったので、バリゴヤや稲村があまりにも近くに見えるのにはビックリでした。


左からバリゴヤの頭、
真ん中から少し右が稲村ヶ岳
そして山上ヶ岳への稜線が見える。



思っていたより意外な
姿を現せた行者還岳


そして目指す行者還岳も見えました。稲村ヶ岳や弥山から見えた行者還岳はちょっと大きなピークにしか見えなかったので、名前の由来のような厳しい山には見えなかったのですが、ここへ来て初めてその意味が分かりました。
 南壁はおよそ(100m)はあろうかと思われるほどの絶壁で見応えがあり
ました。
 ここでみな各々大峰各山をバックに記念撮影。僕たちは来年の年賀状用にと二人で撮ってもらいました。(^^)


谷筋では足場も悪くワイヤーが
フィックスしてある箇所も。



 ここからは尾根道が少し続き、途中からは等高線に沿って少しずつ高度を稼ぐように登ります。何ヶ所かある沢を横切るときは決まって足場が悪く、ある箇所ではワイヤーロープがフィックスしてありそれを使ってトラバースするなどスリリングな一瞬も味わいました。


 そして2時間かけて行者還小屋到着。
 古めかしい青い小屋の後ろには行者還岳がそびえ立っています。ちょうど山頂付近では展望を楽しんでいる登山者らしき姿が見えました。
 とりあえずお昼時だったので早速シートを敷いて食事をとりました。僕らは今回、IBSで生姜焼き肉丼というのを買ったのですが、水の分量が多すぎたのか生姜焼き肉おじやになってしまいました。(^^; 
 BAKUさんからおでんを頂いたりして、雑談しながらのお昼は本当に楽しかったです。(^^)
登山道は紅葉真っ盛り 行者還小屋と
行者還岳


                                      
行者還小屋の前で賑やかに昼食


一気に駆け上がる奥駆道




 お昼寝をするというKUROさんを置いて残りのメンバーで行者還岳を目指しました。KUROさんが行者還岳までの行程はたいしたことないよと言っていたけれど、全然たいしたことありました!
(^_^;
 少し歩くといきなり天を仰ぐような急坂で断続的に梯子がかけられていました。
 登るのは大変だったけれど下るときは怖いだろうなと思いつつ、引いていた汗がまた一気に吹き出るのをがまんしながら一歩一歩登るのでした。


この先は断崖絶壁展望良好!!!



行者還岳山頂で記念写真



 登り切ると東に台高山脈、北に大普賢岳が木立の間から見えるようになります。特に台高山脈は10日前に登った弥山の時より綺麗に見ることが出来まし
た。きっと気温が低い関係でしょう。

 奥駆け道から分かれて行者還岳へ続く道を少し登ると山頂到着。周りは雑木林で見通しは全くききません。さらに少し先に行くとさきほどの登山者がいた展望のいい箇所に出ます。周りには6人ほどの登山者がお昼をとっていた他に、さきほど小屋の前で僕らと同じくお昼をとっていたカップルの登山者が一番展望の利く箇所を占領?していました。一旦は別の箇所で展望を眺めようと移動したのですがやはりそのカップルのいる箇所が一番いいとわかって無理矢理?その場所におじゃまし僕らが占領してしまいました。(^^; といってももちろんお二人には断ってですよ。 崖っぷちまで立って眺めると怖いながらも前に何もないので絶景というより他、表現ができないほどみごとな眺めでした。

 ここから右折れに続く奥駆け道はもちろん弥山、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳?、台高山脈などなど主要な山がとても綺麗に見渡せるのでした。
 下を見ると小屋の近くで寝ているKUROさんの姿も見え…ませんでした。(^^;
 懸垂下降で降りたらさぞかしきもちいいだろうなぁと思いつつ、何度も怖々眺めるのでした。
 みんなで交代交代で場所を代わり撮影などし最後に行者還岳のプレートの前で記念撮影して山頂を後にしたのでした。


数々の登山者が残した
記念プレート



小屋に帰るとジャケットに身を包み寒そうにしているKUROさんが待っていました。日があったうちは暖かくってよかったものの、雲で日が陰ると一気に気温が下がりみんなもそれぞれ防寒具を出してきて帰り支度を始めました。

 2時過ぎに小屋を出発。
 奥駆け道を歩くこと1時間。何度も小ピークを越えもう見慣れてしまった紅葉の下を黙々と歩きトンネル西口への最短ルートとの分岐に着きました。
 うちの奥方が見た目にも疲労が溜まってきたので、本当ならぐるっと廻って南北の尾根を降りるルートをやめて、この最短ルートをとってもらうことにしました。


奥駆道から見えた大台ヶ原
(上部は関電の高圧線)


行者還岳から奥駆道を歩く


 このルートがすごい急でおまけに落ち葉が先日の雨で濡れていて足場が悪く、何度転んだことか。そんなルートを35分で降り15時40分トンネル西口到着。
 デポしておいた僕とKUROさんの車に分乗してBAKUさんの車へと向かい、さぁ温泉!

 予定通り黒滝温泉につかり溜まった疲れと汗を流した後、食堂で夕食をとりました。みなメニューを眺めて開口一番「山菜定食!」。そうみんな同じものを注文したのでした。(^^;

 外に出るとまだ6時半だというのに外は真っ暗。
 ここで解散となり家路に急いだのでした。