蜘蛛の巣に惑わされ
半国山で迷走ハイク
蜘蛛の巣に惑わされ半国山で迷走ハイク


●場 所:半国山
●山 域:北摂
●日 時:2003年(H15)10月12日
●天 候:曇りのち晴れ一時雨
●標 高:774.2m
●メンバー:ジミーちゃん・ぎっちょん・てる



このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください


蜘蛛の巣に惑わされ半国山で迷走ハイク
カシミール3Dは上記をクリック
 




 事の発端はジミーちゃんが健康のために山を始めたいと言い出したことから。
 ジミーちゃんとは高校生来の友人でつき合いは20年に及ぶ。理由は何にせよ山とは無縁だったジミーちゃんとこうして山歩きを一緒にできることは嬉しい限り。 そしてもう一人ぎっちょんも山は初。マウンテンバイクのレースにも参加するほどの強者で脚力には自信ありというぎっちょんを交えて3人で山を楽しんできました。 今回選んだ山は京都府の半国山。僕自身初めての山で今回は千ヶ畑から登ることにしました。

 2人を載せて大阪を出発。先日オープンした箕面のカルフールの横を通過し、423号線−堀越峠−477号線というルートで千ヶ畑に到着。477号線から見えた半国山は裾野が広がるどっしりとした山容でしばし見とれる。


蜘蛛の巣に惑わされ半国山で迷走ハイク
登り始めの風景
右手奥にチラッと鉄塔が見える

 
蜘蛛の巣に惑わされ半国山で迷走ハイク
今回登坂した地図
[赤色]出発地点から鉄塔まで
[オレンジ色]鉄塔付近をリングワンデリングしていたところ
[緑色]鉄塔から半国山山頂まで
[水色]半国山から井手方面へ間違って歩いたところ
[黄緑色]水色の最終点から引き返し巡視路を経て登山口へ


【10時17分】千ヶ畑出発[地図の赤色]
 車を千ヶ畑の空き地に停めて出発。ところが登山口を求めていきなり迷う。(^^; 関電の送電線が目の前に見えるところに一箇所と、西へ数十m先にも一箇所、道がある。が、どう見ても西の方がそれらしく案内板もあるものの入口に網のネットが張ってあり、最初はこれは「入るな」という意味にとってしまった。そもそもこれが間違いの始まりで、迷走のきっかけとなる。

 ということでその入口(ネットを張った林道)をパスして関電の送電線が目の前に見える舗道を入った。左に田んぼを見ながらほどなく道は地道になり登山道らしくなる。が、余り歩かれていないのか蜘蛛の巣が目立ちだした。頭上に、横に、そして登山道を遮るように至る所に蜘蛛の巣、巣、巣…。何を隠そう僕は大の蜘蛛嫌いでこの半国山にしたのもメジャーな山なので人が多く入るから登山道は蜘蛛は少ないだろうと計算した上の選択だった。それが道を選び間違ったばっかりに蜘蛛に囲まれることなるなんて…。σ(--#)クモダラケ
 このあとも不意に蜘蛛の巣に近づきすぎて、その都度、山には「始め人間ぎゃーとるず」のような雄叫びが半国山に響き渡ったとか渡らなかったとか。(=_=;)

 踏み入れば入るほど道は不明瞭になり枯れ沢を横に見ながら、途中で道は左上への支尾根に上がりそこでT字の分岐になった。ここでGPSを見てみると442mポイントの北西にいることがわかった。本来の登山道から東へ200mもずれている。

 とにかく本来の登山道へ戻ろうとこのT字の分岐からさらに北西へと延びる道へ歩いていくが途中で道はなくなり送電線を見上げて考えることしばし。これが冬とか春とか蜘蛛がいない時期なら藪こぎでもしてでも突っ込んでいくのだが、蜘蛛を目の前にそんなことをすることは玉砕覚悟の特攻隊であり気が狂いそうで(^^;、結局、元の支尾根の分岐に戻ることにし、分岐を今度は北東へと進むことにした。歩き出してすぐに道は左下へ下り、そのまま進むと関電の鉄塔に到達した。

【10時46分】錯乱状態?[地図のオレンジ色]
 鉄塔まで着くまでに蜘蛛の巣だらけでパニクっていた僕はさらに冷静さを失っていた。(^^;ソンナコトデウシナウナヨ 
 鉄塔に到着後、しばし休憩。周りを見ると北東への道、南西への道、今来た南東からの道の3方向に道がある。地図を広げながらGPSで位置を確かめるが逆に早く西の本来の登山道へ戻らなければと焦ってしまい、迷うことなく南西への道をとることにした。

 また蜘蛛の巣だらけで木の枝でよけながらしばらく歩くと、見たことある風景。あれ?????。先ほど支尾根からそのまま下ったところへ出たところに来てしまった。なんてこったリングワンデリングしている!。冷静に考えればそこへ出てくるのは当たり前なのだが、蜘蛛でまったく冷静さを失っていた。(^^;
 ここで改めて地形を確認。送電線が延びている先には半国山の山頂が見える…。ん?。送電線が麓で左へ折れているではないか!。半国山の東側を延びる送電線はそのまま直進するはず。ということは…。目の前に見えているのは小和田山の尾根!?。何てこった!。まったく反対側を見ている。でも、これではっきりと方角がわかり冷静になれた。GPSばかりに頼りすぎて過信してしまい地形を読まなくなる典型的なミス。(>_<)
 早速、先ほどの関電の鉄塔まで戻ることにした。

【11時35分】やっと林道へ[地図の緑色]
 戻って今度は北東へ抜ける道を進む。もうそれでダメなら今日は引き返そうということで3人合意した。これが正解で道はそこから北を向き、最後に本来の登山道に合流することができた。やれやれ。(--;)
 
【11時48分】本来の登山道(林道)を歩き始める
 本当ならば30分もかからない場所まで1時間半もかけてしまい時間がかなり押してきてしまった。
 この登山道は途中まで軽トラックなどであれば充分入ることができるほどの幅があり、それだけに面白味に欠ける。
 道はいくつもの枝道を分けながら本道を進むとやっと登山道らしき道になり、そのころには植林帯へと様変わりする。なだらかな坂道を登っていると途中で何やら作業中のおじさん二人に出会った。
 そこで疑問だった登山口のことを尋ねてみた。やはり案内板のあるネットが張られていたところが正式な登山口で、迷った道は関電の巡視路のようだ。そのことも話すと「踏み後はほとんどなかったろう」と言われたので地元の人かもしれない。 これで何もかもわかり気をよくして先へと進むことができた。


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林道へ無事抜けることができて
自然に笑顔になる
  るり渓の別荘地から連なる尾根に出る


【12時20分】尾根分岐
 広くなだらかな稜線が見えてくると、るり渓の分譲地から延びる道と合流。
 それを右へ広い尾根沿いに進む。尾根の右は植林、左は自然林だが尾根道はおだやかという表現がピッタリ合いそうな雰囲気。秋らしい落ち葉の絨毯を踏みしめながら歩けてとても気持ちがいい。
 数分歩くと半国山への分岐案内板が現れて左へ。最初はなだらかな道も山頂直下になると急に傾斜が厳しくなり最後のバイトを強いられる。
 ここで山頂から下ってきた一段のグループの中にどこかでお見かけした顔が…。PIKKUさんだ!。お互いそんな場所だったので声をかけただけですれ違ったが山の世界は狭いと思った瞬間だった。(^^)


蜘蛛の巣に惑わされ半国山で迷走ハイク
ようやく山頂に到着


【12時35分】半国山山頂
 山頂は広く芝生が気持ちいい。
 先に男性ばかりのグループ二組10名ほどがお昼を食べている。ジミーちゃんは「どっこいしょ!」と言いながら腰を下ろした。その言葉から少し疲れが感じ取れたのは気のせいか?。(^^;
 今日は事前にラーメンを作ると予告してあったので、コンビニで買ったラーメンを取り出す。ジミーちゃんはラーメンだと思って買ったカップが実は、新製品のはるさめラーメンだったとこの時初めて知る。かなり悔やんでいたが後の祭り。(^^;

 雨の予報だったがここへ来て雲間から青空が覗きだした。遮る物がない山頂は暑くて仕方ない。ラーメンを食べて一服。
 二人を前に山名同定するが木が生い茂り見えるのは比良山系と愛宕山程度。遠く武奈ヶ岳が見えたのは嬉しかった。
 山頂にはプレートの他に不動明王像が描かれた石碑がある。最初に見つけたのはぎっちょんで「ほら、これ不動明王が書かれてある」と示してくれた。なるほど。
 時間がかなり押してきたので早々に下山を開始。



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北東を望むとうっすらではあるけれど
武奈ヶ岳も見えた
  こんもりと尾を広げる愛宕山


【13時18分】半国山下山[地図の水色]
 山頂へ来てからは太陽が差すほどの日差しが見られたが、下るときはまた厚い雲に覆われてきた。どうやら本当に雨が降り出しそうだ。
 今回の事前計画のコース取りは、下山は一度井手への道へ向かってから関電の巡視路を分けて千ヶ畑へ戻ろうと思っていた。が、往路のこともあるので来た道をすんなりと帰ろうかと考えていたところ、二人に説明すると巡視路でもいいと言ってくれたので、言葉に甘えてそちらを選んだ。これがまたミスの始まりだった。(^^;


蜘蛛の巣に惑わされ半国山で迷走ハイク 蜘蛛の巣に惑わされ半国山で迷走ハイク
井手への分岐
この右奥に鉄塔がある
井手への道
まだまだ元気なジミーちゃんとぎっちょん


 尾根上の分岐へと戻り、左折。しばらく歩くと送電線を越えたところで井手への分岐に出た。道標には井手と表示された下に手書きで「千ヶ畑」と書いてあり地形図でもそうなっていたので、疑いもなくそのまま右折した。ここでさらに本当は数mか数十m先に千ヶ畑への分岐があるらしいのだが、それを見落として(というか確認していなくて)そのまま井手への道をまっしぐらに歩いてしまった。分岐のすぐ近くに鉄塔が見えていたのに頭の中で分岐の分岐ということをすっかり忘れていた。(^^;
 しかも先ほどのミスを教訓に今度はGPSに頼らず地形図とコンパスで行こうとGPSを見なかったのが傷口を広げる形になり711mポイント近くまで歩いてきて、初めておかしいと思いGPSを確認し間違いに気づいた。(--;)

【13時45分】引き返す[地図の黄緑色]
 そのミスに輪をかけるように雨が降り出した。正に泣きっ面に蜂。林の中だったのでそう濡れることはなかったが、たびたびのミスで気分が萎えてくる。二人に事情を説明し来た道を引き返すことに。
 井手への分岐のところで見た鉄塔まで素直に戻ればいいものを、来たときに出くわしたヤマカガシらしき蛇のこともあって、鉄塔の手前で西にエスケープしようと下ってしまった。くだるとそこは湿地帯で、雨の影響もあって地面はヌルヌルで先へ進めず結局登山道へ引き返す羽目に。あー、僕は一体何をしているのやら。完全に自信喪失。σ(--#)

 今度はちゃんと鉄塔付近まで戻り道を探す。あったあった。(-。-) が、これも鉄塔から先は松林の落ちた枝が道をわからなくしていて、ちょっとドキドキした。
 先へ進むとトレースされた道があり、途中で道が沢になったりしたがおおむね良好な道で、往路で来た林道へとたどり着いた。「ホ」。(-。-)


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目印になってくれた鉄塔に
お礼を込めて記念撮影(^^;
巡視路の途中では台風か雪の影響?で
ひん曲がった木々が見られた
関電の巡視路は一部を除き
はっきりとしたトレースを描いている
 

【14時25分】林道と合流
 あとは広い林道を下るだけ。途中からは今日の戒めにと蜘蛛を撮影するほどの余裕も出てきた。(^^; 道は途中からコンクリート道に変わりそのまま、今朝見たネットフェンスのところへ。ネットをかいくぐって、それも記念撮影し車の所へ14時51分に到着。
 ここへ来て、天気は回復し青空が広がる。終わりよければすべてよしといいますが、こんなミスをしているようではまだまだ未熟者です。(~_~;)


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こんな蜘蛛が至る所にいました
見るだけでもおぞましいぃぃ
(だったら載せるなよ(^^;)
下山してネットをかいくぐり
波乱のハイクは終わった


蜘蛛の巣に惑わされ半国山で迷走ハイク
奥猪名健康の郷


 さぁお次は温泉温泉!。ここからは帰りと逆方向になるがるり渓温泉が近い。早速、車を走らせ現地へ着くが駐車場は満杯。6台ほど待っていてやっと自分の番になった頃、施設から来た従業員さんが「中に入られてもお風呂に入るまで1時間ほど待ってもらわなければなりませんがいいですか?」と言ってきて意気消沈。そんなに待ってられるか!と意見が一致し、頭の中で思い浮かんだのは籠坊温泉。だんだん帰路から離れていくがこの際、行ってしまえ!と走らせる。かなり自暴自棄にきていた。(^^;
 途中で奥猪名健康の郷が目に入り、確かここも外湯があったはずと駆け込む。
 受付時間ギリギリで入ることができた。\(^o^)/ 料金は300円と格安。ただ、温泉施設は銭湯並みで、露天もサウナもないがとりあえず早くさっぱりしたかったので満足だった。

 帰りは帰りでぎっちょんを送っていくときに梅田から御堂筋に入ったのだが、この日御堂筋パレードをしていたことをすっかり忘れていて市役所前で道路閉鎖されていて大渋滞。最後の最後までついていない一日でした。
 救いは二人がこんな山行でも楽しんでくれたこと。特にぎっちょんの「これくらいでないと面白くない」という本音か僕を気遣ってかわからないけど、そう言ってくれた一言が嬉しかった。(ToT)
 ジミーちゃんも次もまた行こうと言ってくれたし、今度はすんなりと登れる山を選びたいと肝に銘じて家路につきました。お二人とも本当にご苦労様でした。