| GWなのに稲村ヶ岳は寒かった! |
●場所:奈良県天川村
●日時:1999年(H11)4月29日
●天候:曇りのち晴れ
●標高:1725m稲村ヶ岳
●メンバー:僕、亀さん
| 国土地理院の数値地図とカシミールを使って地形図を表示します | |
|
付近の地図を表示します(アイコンをクリックしてください) |
GW初日、下界のお天気は晴れ。
友達を乗せて大阪を6時に出発。阪神高速をひた走り西名阪松原料金所到着。GWを遊びに行く人のクルマですでに渋滞。(ーー;)
いつものように柏原ICで降りて山麓線をひた走り309号線を南下。
![]() |
| 出発前にごろごろ水を水筒に入れていく |
クルマを母公堂近くの道に路駐し準備を整える。気温は6度。風もあってかなり寒い。天気予報で今日は寒いと聞いてはいたけれ
どこれほど寒くなるとは思ってもみなかった。
8:45出発。
道路からの登山口はすぐにわかった。この登山口の脇にでかい看板が立てかけてあった。内容を読むと大峰山の女人禁制につい
て解かれたと報道があったことに事実無根と反論してあり、いまだに女人禁制でありますので注意してくださいとのことだった。
![]() |
| 登山道脇には「コゴミ(草蘇鉄)」が。 |
![]() |
| しっかりと踏まれた登山路 |
登山路は延々と続く杉林の中を歩く。山上辻までは「だらだらと続く長い坂道」という表現がぴったりあてはまる。途中、中高年風の
グループを二組抜いて若いお兄ちゃんに抜かれる。
![]() |
| 観音峰への分岐点となる法力峠 |
法力峠を越すと右手には白倉谷への急な谷筋が見えてくる。そしてこのあたりから体に当たる風も強くなってきた。しかも冷たい。
所々かかる鉄橋を渡る。しかしこれが凍っていてツルツルと滑る。怖い!。
僕も友達も何度となく足を取られてこけそうになりながらも手すりをしっかり持って怖々渡り歩く。
![]() |
| なんと樹氷が見えてきました |
![]() |
| シラビソにもびっしりと霧氷がついていました |
高度を徐々に上げていくとなんと樹氷が見えてきた。寒いとはわかっていたけれどまさか樹氷が見れるとは!。これで2月に
高見山で見た樹氷を併せて3ヶ月連続して樹氷を見たことになる。ラッキーなのかどうなのかわからないけれど、季節はずれ(
もしかしたらこれも普通?)の樹氷を楽しみながら山上辻に到着。
山上辻では稲村小屋のトイレ?が改装中で大きな新品の浄化槽が並べてあった。
![]() |
| 不法投棄現場ではありません。稲村小屋の改装工事風景です。 |
![]() |
ほとんど素通りで山上辻をあとにしてまず目指すは大日山。 鎖場があり、「危険」マークもついたこの山を登るのも今回の楽しみの一つ。稲村ヶ岳への分岐点に付くと標識もあり小休止がてらうろうろしていたら大日キレットが見えた!。これが大日キレットかぁ〜。写真で見るよりもっと迫力があって奥深いなぁ。 信仰の山じゃなかったらクライミングにはもってこいの壁なのにと罰当たりなことを思い浮かべる。(^^; |
| これが大日キレット!。間から高城山方面を望む。 |
![]() |
さぁ大日山へと登ろう。最初は大したことはないが奥へ行くほどグレードが あがり、階段あり脚立を開脚させてロープや針金で固定して足場にしていたり とバラエティに富む内容。(^^; しかし、やはり気は抜けない。つまずいてこ けたりしたら場所によっては大日キレットへ羽ばたくことにもなりかねない。 (^^; 今は人が少ないからいいものの、人が多くなって降りる人もいればすぐに大 混雑まちがいほど狭い登山路を登り続け山頂に到着!。しっかりした鉄橋もあったが、この日のように寒い日は足下が凍結している 恐れがあり、滑ってとても危険。手すりの幅が大きいので下手に滑ると本 当に崖下まで落下しかねない。非常に注意が必要です。 |
![]() |
| 祠の横を抜けて裏へまわると観音峰から五條方面がバッチリ |
なるほど情報通り狭い山頂で祠が奉られていた。展望は悪いが祠の裏に回る
と西側の景色が一望できる箇所がある。
手を合わせて道中の無事をお祈りした後、記念撮影を下山開始。
登るときも苦労したが、やはり下りの方がもっと怖い。一歩一歩注意深く降
りてゆく。
![]() |
| 祠の前で記念撮影。 |
天気はめまぐるしく変わり、さっきまで見えていた山上ヶ岳までもガスが覆い隠してしまう。
ここらで天候の回復を待つ時間を利用して腹ごしらえをする。バリゴヤ谷ノ頭への登山路へ向かう分岐点で昼食。
上空をゴーッといいながら風が抜けていく。今回も寒さに耐えながらの昼食。いつになったら暖かい日の中で昼食が食えるのやら。(^^;
食べ終えた後、再び展望台に登る。 時々、下から登山者が交互に上がってくるがあまりの寒さに5分とたたないうちに降りてしま
う。こんなに見事な展望なのにもっと見ていけば?と思うけれどそれは人それぞれで、寒風吹きすさぶ中、何十分も居座る僕らが異
常なのかもしれない。(^^;
![]() |
| 昼食を取っていると日差しが入ってきた。上を見上げると見事な風景が待っていた。 |
稲村ヶ岳の展望を充分満喫した後、12時35分に展望台を後にする。
山上辻まで戻った後、今度はレンゲ辻へと方向を変える。山上ヶ岳へと続く尾根の南側を歩いているときは、先ほどまで強く吹い
ていた風もどこへやら快適に歩けたものの、途中から北側斜面になった途端、再び突風が僕らを襲う。
しかも、道までもが険しくなりアップダウン激しく、細い登山路とあって浮き石に足を滑らせれば、谷筋へと何十m滑落するかもわか
らないほど少々危険な場所も多々あった。
![]() |
![]() |
|
| 山上辻からレンゲ辻への道はご覧のような険しさ。 | レンゲ辻到着。山上ヶ岳へは女人結界門が立ちはだかる。 |
1時20分レンゲ辻到着。
ちょうど、この箇所は稲村ヶ岳から山上ヶ岳へと続く尾根の鞍部になっていて、レンゲ辻からは双方へ見上げるように登山路が続いて
いる。僕らはこれから川瀬谷へと降りるのだが、この傾斜が結構きつそう。
ここで小休止。尾根を垂直に見てちょうど大普賢岳が見える。山上ヶ岳への登山路には女人結界門と女人禁制についての簡単な但
し書きの看板が立てかけてあった。
そのきつい傾斜へと歩き始める。登って稼いだ高度を一気に吐き出すようにどんどん下っていく。大峰大橋から登って来るのなら最後
にこの登りがあるとなると僕としてはこのコースは登りたくない。(^^; ガレ場なので時々、足を持って行かれそうになる。
谷筋になったためかよく見ると小さい花が至る所に咲いている。先だっての京都西山でのカタクリオフでこまくささんから伝授?してい
ただいた花の魅力に取り付かれてしまったのか今まで目に行かなかった花にも目がいくようになる。
次々にカメラに収めたものの今の時点ではその花が何の花であるかわからない。(^^;
![]() |
![]() |
|
| バイケイソウ | ネコノメソウ? |
![]() |
| レンゲ辻からレンゲ坂谷を下降するところです。 登山路を歩く友達が見えますか?。 |
調子よくトットと下っていったのだが、いつの間にやら登山路をはずして川筋へと降りてきてしまっていた。木に巻かれたテープを
目印に降りてきたはずなのに気が付くと10mほど上の方に登山路があった。
もちろん、登り直して登山路に戻ったのだが、そのあと川筋と登山路は十数メーターほどの高低差となっていった。
ここではともかく、こんな些細な見落としから道迷いに陥ってしまい挙げ句の果てには…。なんてことになるんだろうなぁと考える
と少し怖かった。
![]() |
| 大天井ヶ岳が見える |
![]() |
| ハシリドコロ。中毒症状にかかると苦しんで走り出すところからこの名がついたという。 |
![]() |
| レンゲ坂谷などいくつもの谷が合わさって川瀬谷となる。 |
2時50分林道終点まで降りてきた。大峰大橋からここまで立派な舗装がされた。来た道を振り返ると山上ヶ岳が綺麗に見える。
ここに来て初めてすっきりと晴れてきた。今頃晴れるなんて悔しい!と思いつつクルマを置いている場所まで歩く。
![]() |
| 洞川からの舗装道路終点地点。まだ、舗装されて間もないみたい。 ここからは山上ヶ岳が見える。 |
クルマまで戻りごろごろ水をたらふく頂いたあと、洞川温泉に浸かって体をほぐす。山に登って達成感を味わい、降りてきて温泉に
つかる。最後にご褒美が待っているようでこれも登山の醍醐味かもしれない。
帰りの西名阪は柏原に新料金所が出来たお陰で非常にスムーズに家路につけた。今までの渋滞がウソのよう。