●山 名 上高地
●エリア 長野県
●日 時 2009年(H21)1月25日
●天 候 くもりのち晴れ
●メンバー タケさん、森やん、ケイコさん、しんさん、ゲキさん、てる
●コース 釜トンネル前 7:37
大正池 8:59
田代池 9:37
田代橋 10:13
河童橋 10:53−12:43
釜トンネル前 15:17

※河童橋から釜トンネル前までの復路は途中1時間ほど休憩あり




このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください




 タケさんから冬の上高地へ行こうと誘われたのは昨年10月。
 その月、タケさんと森やんの3人で下の廊下と水平歩道を歩き、次はどこへ行こう?となったとき上高地の話が飛び出した。
 僕が思い切ってなかなか行けないところをピンポイントで突いてくる、いけないお人…。(苦笑)
 今回はケイコさんにしんさん、ゲキさんも一緒に6人で上高地を訪れました。

 前日、夜に平湯温泉へ到着。
 高山市内はノーマルタイヤでも走れるほどだったのに、ほおのき平スキー場付近まで来ると路面はみごとなミラーバーンに変身。
 表示されている路面温度はなんと氷点下14度!。前夜から今冬一番の寒気が流れ込み、寒さが厳しくなるとは予想していたが、アプローチの段階でこの寒さになるとは…。

 今回宿泊したのは「旅荘つゆくさ」。バスターミナルに近い場所にある。
 宿について早速、温泉につかる。きんきんに冷えた外気と熱い温泉の温度差は50度以上!。どうかすれば頭の血管がプチッ!といきそう。(苦笑)
 その夜は部屋でプチ宴会をし、早めに就寝。

 翌朝、荷物を取るため駐車場へ出ると、軒下にある温度計が−16度を指していた!。こんなところでいきなり最低体感気温更新!。 しかも軒先で風防に覆われていてのこの気温。外気温は−20度以上か!?。 さすがに素手で作業をしていると寒いを通り越して痛くなってくる。恐るべしこの寒さ。

 今回は宿の方に釜トンネルまで送迎をお願いしていたので、楽ちんでたどり着けた。
 釜トンネル前での気温は−8度。

準備を整えて釜トンネルへ 非常灯は点いていて出口までの距離がわかる 時々、工事車両が通過していく


 宿の方によると、今年は異常なくらい雪が少なく、例年の半分から1/3程度しかないという。
 釜トンネル前は、上高地へ向かう複数のグループが準備をし、次々に出発していく。

 今冬から釜トンネル内の照明は消灯されている。装備の未熟な一般ハイカーを閉め出す意味のようだ。しかし、実際は非常灯や避難路の場所は明かりがあり、ヘッデンなしでも何とかなる。但し、明かりのある場所以外はほとんど何も見えない。
 その他、心配された路面の凍結はなく、アイゼンは完全に重しになってしまった。




 トンネルを歩く間、工事関係車両や環境省の車両が走ってゆく。乗せて欲しいぃ〜。
 トンネルを出ると風景は一変。一面雪!。ただ、車が通るので除雪されていて、ここではまだスノーシューの出番はない。
 しばらく除雪された道を歩くが、対岸へ渡る橋(工事用車両専用)との分岐から大正池への道は除雪されておらず、ここからスノーシューの出番。

 ほどなく大正池が見え始める。
 氷が張る大正池。池の畔まで近づく。しかし残念ながらその奥に見えるはずの穂高連峰は真っ白なガスの中…。
 たくさんのハイカーがここで景色を楽しんでいる。大正池に張った氷は薄く踏むとパリパリ割れる。

 ここから歩道を歩き田代橋へ進む。目はどうしても穂高を向いてしまうが、右側の霞沢岳側もなかなか見応えがある。というか天気がそっちしか晴れてくれないので、自然と目がそちらへ行く。 帰ってから調べてみると六百山の山塊だった。
 












外気温は−10度






六百山の山塊を眺める


道標に従って田代橋へ進む
 カメラマンが場所を陣取る田代池の有名地をサラッと通り、トレースと道標に従って田代橋へと進む。

 しんさんが「せっかくスノーシューを履いているんだからトレースのないところを歩かないと」と言う。無積雪期なら森林保護のために歩けない場所も、雪が少ないとはいえ1mほど積もる雪の上なら大丈夫。
 みなそれぞれ好きなトレースを描いて歩き出す。

 田代橋が見えるまでは樹林帯の中をひたすら歩く。
 途中で道を外れ、梓川の近くまで足を踏み入れる。ゲキさんはマイペースでゆっくりと雪の上高地を楽しんでいる。

田代池の有名な場所


















梓川を眺めながら…





 田代橋へたどり着いた。釜トンネルから続く除雪された道が交差する。
 橋からはひっそりと佇んだ上高地清水屋ホテルと上高地温泉ホテルが見えた。山屋には縁のないホテルかな。
 本当ならウエストン碑のある対岸へ渡って歩くはずだったのだが、何故かそのまま渡らず進んでしまった。理由は…?。僕が渡らず歩いてしまったから。(苦笑)
 そのお陰?で猿のグループに遭遇した。近づくと警戒はしているような感じだが逃げはしない。小猿を連れたお猿さんもいた。

寒さに耐えるようにジッとしているお猿さん





 大きく蛇行していた梓川が直線で見通せる場所へ来たとき、目的地の河童橋が見えた。やっと着いたというよりも、もう終わりか…という気持ち。
 河童橋に着く手前で砂防工事が行われていた。工事車両がここまで入ってきている。逆に言えばこの工事がなければ、まったく除雪はされていなかったのかも。

 そして目的地である河童橋に到着。
 稼働期は引きも切らず人が行き交う河童橋だが、橋には軽く雪が積もり誰もいない。ここへ来て風が出てきて余計寒々しく感じる。

 少し時間は早いが昼食の準備に取りかかる。
 昼食はお鍋2種類。もつ鍋とキムチ鍋。僕はキムチ鍋を担当。 事前にネットから手に入れたレシピの通り、市販のダシを使わず鶏ガラスープや酒粕、醤油、塩、そしてキムチで味を出そうと試みたが、これが見事に失敗…。苦悩の昼食となってしまった。皆さんごめんなさい。

 そんなこんなしている間に穂高にかかっていた雲が取れ、雄大なその姿を見せ始めた。
 すっきりとは晴れてくれないが、朝方の天気を考えれば、よくぞここまで晴れてくれたというもの。
 全体的に雪が少なく、山肌がかなり見えているため、期待した真っ白な穂高…ではなかったが、そこは腐っても穂高。圧倒的なスケールに、しばらくボーッと見とれていた。






 




河童橋から焼岳

 
 今日はここで折り返しだが、次来るときはどの山の通過点だろうか?。などと考えながら河童橋を後にした。
 来たときとは一変。帰りは黙々とスピードを上げて歩き続ける。 が、そのために森やんが列からはぐれてしまい、迷子になってしまった。
 途中、大正池ホテルの冬季用トイレで休憩した時、列からはずれていた森やんが、休憩していた僕らを見逃し、そのまま素通りしてしまったのだ。

 その時点では前か後ろかわからない状況だったので、僕らは来るであろう森やんを待つことにした。
 まぁ正確には大正池と穂高を眺める絶好の休憩ポイントだったので、おやつを頬張りながら、「あの穂高にかかる雲が取れてくれたらな〜」なんて、暢気なことを話しながら、カメラを構えて待っていたのだが。(苦笑)

 しかし、1時間近く待っても来ないので、あまりにも心配になり、しんさんが先に偵察へ行ってくれた。結果、釜トンネルの出口(出発地点)で合流したと連絡が入った。
 一本道とはいえ、どこかで倒れていたら…どこかで滑り落ちたのかも…とか少し頭をよぎったが、取り越し苦労で良かった。


夏ならバスやタクシーが行き交う道も
ご覧の通り


バスターミナルも一面雪


森やんを待っている間に消化したおかし(笑)


姿を見せた焼岳





 帰りの釜トンネルはヘッデンを付けずに歩く。真っ暗で手元足下は何も見えなが、何十m置きにある非常灯を頼りに、歩き通す。
 釜トンネル前に到着。森やんが恐縮していた。(苦笑)
 そこではツアーの方の最終集合場所となっていて、次々にバスやタクシーや送迎やとやってくる。しばらくたって宿の車がやってきた。
 
 宿の方はしきりに温泉へ入っていくように勧めてくれる。素泊まりでしかも、他で温泉に入ろうものなら料金もかかるのに、そんなご迷惑なこと…。え?そこまで勧めてくれるのなら。じゃ…。ということで入らせていただくことになりました。(苦笑)


釜トンネル前で記念撮影するグループ


旅荘つゆくさの露天風呂であったまろ


 旅荘つゆくささん、とっても親切でいいお宿です。…とお世話になったから宣伝しとこ。(笑)
 ホームページはこちら

 お世話になった宿に別れを告げ、平湯温泉バスターミナルで土産物の買い物をと立ち寄るが、夏時期とは違い人がいない。
 定番の野沢菜漬けだけを買う。
 タケさん号とはここでお別れ。マイペースで飛ばしたいタケさんはこのあとノンストップで大阪まで帰ったそうだ。(汗)
 僕らはひるがのPAで夕食を食べ、東海北陸道片側1車線のままの区間で渋滞に巻き込まれながら、それでもあとは快適に大阪へ帰って来れました。
 しんさん運転ありがとう。

 もし、もう一度冬の上高地へ行くなら、豪雪で晴天の時だな。(笑)

 


プラネット・グリーンeストア(hellyhansen)