北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳

北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
●山 名 伊那前岳・木曽駒ヶ岳
●エリア 長野県
●日 時 2008年(H20)8月2日
●天 候 晴れのち曇り
●メンバー しんさん、てる
●コース 菅の台バス停5:00
北御所バス停5:22
蛇腹沢登山口6:14
清水平6:57
うどんや峠7:24−8:00
一丁ヶ池8:29
小屋場8:41
伊那前岳(三角点)10:29
宝剣山荘11:14−11:40
宝剣岳11:50−12:00
木曽駒ヶ岳12:45−12:55
宝剣山荘13:20
千畳敷駅14:22




このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳 地図





 

  「ロープウェイを使わない木曽駒ヶ岳」そう提案したのはしんさんだった。
 思えば14年前。ロープウェイを使って宝剣岳・木曽駒ヶ岳と回った。山登りを始めて間がなかったこともあって、それでも辛かったような記憶が蘇る。

 前夜、しんさんと合流。駒ヶ根へ向かう。
 このところの原油高の影響で、レギュラーがリッター180円。史上最高値を記録(この当時)。遠出には厳しい出費。
 救いなのは高速のETC深夜割引が40%になったこと。今回は往復ともこれを活用し経費を削った。

 深夜1時過ぎに、菅の台駐車場に到着。3割程度の入り。一角に停めて就寝。少し窓を開けて寝る。これだけで充分涼しい。さすが標高800mの地。お陰ですぐに爆睡できた。
 起きると外はざわざわしている。午前4時。まだ外は暗い。 サンドイッチを食べながら、身支度をする。

 バス停前にはすでに長蛇の列!。事前の下調べで、今回歩き始める北御所バス停までの乗車の場合は、降車の時に払えばいいことはわかっている。
 この時期の休日は始発が5時台に出る。しかもここ菅の台から始発で臨時便がバンバン出る。僕らは3便目のバスに乗車できた。降車を考えて前の席を取る。
 細くヘアピン連続の道いっぱいにハンドルを切る運転手の腕裁きは見事なもの。見ててほれぼれする。
 北御所バス停に到着。僕らを含めて4人が下車する。料金は560円。
 見送るバスの乗客が「どこへ行くんやろ?」という顔でこちらを見ている。


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳 菅の平 北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
菅の台バス停 北御所バス停を発車するバス



北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
北御所バス停前の林道ゲート

 
北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


 北御所バス停前にはすでに、男性が一人登る準備をしている。
 これから歩く先の林道にはゲートがあり一般車は入れない。もっとも菅の台に近いところから一般車は通行不可だが。
 よく車に踏まれた地道の林道を歩く。早朝に山を歩くと空気が澄んでいて気持ちがいい。しかし、林道が長く単調で飽き飽きしてくる。そんなところへ工事用のトイレを発見。利用させていただく。
 すぐに谷を渡り、渡ったところにピンク色のテープが巻いてあった。方角的には目指す清水平への方角としては合っているが、事前に得た情報でこれが道ではないと知っている(でももしかしたら登山道に合流しているのかもしれない)。
 さらに先へ進むと、立派な道標があり、そこから登山道が延びている。
 踏み跡明瞭。歩きやすい一本道。しかし、緩やかな林道歩きとは一転。一気に高度をあげる。だからと言うわけではないが、何故かこんなところで右ふくろはぎにピリッと痛みが走った。今までの経験からこれは痙る前兆の痛み。悪い予想は的中。徐々に痛みがひどくなってくる。 まだ、前半も前半。たいして歩いていないのにどうしてなぜ?という考えが頭を巡る。


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳   北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
スタート後ひたすら林道を歩く   蛇腹沢(じゃばらざわ)登山口


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


 だましだまし歩いて清水平までやってきた。
 ここのお目当ては湧き水。広場の奥にある。
 すくって飲んでみる。柔らかく自然の甘みが口の中に広がる。しかも冷たい。これは美味しい!。足の痛みが吹っ飛びそうなくらい美味しかった…というと、ちょっとオーバーか。(^^;



北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
湧き水をすくって飲むしんさん


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
ホタルフクロかな?

 次にたどり着いたのが、もう一つの目的地「うどんや峠」。やっぱりうどん屋はない。(^^;
 関西人としてここでうどんを食べずに素通りすることはできないでしょう。 取り出したるはカレーどんべい。事前に用意してました。
 はい、しっかり食って記念撮影ぃー。


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
うどんや峠



北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
うどんや峠でうどん!証拠写真


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳   北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
一丁ヶ池 一丁ヶ池の奥にある広場


 うどんや峠で無事?うどんを食べた僕らは本来の目的地である木曽駒ヶ岳を目指す。
 一丁ヶ池、小屋場を通り過ぎ、伊那前岳への稜線上に出る頃には森林限界となる。急激に見晴らしがよくなり目指す方向には伊那前岳が高くそびえ、振り返ると南アルプスの山並みが雲海と共に眺めることができる。
 

北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
小屋場



北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
南アルプスの山並みが見え始める


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
目指す方向に見えるのは伊那前岳


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
七合目の道標


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
これぞアルプス登山の醍醐味



北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
望遠ショットで撮影した北アルプス
槍ヶ岳やジャンダルムが見える


 とりあえずの目標とする伊那前岳が見え、距離感がつかめたのに、歩けど歩けど一向に縮まない。まるで回転機の中で回るねずみのよう。(^^;
 そんな感覚に惑わされているのも、やはり足の具合が悪いからなのか?。ここへ来て再び足が痙るようになってきた。ふくろはぎをかばって来たのが裏目にでたのか、今度は太ももの裏側まで張ってきた。


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


 それを見た、しんさんがこれを飲んでと差し出してくれた。CARBO SHOTZ(カーボショッツ)だった。
 この食べ物は栄養補助食品というよりジェル版滋養強壮剤といったほうが合っていそう。
 このCARBO SHOTZの効果は今冬の三十三間山で春風さんの行動力で実証済み。ありがたく頂戴する。
 しかしこれがお世辞にも美味しくない。味はバニラだったが、バニラというより、粉状の苦い風邪薬をゼリーに溶いたといった方が合ってそう。それほど美味しくない。(^^;

使用書には即効性とあるが、さすがにアンパンマンのように顔を換えただけですぐさま「元気100倍!アンパンマン!」のようにはなれず、それ相応の時間はかかる。(^^;
 なのでここから先もだましだまし歩くこととなる。


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
画像をクリックすると展望が180度スクロールします


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳



北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
伊那前岳を振り返る


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
宝剣岳(右)と宝剣山荘


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
コマクサが保護されている


 やっとのことで伊那前岳のピークにたどり着く。正確なピークは知らないが、三角点があるのでこことしよう。(^^;
 この見晴らしはどうだろう!。中央アルプスの背が折り重なるように延々と続いている。しんさんが初めて単独でテント縦走したという空木岳も素晴らしい姿を見せている。
 右手下には赤い千畳敷駅が見える。この伊那前岳から見る千畳敷カールは「カール」の意味通り、スプーンで掬ったような地形をしているのがよくわかる。
 さすがにここまで来るとすれ違う登山客の数も増えてくる。僕らとは違いとっても軽装なのでロープウェイ利用の人だろうと察しがつく。


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
宝剣山荘で一息つく


 宝剣山荘に到着。まずはその先の木曽駒ヶ岳を目指して進もうとした時、かばっていた足の筋肉が完全に痙ってしまって動けなくなってしまった。
 状況を判断したしんさんが、宝剣山荘で休んでいきましょうと提案してくれた。
 彼から言ってくれたことで気持ちがとても救われた。

 まだ、お昼には少し早い山荘内はガラーンとしている。
 僕は豚汁を、しんさんはビールを注文する。待つ間、従業員さんかおかみさんかが、慌ただしく電話で応対している。どうやら近くで足をケガした人がいる様子。下界の警察と状況や救済方法についてやり取りしている。
 ビールはサーバーから注ぐ本格派。めっちゃうまそう!。(*^_^*) いやいや僕は足の張りがあるので我慢我慢。(ToT)
 持ってきたおにぎりと豚汁でお腹を満たす。この豚汁、濃くてとても美味しい。
少し塩辛くしてあると思うけど、疲れた体にはとてもいい。

 ここでゆっくりと時間をとったことが、回復に拍車をかけた。
 CARBO SHOTZの効果も出てきてか、足の張りもなくなり、まったく問題なくなった。素晴らしいCARBO SHOTZ+豚汁!。(^^;


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
宝剣山荘から見た宝剣岳


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
宝剣岳ピークまであと一歩


 宝剣山荘を出て、まず宝剣岳を目指すことに。
 ここは空荷でピストンする。
 宝剣山荘前から眺める宝剣岳は、岩の塊で築きあげられたような要塞に見える。一つ一つの岩が右へ傾きまるで何かを押しつぶすかのような威圧感がすごい。
 ピーク手前の広場にはたくさんの人が集まっていた。頂上の岩はプチ混雑し順番待ち。自分の番が来て駆け登る。ここは2回目なので変わったポーズはないかな?と考えて思いついたのが「命!」。(^^;


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳 北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
宝剣岳山頂で「命!」のつもり(^^; どうだ!登ったぞ宝剣岳


 次は最終目的地、木曽駒ヶ岳へと足を運ぶ。
 僕は空荷のまま目指すことにした。ここで無理をして歩けなくなったら元も子もない。
 ガスる中岳を経由し、重たい足を引きづりながらおっちらおっちらと登り、やっとのことで木曽駒ヶ岳山頂到着!。\(^o^)/
 苦しかっただけに感慨もひとしお。この達成感はロープウェイ周りでは味わえない。自分に誇らしく思った。
 帰りは中岳の巻道をたどり、少し岩場チックな道をトレースしていく。一部、落ちたらやばそうな箇所があったが、普通に歩けば問題なかった。


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
中岳から木曽駒ヶ岳山頂を見る


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
やったぜ!木曽駒ヶ岳山頂!

 
北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
木曽駒ヶ岳山頂は人であふれかえっている


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
木曽小屋


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
中岳(中央)と登ってきた伊那前岳(左)を眺める


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳   北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
奇石の楽園  中岳の巻道


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
上記画像の谷側派


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
伊那前岳の向こうから雲が湧き上がってくる


 宝剣山荘の近くにデポした荷物を回収し、千畳敷駅へと向かう。
 まだまだ登ってくる登山客もおおい。老若男女。圧倒的に登山ブームに乗るご年配の方が多いが、中には小学生低学年くらいの子どももいたりして、自分の子どもとダブらせて見てしまう。一緒に登れたらなぁー。


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
歩いた伊那前岳の尾根を眺める


 あれほど痛かった足の痙攣も、そんなことがあったのか?と思えるほど症状がない。改めてCARBO SHOTZの威力を思い知る。
 千畳敷カールの周遊道へ来ると、人でごった返している。とても2,600mの高山にいるようには見えない服装や靴で歩いている人を見かけた。さすがロープウェイ効果。
 千畳敷駅へ着くと、やはりというかすごい人、人、人。早速、乗車整理券をもらう。おおよそ2時間待ち。(+_+) ここへは3回目だが、乗車まで待ち時間は変わらない。幸い天気も持ち、外でゆっくりと展望を眺めながら時間をつぶす。


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳   北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
整理券を配る係員 建物の外は待つ人でごった返している


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳


 整理券の番号が呼ばれ、やっとのことでロープウェイに乗れた。 バスを乗り継いで駐車場に戻ったのは17時頃。
 今回の温泉は「早太郎温泉 こまくさの湯」。駐車場から少し山側へ戻ったところにある。
 たっぷりとかいた汗を流したあとは、楽しみにしていたソースカツ丼を食べるために移動する。といってもお隣にある「喫茶ガロ」なのだが。
 ここはしんさんお奨めのお店。
 時間的にオープンして間もないのに、すでに店内はほぼ満員。運良くカウンターへ滑り込むことができた。
 他の方に運ばれていくソースカツ丼を見て驚き。ドンブリからはふたが閉まらないほど大きなカツがどかどか乗っている。(@_@)
 これを食べるためにお昼も押さえたつもりだったが、さすがに同じカツを4枚も食べると飽きるだろうと言うことで、ミックス丼を注文。
 これが正解で、深みのある美味しいタレに漬かったエビとカツに舌鼓を打ち、無事?完食。

 帰りはETC深夜割引を利用するため、時間調整をしながらゆっくり走って帰宅。

 やっぱり夏はアルプス詣でに限ります。
 ご一緒いただいた、しんさんに何かと助けていただいて完登することができました。感謝感謝です。m(__)m


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
早太郎温泉 こまくさの湯


北御所バス停からうどんや峠を経て宝剣岳・木曽駒ヶ岳
喫茶ガロ


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ミックス丼