笠形山に吹く爽やかな秋の風 


 昼間はまだまだ暑いものの、朝夕はめっきり涼しくなって秋の気配が漂う中、そんな初秋を味わうべく笠形山へ行って来ました。

●場 所:笠形山(かさがたやま)
●山 域:播州
●日 時:2000年(H12)9月24日
●天 候:小雨のち晴れ
●標 高:笠形山 939m
●地形図:粟賀町(1/25,000)
●メンバー:てる、さとみちゃん(嫁さん)



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 昨夜降っていた雨は上がり、朝、空を見ると曇り空。
 今日は天気になるだろうと支度をして出発。しぇるぱさん山太さん矢問さんのホームページなどから情報を集めて、経路を決定するが、みんなが通った道をそのまま走るのではおもしろくないので、ひねくれ者の僕は誰も取らないだろうルートを選んだ。そのルートとは加西ICから釜坂峠を通って瀬加へ行くというもの。感想を言えば上記の方々が走ったルートを選んだ方がいいとだけ書いておきましょう。(^_^;
 しかし、このルートを選んだことで県道沿いに笠形温泉を発見し、帰りに楽しみができた。(^^) 大阪市内の自宅から2時間弱で到着。
 
県道から瀬加の村へ入る交差点付近

 道は県道から「笠形山登山口」と書かれた道路標識を左折し、あとは笠形神社と書かれた道標を目印に進む。途中で「仙人滝コース」と大きく書かれた看板があった。ここからそのコースを通り、帰りは笠形神社を通るコースも選択できる。
 少し走るとほどなく大鳥居の前に到着。すでにここの駐車場は車でいっぱい。しかも登山客が乗ってきたと思われるマイクロバスまである。こりゃ山頂は大賑わいかも。
 さらに少し走ると杉林の中で二股(正確には三つ又)に道は分かれ笠形寺と書かれた道標が目に入る。そこに丁度、車一台分が停めれるスペースを見つけて車を停めた 確かにこの道標を見ると間違って右折してしまうだろう。パルプさんが行ったようにいけるところまで車で登るなら左側の道をチョイスするのが正解。


笠形寺の横を進む 笠形寺のすぐ右に本堂がある


 【10時26分】笠形寺から笠形神社へ
 歩き出してすぐに一軒家が左に見え、そこが笠形寺だとわかる。階段と塀の写真はガイドブックにもあった写真そのもの。
 まっすぐに伸びる笠形神社への参道は荒れ放題。

 林道終点までは登山道と林道がたびたび交差し、途中からはくねくね坂の林道をひたすら登る。林道はコンクリートが敷かれ、ご丁寧に滑り止めまでしてある。林道沿いには所々車が駐車してあり、この山の人気が伺えるようだ。
 その割に林道終点には車が少なく、停めてあったのは一台だけ。少なくとも5台は置けそう。

立派なコンクリート道が延びる林道


車が数台置ける林道終点と登山口(右)

 ここから本格的に登山道になる。まわりは杉の植林が空を遮り薄暗い。
 雨が多いのと岩質もあるんだろうが道は浸食されてえぐれている箇所が多い。
 歩いているとポツポツと雨が降ってきた。そこへちょうど笠形神社が見えて雨宿り。先行していた年輩のツアーの一団も休憩してる。 境内は広く、矢問さんやしぇるぱさんが書いておられたように立派な本殿、中宮、拝殿が並んでいる。しっとりと雨に濡れる境内もまたいい。(^^)
 姫路城の大修理の際に提供されたというヒノキが有った場所には、そのことがつづられた掲示板があった。

笠形神社近くにある登山地図 緑の芝生がひとときの安らぎを与えてくれる


 【11時55分】笠の丸
 傘を差して先に進むと、さらに鬱蒼と茂った杉林に入り込む。ちょっとした岩場があり雨に濡れてツルツル滑るため慎重になる。仙人滝への分岐を右に取ると急に辺りがパッと開けた。ここだけ植林が伐採されているんだろうか?。その開けた場所から空を見上げると雨も上がっていてこれからはお天気な予感。開けたせいもあって涼しい風が吹き体の体温を下げてくれる。
 100mほど先まで登山道がスカッと見えてその先はまた植林帯に突入している。その道を先発したツアーご一行様が占有している。しかもペースがめっちゃ遅〜い!。(^^; 
 再び植林帯に入ってからは階段状の急な登りになり、ツアー客のおじさんおばさんは青色吐息。その横を若さ?に任せてごぼう抜き。(^^)
 
急に視界が開けて見通しが良くなる 聞きしにまさる階段状の急坂


笠の丸からちょこっと見えた笠形山山頂


 小高いピークに上がったところが笠の丸。
 左から再び仙人滝の登山道も合流し、その辺りにお便所もある。ここから笠形山のピークも見えるが立木に阻まれて全体は見えない。ここは東屋もあり一息つける。
 ツアー客が一息ついている間に早々にここを出発する。
 このあたりから自然林が山を覆う。鞍部に差し掛かるところでグリーンエコー笠形への道と合流する。ちょうどそちらから登山客も登ってきた。今回はグリーンエコーから登ることも考えたが、将来、宇根川滝の谷を遡行するときのことを考えて楽しみは取っておくことにした。(^^)

ツアー客でごったがえす山頂。
左側にはハーモニカを吹く人が。
左奥には昨年登った段ヶ峰も見
えた。
北側には千ヶ峰が見え尾根伝い
に縦走路も見える。


 【12時20分】笠形山山頂
 分岐から少し登ったところで視界が開けた。山頂だ!。\(^o^)/
 程良く広い山頂は東屋が二つ。すでにお弁当を開けた登山者で賑わっている。僕らが昼食にかかろうとすると例のツアー客が到着し山頂は50人以上の超満員!。
 そのツアー客は食事が終わるとハーモニカで演奏を始めるし、おばちゃん特有のエンドレスな笑いが山頂を覆うし、いてる間は旅館の宴会場と化して休まることがなかった。(~_~;)
 しかし、そそくさと下山してくれたお陰で本来の静かな山が戻った。次の山行からはツアー客を見たら、絶対他の山に変更するに限るぞ!と心に誓った。(-_-;

山頂プレートを前にして記念撮影


 雨が上がり日が差し始めたためか、靄がかかったまま取れない。そのために展望はいまいち。
 尾根続きに見える千ヶ峰を指して昨年登ったことを嫁さんに話すが、今まで一緒に登った山がどれがどの山やら覚えてなかったので、山ヒルの話をしたら思い出してくれた(詳細は千ヶ峰を参照)。自分の時もそうだったが自分から興味が出ないと覚えていないものかな。
 1時間ほど山頂を満喫してから下山。
 途中、瀬加の村が見える稜線上でススキが一面に広がっているのを見つけた。下から吹き上げる涼しい風にススキが気持ちよくなびいている。

瀬加の村の見下ろし
ながら下る
分岐には道標があり迷わず進める


 笠形神社まで降りてきたところで、先ほどのツアー客の一人のおじさんが僕らに仲間を見なかったか?と聞いてきた。グループからはぐれたみたい。会話を交わすうちにどうやら僕らが笠の丸で抜いてきた5人グループがそうだとわかった。
 最後の最後まで何かとお騒がせなツアー客だ。(^_^;

初秋になると彼岸花が沿道に
咲き始める
同じくコスモスも畑いっぱいに咲
いていた


 【15時】笠形温泉
 来た道をテクテクと歩いて車を置いてある場所へと戻った。さぁ温泉だ!。(^^)/
 最近できたと思われる笠形温泉に直行。奥細い道を車で登ると歓楽街のような建物が現れた。温泉は二つあったが事情を知らない僕らはふところ館と呼ばれる温泉へと入った。
 洗い場はたくさんあるが浴槽は小さく露天と併せて10人も入ればいい方。 それでもたっぷりかいた汗を洗い流せてホッとした。本当はみはらし館の温泉がその名の通り見晴らしがいいのかも。今度はそっちだな。
 帰りにコスモスが一面に咲いた畑を見つけて写真撮影。沿道には真っ赤に咲いた彼岸花も秋の気配を感じさせてくれていた

笠形温泉せせらぎの湯 全景