旬(ススキ)を先取りに
           倶留尊山へ
     
旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ

●場所:倶留尊山
●山域:曽爾
●日時:1999年(H11)9月5日
●天候:晴れ
●標高:1037.6m
●コース:駐車場→おかめ池→亀山峠→日本ボソ→倶留尊山(ピストン)
●地形図:倶留尊山(1/25,000)
●メンバー:僕、亀さん





 アトピーで寝込んで2ヶ月を棒に振り、山行きも5月末の大普賢岳に行って以来のご無沙汰。
今回は久しぶりに山の空気をいっぱい吸って満喫した山行となりました。
 今回チョイスした山は奈良県と三重県の県境にある倶留尊山。言わずとしれたススキの原の
名所。9月とはいえススキには少し早いかな?と思いつつまだまだ暑い倶留尊山を訪れました。


旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ
今回のコース






旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ
倶留尊山へ行く途中に見えた鎧岳


 亀さんを誘って7時半に大阪を出発。阪神高速、西名阪、名阪国道を通って針インターから国道を南下し、県道に入ったあと室生寺の前を通り曽爾村へ。
 曽爾村にはいると正面に鎧岳の岩壁が見える箇所を通る。「鎧」と名の付くことがわかるようなその険しそうな様相にとても興味を引かれた。
 あとで知ったのだけれど地図を見るとそんな鎧岳にも登山ルートがあるらしくコースが描かれていた。いずれぜひ登ってみたい。


旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ
幼稚園の団体さんの渋滞に巻き込まれてしまった。(^^;


 「少年自然の家」の看板を目印に県道をそれて曽爾高原へ近づく。車でどんどん上っていくと民間ぽい駐車場があって、愛想のいいお婆ちゃんが立っている。「今日は人が多いねー」が挨拶となった。(^^)
 駐車料600円を払ってクルマを停める。

 さぁ出発。9時半。天気は晴れ。日差しがきついけれど気持ちいい風が吹いている。歩いてすぐにおかめ池が見える。といってもススキに覆われて「らし
き」箇所しか特定できない。(^^;
 このあたりだけ高い木々がなく相対的に低いススキが覆い尽くしているため亀山から日本ボソへと続く稜線がはっきりと見える。
 その斜面を数本の防火線が垂直に走り、その奥には斜面を回り込むように登山道が走っているのが見える。

 おかめ池の周りを歩いていると、ススキを撮ろうと訪れているカメラマンがたくさんいた。

 亀山峠へと登る登山口に近づくとなにやら黄色い声。幼稚園の団体さんだ。
すでに細い登山道はこの団体さんに占領されて数珠繋ぎ状態。本来なら亀山峠まで十数分で行けるところを30分近くかかってしまった。(^^;
 しかし、この登山道はススキが生い茂っているため、背の低い幼稚園児には外の風景も見えず淡々と登らなければならず、さぞかし面白くないだろうなぁと…。思ったが、前からも後ろからもキャーキャーという声が聞こえてくるところを見ると、何も見えなくても楽しんだろうなぁと思った。(^^;

時々立ち止まるそのときに背丈の高い白い花シシウドが目の前にあったり、薄紫色のツリガネニンジン?やアザミが咲き乱れているのが目に入った。

 亀山峠に立つとさらに日本ボソへと続く登山道が見える。思っていたより結構急坂で一気に息が上がってきた。3ヶ月ぶりの山歩きなので無理もないか。
 しかし、高度を上げるほどに周りの景色もたいへん素晴らしくなってくる。


旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ
亀山峠から日本ボソへ向かう途中で見えた景色。
左の稜線は亀山。その奥に続くのが後古光山、古光山。



旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ
倶留尊山への関所。



 さらに進むと日本ボソへは入山料を徴収しますという看板が見えた。前もって情報を得ていたのでさほど驚きはしなかったが、他の登山者は「え?お金取るの!」と大変驚いていたのが印象的だった。


日本ボソから見た大パノラマ旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ 関所のような料金所で500円を払って進むとすぐ目の前が日本ボソ。
10時半到着。展望は最高!。\(^o^)/ 今し方登ってきた亀山から先、古光山への稜線を見下ろせるし、西に目を向ければ押し寄せる波のような形の屏風岩を初めとする室生火山帯が見えるし、東に目を向ければらくだのこぶを緩くしたような大洞山が、南には三峰山脈が長らく連なって見える。更に右に目を移すと2月に樹氷を見に行った高見山が少しだけ見えた。

 この日はほとんど曇らず、大変暑い日だったけれど東側から崖を駆け上がってくる冷えた風が吹き上げてきてとても涼しい。(^^)
 僕らの他にも数組の登山者が休んで展望を楽しんでいた。

 休憩も早々に目の前にそびえる倶留尊山へと進む。登りが見えている下りはなかなか辛い。(^^; 所々東斜面の崖が見える。足を滑らせれば一気に200m下へダイビングとなる。(^^;


旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ
日本ボソから見た倶留尊山

 11時頃、倶留尊山に到着。山頂は木々が生い茂り展望は日本ボソより劣る。ここにも数組の登山者が休憩中だった。その中の一人に高見山はどこですかと聞かれた。すでにチェックを入れていたので地図を片手に鼻高々説明する。(^^;
 おかめ池でもそうだったがたくさんの赤トンボが飛び回っている。指先を立てて待っていると簡単に止まってきそうなくらい、いたるところに止まって羽を休めていた。


旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ
指をぐるぐる回してトンボに近づく亀さん



展望もイマイチだしお昼には早いと言うことで早々に亀山へ向けて戻ることに。亀山峠まで戻るとすでに先ほどの幼稚園児の団体さんの姿はなく、変わって年輩の登山者の団体さんがいる。その中を通って見晴らしのいい所でお昼を取った。
 室生火山帯を目の前にしながらお昼を取ったのだが、天気が良すぎてとても暑い。先ほどの冷やっこい風もどこへ行ったのか風はほとんどない。


旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ
亀山から見た室生火山帯


旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ
亀山から見た日本ボソ。斜めの筋はおかめ池からの登山道。


旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ      旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ
リュウノウギク ススキの原に咲くコオニユリは際立つ存在


 おかめ池まで戻り、来た道とはちがう迂回路を通って駐車場を目指して歩いていると亀さんがおかめ池を差してへんな花が咲いていると言う。
 その花を見たときにオニユリだ!と思った。ススキの原の中でカタクリの花のように下に突き出して花びらをそらせたようなその姿はとても際立っていたし可憐に見えた。あとで本で調べたら、コオニユリだった。(^^;


旬(ススキ)を先取りに倶留尊山へ


 駐車場に戻りお婆ちゃんに別れを告げたあと、亀さんの要望で赤目四十八滝をまわることになった。
 その前に済浄坊の滝に寄ってその姿をカメラに収める。そして赤目四十八滝へ。

 赤目温泉街へまわると観光地になっているその様子にビックリ。もっとひっそりとした場所をイメージしていたので驚いた。観光客も半端じゃない。駐車場もほぼ満車で停めるのに難儀した。しかも900円もとられた。(ーー;)
 その上、入場料に300円も取られて今日は本当にお金のかかる日だ。

 観光客に混じってテクテクと歩いていくと次々に滝が現れる。中でも布曳滝はそうめん流しにもってこいのような細長い滝や自殺者が後を絶たないと言う竜が壺、荷担滝はとても素晴らしかった(竜が壺は壺の深さが凄かった)。
 片道1時間あまりの行程は道が整備してあると行ってもアップダウンが激しく、中にはサンダル履きの女の子が水膨れを起こして彼氏におんぶされて帰る姿があったり「頭の中でそんな靴で来るからやー」と思っていたが、こちらもコンクリートの道を登山靴で歩くのはかなり疲れた。

 帰りは針IC近くに最近出来た都祁温泉フィットネスバードの温泉につかって汗を流し帰宅。

 久しぶりの山行でしたが、天気も良く見事な展望を満喫できて大変満足でした。次は千ヶ峰だ。(^^)/