朽木(若狭)駒ヶ岳へスノーハイク

 
●山 域:若狭
●日 時:2007年(H19)2月12日
●天 候:晴れのち曇り
●コース:木地山(中小屋)−P351の鞍部−P567-県境尾根−P682-駒ヶ岳−P696−P432の尾根−木地山
●メンバー:シャラさん、pikkuさん、Tさん、てる




このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください

GPSルート地形図 地域の地図は上記をクリック


 全国に「駒ヶ岳」と名の付く山は数十あるらしい。今回登る駒ヶ岳は福井県と滋賀県の県境にあるのだが、事前に情報収集しようと検索エンジンで調べるが、この「駒ヶ岳」になかなかたどり着けない。
 地元の方はこの駒ヶ岳を別名、「朽木駒ヶ岳」とか「若狭駒ヶ岳」とか表現している。今回は地元のシャラさんの呼び方に従って「朽木駒ヶ岳」と表現させていただきました。

 本当は11日(前日)に登る予定だった。が、11日に行ってみると現地は本降りの雨!。4人で協議した結果、翌日へ延期が決まった。片道100km余り。決して短い距離ではないが、翌日は天気が好転するというのでそれに賭けた。
 賭けはバッチリ!。(^_-) 翌日、再び現地へ向かうといいお天気。道中、比良山系もスッキリ見えた。(^^)
 シャラさんと合流し、スタッドレスを履くシャラさんの車に乗り換え。中小屋(木地山)へ向かう。
 国道沿いはそれほどなかった雪も木地山へ着く頃には、沿道にちらほら見られるようになった。しかし、2〜3年前に芦生へ来たときはこの時期は、一面雪だったことを思えばやはり暖冬は異常なほど影響している。

朝靄が辺りを覆う

 
 
木地山の村落を出発

 

地形図を見定めて
P351手前で取り付く
 


踏み跡のない杉林の急斜面を登る


【8時】木地山を出発
 支度を調えて出発と思いきや、ストックがない。車を乗り換えるときに置き忘れてきた!。またやってもたー。(>_<) ストックのないスノーハイク…。不安だ。(=_=;)
 今回は夏道ではないルートを歩くことになっている。
 車道を少し戻りP351との鞍部から取り付いて尾根を登る。まったくトレースのないスギの植林の中を歩いていく。出だしから急斜面で一気に汗が噴き出す。
 向かう方向から太陽の光が差し込み始めた頃、地面に雪が見え始め、振り返ると百里ヶ岳からの白く輝く尾根が木立から望めた。


百里ヶ岳をバックに尾根を登る



初スノーシュー装着のシャラさん



 標高差100mも登ると植林帯から自然林に変化し、ブナやナラなどが現れ始めた。
 目指す県境尾根は雪で真っ白!。しかも空は真っ青!。今日に変更して本当によかったねとみんな言葉を交わす。
 P667付近でツボ足状態になり、pikkuさんがシャラさんにスノーシューに履き替えたらどう?と声をかけている。シャラさんはこの日初めてスノーシューを履くのだ。待ってましたとばかりにスノーシューを付けるシャラさん。それに連れるように僕らもワカンを付ける。僕は今冬初のワカン。この瞬間をどれほど待ちわびたことか。(^^)
 ところが、シャラさんのスノーシューはどうもバックルがはずれやすくて苦戦している。この後も何度か立ち止まってはバックルを締め直すシャラさんの姿があった。


県境尾根までもうすぐ!



【9時30分】県境尾根
 斜面の向こうに青空が見える。県境尾根まで来た。景色が一変する!。味気なかったスギ林から樹氷をまとったブナ林に変わる。
 誰も歩いていないバージンスノー!。ブナ林の中に光が差し込み輝かしい風景がそこにあった。心底、2回足を運んで良かったと思った瞬間だった。\(^o^)/
 それぞれ思い思いに目を楽しませた後、積もり積もったバージンスノーの上を歩く。
 積雪はおおよそ1mほど。それでもワカンを履いて歩くのには申し分ない。代わる代わる先頭を入れ替えながら駒ヶ岳山頂を目指す。


 稜線上に池があることはシャラさんのホームページで知っていた。今回はこの池がどうなっているのか見るのも楽しみの一つだった。
 その池は突然現れた。ふわっとパウダーを降らせたようにそこだけ丸い空間があった。 最初はそれが池だとはわからず、降りていく途中でシャラさんが「池だから気をつけて」と言ってくれたのでハッと気がついた。



尾根から北側は素晴らしい景色が待っていた




池にも雪が積もる










迂回するTさん



 雪は登山道を覆い隠すので、テープか地形図を見ながら景色と判断してコースを定めないとすぐにコースアウトしてしまう。しかも、この素晴らしい景色に思わず見とれてしまうこともコースを外す要因だ。(^^ゞ
 コースを思いっきり外したTさんとpikkuさんはそのまま遠回りでコースに戻ろうとするが雪が深くてしかも斜面をトラバースしたもんだから、なかなか前へ進めなくて苦労している。これもスノーハイクならではの一興ですが。(^_-)













【10時05分】中小屋からの谷コースとの分岐
 立派な道標が建っている。「中央分水嶺」と書かれた文字。日本の分水嶺の境界に当たる尾根をたどっている企画があるのは知っていた。どうもその人達による道標かもしれない。
 その道標は夏道である中小屋からの谷コースを示すものだった。
 




 

















 
若狭森林公園への分岐

【10時50分】駒ヶ岳山頂
 この尾根は滋賀県側はスギの植林、福井県側はブナなどの自然林が広がる。
 積雪は少ないかもしれないが、スノーハイクを楽しむには充分な量だ。それにお天気が回復してくれたのがありがたかった。(^^)
 駒ヶ岳山頂には11時前に到着。予定していた時間より30分ほど早く着いた。
 山頂からは北から東側にかけての展望が開けていて、シャラさんと山名同定をする。


駒ヶ岳山頂で記念撮影




 時間は早いがお昼の用意をする。
 シャラさんが持ってきた雪スコで雪を掘り、掘りごたつ式に足場とテーブルを作った。しかもこの展望(上記画像)を見れるように席を造ったので、食べながら眺めることができるという最高のオープンテラスと化した。
 今回もpikkuさんにお願いして具だくさんラーメン(醤油味)にしてもらった。餃子にネギ、水菜、シメジ等々。そしてメインのラーメンを入れて一煮立ちするのを待つ。沸騰したのを見て蓋を開けるといい匂い!。(*^_^*)
 熱々のラーメンをシュラカップに入れていっただっきま〜す!。麺の堅さがとってもいい。出汁も美味しいし言うことなし!。(^^)/
 



【12時17分】駒ヶ岳山頂を出発
 駒ヶ岳山頂を出発し、与助谷山方向へ向かってすぐに、入れ違いに僕らが歩いてきた方向からグループが山頂へ歩いていくのが見えた。
 お昼まではあれほど青空が見えていたのに曇り始めた。駒ヶ岳山頂から与助谷山への尾根は、歩いてきた南側の尾根とは違い細く、綺麗に尾根上でスギなどの植林とブナの林に分かれる。
 スギの木に乗っかった雪の滴が垂れて雨のように地面に降り注ぐ。コース取りでどうしてもそこを歩かなければならない時は、まともに滴を浴びて歩いた。冷たぃ!。

 帰りはP674の夏道の尾根を下る予定だったが時間もあるので、P649の尾根を歩くことも検討したが、結局、その間にあるP432の細い尾根を下ることに決まった。
 県境尾根に沿って林道が延びてきているのが見えた。雪が積もって一見、林道とは見えなかったがシャラさんが林道だと教えてくれた。
 この林道はこの後に歩くP432の尾根沿いに下っていた。




木地山へ下る夏道(P674)の分岐


県境尾根から見えた百里ヶ岳と下った尾根



県境尾根沿いに延びる林道





県境尾根にあるP432の
尾根との分岐にあった記し



左画像と同じ場所

 
 
P432の尾根を下る 尾根に林道が横切る


下部は藪


【13時25分】県境尾根からP432への分岐
 P432の尾根は細く最初は急な植林帯を下る。歩き出してまもなく雪が少なくなってきたのでワカンをはずす。
 浅い残雪が斜面に付いていて滑ること滑ること。ストックがないのでバランスを取る物がなく歩くのに神経を使った。
 所々林道が横切り道は二手に分かれたりしている。
 僕らは尾根をストレートに下っていく。途中から踏み跡もない藪尾根になり、それを突破すると再び植林に変わり左手に沢の音が聞こえてきた。
 ここにきて杣道が見えたので、その方向に歩くと、最後は急な斜面になり、最後は木地山(中小屋)からの谷コースの対岸に出てきた。

【14時30分】木地山(中小屋)到着
 そのまま進んだ先にはシャラさんの車が!。ドンピシャリ。これでスノーハイクは終わった。




 シャラさんと別れて僕らはてんくうの湯へ。
 一汗流した後に、僕はソフトクリーム、pikkuさんは牛乳を飲み一息つく。家の土産にチーズケーキとシュークリームを買い込んで帰宅。

 駒ヶ岳から南東への県境尾根はうわさ通りの素晴らしいブナ林でした。おまけに暖冬とはいえ、スノーハイクを楽しむには充分な積雪があり、雪のブナ林を堪能できました。
 山頂から見える限りでは福井県側にある森林公園への尾根がとてもいい感じで、今度は紅葉の季節に歩いてみたいと思います。