快晴の三室山 スノーハイク

快晴の三室山 スノーハイク

●山 名 三室山
●エリア 兵庫県・鳥取県
●日 時 2010年(H22)1月4日
●天 候 晴れ
メンバー pikkuさん、ハムさん、Tさん、Yさん、てる
●コース 青少年野外活動センター跡 8:58
登山口 9:50
鎖場 12:12
三室山山頂 13:00−13:35
P1132 15:21
林道 15:45
青少年野外活動センター跡 17:20




このホームページ内の記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします





 今年1本目の山。
 兵庫50山の一つ三室山に登ってきました。 5年前の9月にも一度登った山です。
 そのときはずっとガスっていて展望など何も見えずでした。 

 大阪で全員集合して、僕の車で一路西へ。
 中国道では温度計は−3度平均。
 走っていると所々霧っぽくなったりして、今日の好天を予感させる。天気予報は曇りだったのに。

 山崎ICを降りて国道29号から国道429号へ。
 ほぼ1年前に開通したばかりの鳥ヶ乢トンネルを越えると、辺りの尾根はすべて雪で真っ白!。否応なしに期待が高まる。
 あと、少しで到着というところで、雪につかまり、大事を取ってチェーンを巻く。スタッドレスタイヤでない車の泣き所。
 
 以前あった三室高原青少年野外活動センターの建物はなかった。平成17年に閉鎖して撤去されていたのだ。あまりの変わりようにビックリ。



三室高原青少年野外活動センター跡地
右上:今回見えた三室山
右下:H16年当時の面影


 積雪は10cmほど。
 僕らの他には誰も登る人はいない。
 その代わり?、オレンジ色のチョッキを着た猟友会の方が軽四で次々登っていく。
 そのあとを追うように僕らも出発する。
 猟友会のおじさんに話を聞くと、猟はこの辺りでするとか。上は大丈夫そう。


猟友会の方の車を抜いて上を目指す 林道は歩きやすい


水道設備があった?付近(林道終点地点)


 雪が徐々に深くなってきたし、スノーシューを背負って重しにする必要はなく、早々に装着。

 林道の終点地点は見覚えがある。確か水道施設があったはずだが、雪で埋もれているためかわからなかった。
 ここから山道らしい雰囲気になる。
 しばらく歩くと道は沢の中を通り右に左にと細かく振りながら登っていく。
 それも左の尾根へ道は逃げて沢道は終わり。
 今日踏まれた感じではないトレースに導かれて、急な斜面の尾根をジグザグに登る。


沢中は歩きにくい


気温が上がり木に積もった雪が
時々バサッと振ってくる(笑)




 標高1,100m付近を越えたあたりにある「山頂まで30分」プレート前まで来て、トレースは消えていた。
 ツボ足でここまで来ていること自体驚きだったけれど、トレースがあったお陰で時間が短縮できた。感謝感謝。
 
 ここから新雪。
 トレースのない雪の上を自分で好き勝手に描いていくのは本当に楽しい!。
 スノーシューを履いて沈む深さが膝ぐらい。これくらいでも続くと結構しんどい。5人で交代しもって新雪をラッセルしていく。
















 大岩の横を通り過ぎると、大小の岩間を抜ける箇所が多くなる。
 その中の一つ鎖場がある。
 無積雪期なら楽しい鎖場も、雪が付くと途端にいやらしくなる。
 コースは左右あり、先頭のTさんが右コースから行った。ワカンを履いたままで果敢に登る。
 その様子を見て僕らは左コースへ回り込んだ。
 左コースは右より長いが雪面が続きフィックスロープに頼れば、こちらの方が登りやすい。ということであとは全員こちらをチョイスした。
 ただ、スノーシューを付けては登れず、また最後の一手が厳しくて、僕もTさんに手を借りた。あとのメンバーはお助けスリングを出してフォロー。


果敢に攻めるTさん
ワカン+ステミングが渋い


左ルートはこのあとがいやらしい


山頂近くにあるブナの大木








 今回一番の難所を抜けるとあとはなだらかな尾根を歩くだけ。
 山頂が近いことを知らせてくれるブナの大木を抜けると、展望が開ける。霧氷の尾根が素晴らしい!。

 そして、白と青のツートンの山頂。三室山山頂に到着!。
 誰も踏んでいない山頂。最高の瞬間。


西側の展望
中央奥は東山




左の最高穂が後山・舟木山
右端奥は那岐山
その手前はちくさ高原スキー場






 山頂についてバンダナショットを撮影し、簡単な昼食の後、これからどうするか決める。
 予定では大通峠を通って林道を下る予定だったが、ここまで思っていた以上に時間がかかり、この時点で13時を回っている。
 ピストンで戻っても2時間半として15時半。大通峠まで回っているとかなり遅くなる。
 しかし、西尾根を眺めると広くなだらかな尾根が興味をそそる。 大通峠らしき箇所からは林道が横切っているのも見える。 見えてしまうと「林道へ出てしまえば何とかなるか!」と気が大きくなる。(^^;





 ということで、予定通り西尾根を進むことになった。

 最初は良かった。
 西の山々が見渡せ素晴らしい景色に酔いながら新雪をザクザクと歩いている間は…。
 なだらかな傾斜も終わり、平らな尾根になった頃から予想外に雪が深くなり、ラッセルで進むスピードがガクン!と落ちた。

 不安に不安を重ねてくれたのが空からの雪。
 今まであれほどいいお天気だったのに、いつの間にか薄い雲がかかり始め雪が降ってきた。辺りは薄暗くなりそれまで楽しい気分が一変、「時間は大丈夫だろうな?」と頭をよぎった。

 時計と地形図を見て愕然。全然進んでない。こりゃこのままで行くと大通峠は5時を回ってしまう。いくら林道へ出たら大丈夫とはいえ、駐車場に戻るのは軽く7時をまわってしまうではないか!。
 昨年のあのビバーク事件以来遅くなると家族が心配する。ま、当然と言えば当然なのだが…。(汗)
 地形図を見直すとP1134から林道へ向けて尾根が下っている。これを下ればかなりのショートカットになる。最後は切り通しの尾根だが何とかなりそう。メンバーにこのことを伝え、その尾根との分岐で確認し進むことになった。


振り返ると三室山は遠くになったはずだが… 日が傾き雪が舞い始めた


P1134からの尾根を下る


林道へ降り立ち安堵して三室山を眺める


暮れかけた林道


 最初は不安だったショートカットルートも歩いてみると、歩きやすいいい尾根でしかも安心したのはテープがあったこと。同じようにショートカットしている人がいたのかも知れないと思うと安心というより笑えた。
 
 無事、林道へ出たのは午後4時前。ざっと1時間半は削れた計算になる。 Tさんが林道から見えた三室山山頂を眺めながら「あそこから降りたんやね〜」としみじみ言う。

 さて、あとは林道を歩くだけ。
 だが、これが結構きつかった。 林道もそれ相当の積雪があったのだ。最後になってプチラッセルとはいえ堪えた。

 もうすぐ駐車場というところで、血が飛び散っている場所に遭遇した。
 よく見ると内臓だけが放置してある。どうやら今朝の猟友会の方が猟をして獲物をここで捌いたらしい。最後にきてセンセーショナルな出来事だった。

 駐車場に着いた頃は闇寸前の午後5時20分。

 凍結が怖いので早々に国道29号線まで出て、よい温泉へ向かう。 ここの温泉は2回目。施設が充実していていい温泉だった。
 中国道に乗るといつもの宝塚西トンネルからの渋滞にあったが、12kmほどですみ(前日は20km)無事帰宅。

 雪山は時間を倍見ていい加減。
 時間の読みの甘さはまだまだです。反省。
 とはいうものの、最高のお天気にスノーハイクとしてはこれ以上ない日に登れて気持ち良かったッス!。