籾糠山 紅葉に染まる秋
籾糠山 紅葉に染まる秋

籾糠山 紅葉に染まる秋
 
●山 域:飛騨
●日 時:2006年(H18)10月22日
●天 候:靄のち晴れ
●コース:天生峠−天生湿原−カラ谷分岐−木平湿原−木平分岐−籾糠山−木平分岐−カツラ門−天生湿原−天生峠
●メンバー:のぶなが、しん、PIKKU、いるか、はるか、春風、えり、てる




このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください

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カシミール3D GPSルート GPSルート地形図 地域の地図は上記をクリック





籾糠山 紅葉に染まる秋
白川郷の道の駅
 

 今回は岐阜県の白川郷のある白川村まで遠征しました。
 本当はこの日、滋賀県の三重嶽へ登る予定でした。しんさんのお誘いがあって、今回の籾糠山へ変更。紅葉ハイクを楽しむことができました。

 PIKKUさんを拾って、のぶながさんとは最寄り駅で合流。のぶながさんとは今回初めてご一緒する。
 大阪を深夜に出発。
 しんさんたちとは養老SAで合流。妊婦のえりさんも今回、しんさんと参加したが、状況判断で山頂まで行くか、湿原の散策までにするか決めるという。囲炉裏の妊婦はみなタフだわ。(@_@)
 そんな、えりさんのお腹は一目見てわかるほど、ぽっこりと出ていた。母子共に順調そうでなにより。(^^)
 夜通し走り通して白川郷の道の駅に着いたのは午前4時前だった。いるかさんの車はすでに到着して寝ていた。
 仮眠して午前6時過ぎに起床。さすがに眠い。周りは深い霧に包まれていてお天気が不安になる。
 いるかさんとご挨拶。3年前の栃木沢以来の再会。
 道の駅は5割ほど車で埋まっている。みなここで仮眠してそれぞれの目的地へ向かうようだ。


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閉鎖中のゲート前


 国道370号線は道路規制の関係で午後5時から午前7時まで通行止めになっている。 開通時間に併せて道の駅を出発。
 ゲート前は数台の車が開門を待っていた。しばらくしてゲートが開いて僕らも進む。
 途中、白山が見える展望台で白山を眺める。この場所へ着くとすっかり晴れて白山も綺麗に見えた。いるかさんによると、今日は白山が見える場所はここだけということだった。


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白山が見えた


 天生峠(あもうとうげ)に着くと広い駐車場があった。辺りは再び白いガスで覆われてしまう。
 登山口にあるテントで森林環境整備推進協力金500円を徴収していた。支払うかどうかは任意だそうだが、いつまでも山の景観を保って欲しいので500円を払ってパンフレットを受け取る。パンフレットには籾糠山までのコースルートが明記してあった。
 その係員の方が笑顔で「今日は晴れますよ」と言ってくれた。地元の方の言葉なので信頼性が高そう。その言葉を信じて出発。


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天生峠の駐車場 協力金を支払う


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登山口


 朝靄に包まれて葉はしっとりと濡れている。紅葉はしているが薄暗いのであまりよくわからない。
 天生湿原の入口へ来た。湿原を囲むように2ルートがあり、まず東ルートを歩く。グループのペースが速くて、見所の湿原を望むベストポイントを素通り。(^^; 後方を歩いていたいるかさんと僕は「あれ?ここじゃなかったっけ?」と立ち止まる。グループは遥か先を歩いている。 どちらにせよ、この靄では見通せないので帰りに寄ることにし先へ進んだ。


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カラ谷手前の切り株の道


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カラ谷分岐


 小さなアップダウンを過ぎたところに沢があり、その先でカツラの大木に出会う。
 根元は人が入れるほどの空間があり、えりさんと春風さんが中に入って記念撮影。それほどの大木だ。
 いるかさんが僕に「甘い香りがしない?」と聞いてくる。鈍感な僕はその匂いがわからない。でも、落ち葉をすくって匂いをかいでみると確かにほのかな甘い香りがする。カツラの落ち葉がその香りを出しているようだ。
 ここで出会ったおじいさん。年格好は少なく見積もっても70歳台。もしかしたら80歳台かも。でも、とっても元気でよくここを歩いているとのこと。このおじいさんにカツラの前で記念撮影のためカメラを撮ってもらった。


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カツラの大木の根元は大きなねぐら


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カツラの大木の前で記念撮影


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 ここで道は、谷沿いの籾糠山登山道と東のピークを回る木平探勝路の二手に分かれる。妊婦のえりさんがいるので、以前歩いている、いるかさんの考えでアップダウンがある木平探勝路を往路に、緩やかに下る籾糠山登山道を復路にとった。
 このエリアの探勝路はどこもそうだが、階段状にダケカンバやブナなどの枝木、ぬかるみには切り株が敷かれている。
 この辺りからブナに混じって、白いダケカンバの大木が現れる。ブナの黒さとダケカンバの白さのコントラストが関西にはない景観なので珍しく、思わずカメラを構える時間が増える。そのたびにメンバーとの差が開き追いかけるのに必死。(>_<)

 途中でようやく、靄が薄れて太陽の日が差し込み始めた。後光がさすように光の筋が木立の間を放射状に延びる。自然が見せてくれる情景にしばし見とれる。

 道は傾斜が次第に緩やかになり、ブナやダケカンバの大木がさらに増える。しかも靄はすっかり取れてお天気が回復してきた。紅葉がその艶やかさを表現し始める。




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紅葉するブナの葉 靄が晴れて日が差しだした


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撮影に余念がないいるかさん



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【8時56分】木平湿原
 パッと開けたかと思うとそこはダケカンバの大木に囲まれた木平湿原だった。
 パンフレットによると尾根の山頂部になぜ湿原があるのか、まだ理由が解明されていないと書いてあった。
 春から雨期にかけては湿原らしく瑞々しさもあるのだろうけど、ここんとこ、晴れの日が続いたこともあってか表見は湿原も乾燥していて、「らしく」なかった。

 ここで記念撮影をして「ダケカンバの大木」の道標に従って、そちらへ進む。
 突き当たりにあったダケカンバの大木は折れて無惨な姿だった。そこへ向かう手前に分岐がありその先にもダケカンバの大木があった。ダケカンバというと高山にあり、比較的背が低く幹は太くないというのが頭にあったので、これだけの大木にお目にかかれるとは思っても見なかった。
 PIKKUさんがここで甘栗を振る舞ってくれた。甘くて美味しい。(*^_^*) 食べ物となると登場するのがえりさん。よく食べるだけでなく美味しく食べる。(^^) もちろん?、カメラショットに収まってもらったのは言うまでもない。(^_-)


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木平湿原で記念撮影

 
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手前にあったダケカンバの大木は枯れて倒れていた


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奥地にあるダケカンバの大木


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PIKKUさんからもらった甘栗をえりさんが一口!


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撮影に夢中ののぶながさん


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 来た道を少し戻り木平湿原から先へと進む。木平分岐へ下るまでは木立の間隔が広く、日が差し込み明るい道を歩く。目的地である籾糠山が見えてきた。


籾糠山 紅葉に染まる秋
籾糠山への尾根が見えてきた


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木平分岐でちょっと休憩


【9時26分】木平分岐
 籾糠山登山道との合流地点に到着。僕らが遠回りをしている間に、下から続々人が登ってくる。
 沢を渡ると、急激に道は登り始める。辺りは紅葉が所々残っているが、この辺りのピークは過ぎた感じがする。
 シラビソの林を抜けて再び急坂を登り切るとそこが籾糠山山頂だった。


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籾糠山 紅葉に染まる秋
籾糠山へ最後の登り

 
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【10時09分-21分】籾糠山山頂
 山頂は狭く、しかも人がいっぱい!。場所を取るだけで精一杯。北東方面の展望が良く、歩いてきた木平探勝路のルートが見える。見通しがいいと北アルプスが一望できると言うことだったが、お天気は下り坂だからなのか遠目は雲が覆い見えなかった。
 ジッとしていても人が多くて落ち着かないので、バンダナショットだけ撮って降りることになった。休憩は途中で見つけた切り株の仮設休憩所?に決定。
 下りの急坂は普通の人でも滑らないか気を遣うところだが、妊婦のえりさんならなおさらのこと。周りのメンバーは心配そうだったが、当の本人は普通に歩くようにテンポ良く下っていた。う〜ん、さすがだ…。
 下る途中では数え切れないほどの人とすれ違う。年配の団体さんが多い。これだけの人が一度に登れば、あの狭い山頂は一体…。


籾糠山 紅葉に染まる秋
籾糠山からの展望


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歩いてきた木平探勝路の望遠


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山頂は大混雑!


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山頂でバンダナショット


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【10時40分-11時10分】切り株のある休憩場
 往路でいい場所だからここでお茶しようと決めていた仮設休憩場に戻ると、先客に陣取られていた。(~_~;) 仕方がないので余ったスペースを確保してそこでおやつを広げる。今日は昼食は下山後にとろろステーキで有名な次平へ寄ることになっているので食べずにおやつで済ませる。
 今回はサプライズパーティでしんさんがケーキを持参してくれた。はるかちゃんの誕生日を祝うためだ。しんさんやPIKKUさんが持ってきてくれたコーヒーなどを入れながらケーキに入刀して分けて食べる。山でケーキが食べられるなんて、このメンバーならではのサプライズ!。(*^_^*)
 食べていると通りすがりの人から「美味しそうね〜」のお声がかかる。まじ、うまいっす!。(^^) 
 山頂から降りてきたグループに席を譲り、僕らは下ることにした。


籾糠山 紅葉に染まる秋 籾糠山 紅葉に染まる秋
切り株の休憩場でお茶パーティ 主役のはるかちゃんが
ケーキ入刀

 
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籾糠山 紅葉に染まる秋
PIKKUさんがカメラを構えていたので
思わず「命」ポーズで応える。(^^;


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水場で水を汲み飲む


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籾糠山 紅葉に染まる秋
いるかさんと比較するといかにカツラが大きいのかわかる


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帰りに僕らもカツラの大木の前で記念撮影

 分岐を籾糠山登山探勝路にとり、谷沿いを下っていく。
 谷沿いは比較的紅葉が残っていて、そのたびに足を止めて撮影に勤しむ。
 カツラ門と呼ばれるカツラの大木の間を通り、往路で撮影したカツラの大木まで帰ってきた。
 来たときにも増して甘い香りが辺り一面に漂う。地面が乾いて香りがさらに強まったようだ。


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天生湿原の歩道を歩く

 
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 天生湿原まで来たとき、ちょっとした騒ぎになっていた。熊が出たらしい。
 小熊一頭だけだったそうだが、ハイカーに気づいて逃げていったとか。遠目からだったら見たかったなぁ。(^^;
 その場所に、朝、カツラの大木の前で出会ったおじいさんが座っていた。
 いるかさんが天生湿原の二つのルートのどちらが紅葉が綺麗に見えるか尋ねてみたところ「どちらを回っても5分とかからないんだから、一周を回ってみなさい」と言って笑っていた。(^^;
 結局、来た道とは違い西ルートを選択。こちらの方が湿原に近く一望できる場所が多い。残念ながらホームページなどで見た、素晴らしい紅葉の風景はお預けとなったが、それでも淡い柿色に染まったブナの葉が最後の秋の残りを見せてくれた。


籾糠山 紅葉に染まる秋


籾糠山 紅葉に染まる秋


 天生湿原から駐車場までの間が、今日歩いたルートの中では一番紅葉が素晴らしかった。
 まだまだ、これから散策をする人とすれ違う。大型カメラを添えた三脚を担ぐ人、まだ小さい子供を連れた家族、軽装備のカップル。


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【12時44分】天生駐車場に到着
 駐車場に戻るとほぼ満車の状態にびっくり。…というかあれだけ人が登っていれば当然といえば当然か。
 さて、次のお楽しみは温泉と次平のとろろステーキ!。温泉へ向かう途中に白川郷へ下る道中は、まさにこの標高が紅葉真っ盛りで、目の覚めるような赤や黄色が一面に染まり、紅葉狩りに来た人の目を楽しませていた。
 温泉は大白川の湯・しらみず温泉へ。源泉かけ流しで蕩々と流れるお湯にひたり疲れを癒す。
 そして、次はとろろステーキ!と楽しみにしていた次平のお店は、材料が切れたとかで閉店していた。も〜!これも楽しみで来たのに〜〜!。(~_~;)
 仕方がないので、車を走らせながらお店を探し、道中のそば屋さんで舌鼓を打つ。
 最後はひるがのSAで、名物ソフトクリームを食べて帰路につきました。

 天生峠から籾糠山までの紅葉はピークを少し過ぎた感じでした。しかし、それでも充分に紅葉を楽しむことができました。
 籾糠山までの距離にしても歩道状態にしても、一般ハイクとしてはお手頃で、誰しもが楽しめるルートだと思います。
 紅葉だけではなく、ミズバショウが咲く春や、ブナの緑が映える初夏も歩いてみたいルートです。