明神平は寒の戻り荒れ模様       


●場所:明神平・明神岳
●日時:1999年(H11)3月22日
●天候:曇り時々雪及び突風あり
●標高:1432m(明神岳)
●メンバー:僕、亀さん
●コース:大又林道終点→明神平→三ツ塚→明神岳(ピストン)


国土地理院の数値地図とカシミールを使って地形図を表示します
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 3日と同じ天気がないこの3月。前日まで暖かい雨が一転。一気に寒さが舞い戻ってきました。
 朝起きてみると空は晴れ模様。こりゃ山登りには絶好の日和になるわと思ったのもつかの間。友達(亀さん)を乗せて車で2時間、向かうは大又。ここまでの道中、霰が降ったり時折小雪がちらついたりと少しずつ不安がましてくるのでありました。
 本来は、今日薊岳をめざすつもりでとりあえず笹野神社を目指したのですが、着いてみると山は山頂がガスで見えない。この天気じゃどうも不安なので結局、大又林道終点から明神平を目指すことに変更することにしました。
 細い車道をどんどん進と谷川沿いの広場が見え車が停まっている。どうやら登山者らしき人の車と見た。 始めてきた僕らはここが林道終点と思い、その横に車を停めて身支度を始め た。すると、車が来て僕らの横に停めた。降りてきた人が「ここが終点です か?」と訪ねてくるので「ここでしょう」と返事する。  また、来た車もここが終点じゃないの?ってな顔で車を停めた。数分のうち に車でいっぱいになった。

 気温は0度。少し寒い。風はなし。さぁ出発。空を見上げると曇り空。あた りには所々雪が残っている。  少し歩くと本当の林道終点にさしかかった。ここでも車が2台駐車してい た。  先発の登山者グループが立て看板の前で止まっている。「この橋渡るべから ず」…じゃなかった(^^; 「明神平登山禁止」の文字に思案 している様子。 すでに前もって状況を把握していた僕たちは看板を見た後、進んだ。
 そのグループも僕らが出発したので行けるんだろうと出発しはじめた。
 (注)このホームページを見て、このコースを通られる方は各自の責任で通行して下さい。<(_ _)>


谷川沿いの道を歩く。登るほどにあたりが白くなってくる。道はしっかりしていてこのあたりでは迷うところもなし。何度か谷川を渡るけれど足場が不安定で濡れていて滑ってしまいそうで結構怖い。


           

 進に連れて雪が多くなる。倒木も増えてくる。  歩くこと十数分、問題のあしび山荘に到着。インターネットの画像で見て知っていたものの実際、目のあたりにすると予想以上にすごい状態に驚く。  以前の状態を知っている人ならこの変わり様にもっと驚くはず。  
 大木が小枝のように折れて倒れている。その倒木をまるで障害物競走のよう にまたいだり、くぐったりして通り過ぎる。すんなりと通れることを考えたら かなり時間を費やしたように思う。
 しかし、所々通りやすいようにチェーンソーで切ってあったりした。


途中で道が二手に分かれていた。ひとつは来た道に沿って
谷川沿いを登るルート。ひとつはこの細い木の橋を渡るルート。
前方を歩いていたグループが思案したあげく、この橋のルート
を選んだ。僕らも少し迷ったがテーピングがこちらの橋を示し
ているので僕らもこちらを選んだ。
どうやら少し上で谷川沿いの本来のルートが土砂崩れで通れ
なくなったため、こちらのルートが作られた様子。

 このあたりから上空はゴー!という風が強くなって木々を揺らしてゆく。 突風が積もった雪を巻き上げて地吹雪のよ うにあたりをかすめたり、樹氷がパラパラと落ちて頭に当たって痛かったりか なり変化に富んだ山歩きになってきた。  ブナの木が風でしなんで「ミシッ!」という音もする。こわ〜い。(・・;) 1ヶ月前に高見山へ登ったとき、今年はもうこれで見られない だろうと思っていた樹氷がなっている!。それほど、気温も低いと言うことかな。

明神平から三ツ塚へと向かう登り。
道の分岐には道標があり迷うことはありません。バックは前山。


  なんとか明神平到着。吹雪で真っ白け〜。(^^; 気温は氷点下7度!。体感 温度はそれ以上だと思う。休憩所で辺りを見回して二人どうしよう?と顔を見 合わすが、とりあえずお昼にしておこうということで天理大学ヒュッテの裏に 回り風よけにしてお昼を取る。この時点で11時過ぎ。  ラーメンを作ろうとバーナーをつけるもののガスタンクが寒冷地用ではな かったため火の付きが悪くてなかなかお湯にならない。風よけに持ってきたス キー用のグローブで囲むも近づけすぎてグローブに火がついて親指部分が焦げ てしまった。(^^; 森の音さんのあの製品が恋しい。(^^ゞ  鼻を垂らしながら何とか食べるも食べた心地がしない。手袋を外した手がし びれてくるほど、寒い。早々に撤収してこれからどうするか相談する。  隣でお昼を取っていた3人組のグループは下山しますと言って行ってしまっ た。もう一つのグループは国見山を目指すとのこと。  

明神平から三ツ塚に向かう途中明神岩があります。
まわりを大木に守られているようにひっそりと佇んでいるのが印象的でした。
3月後半になって霧氷が見られるなんて思ってもみませんでした。
この寒の戻りで急激になったんだと思います。
先月、高見山で見た樹氷より規模は数段上。
風が強く右に左にと揺れる樹氷はさしずめおおきな団扇のよう?。

僕らは明神岳を目指すことにした。アイゼンを付けて出発。  踏みしめる雪は30cmほどあって表面は凍っている。ザクザクという音を させながら明神岩の横を抜けて三ツ塚に。  



三ツ塚に到着。プレートがいっぱいあって目印には困らない。左に折れて明神岳へ。右手はかなり深そうな谷。落ちたら終わりだろうなぁ〜と思いながら足下に気をつけて歩く。  時々、池木屋山?や登尾、戸倉山がはっきり見える。見えるとすばらしい展望。


三ツ塚付近から見えた戸倉山? 三ツ塚から明神岳への登山道。痩せ尾根だ。



道標がなければピークだとはわからない。


細い稜線に沿って歩くこと10分。明神岳に到着。ありゃりゃ。周りは木々で展望はまったくない。(;_;) おまけにまた風も強くなってきた。さきほど、よくみえていた戸倉山も完全にガスに包まれてしまった。どうもこりゃ早く帰らないと危ないなぁと思っていると三ツ塚から単独で登山者が来た。 話を聞くと桧塚へ行くとのこと。大丈夫かなぁ〜とは思いつつその人を見送って僕らは来た道を戻ることに。
あしび山荘まで降りてきた頃には時々晴れ間も差していたけれど、依然として風はやまない。  国見山へ行ったグループが僕たちに追いついてきた。やはり国見山も展望はまったくダメだったようでこの寒さにもうこりごりといった感じ。 駐車場まで戻ると何かとてもホッとした。
 あとは冷え切った寒さを癒すべく、やはた温泉でゆっくりとつかる。気持ちからほぐれてくるのがわかるくらいじっくりとつかった。
 今度はぜひ、雪のない時に訪れたいと思った明神平でした。(^^;