どっ!ピーカンの能郷白山へ残雪ハイク
囲炉裏


前山で休憩する人たち(能郷白山)
●山 名 能郷白山
●エリア 岐阜県・福井県
●日 時 2011年(H23)4月17日
●天 候 晴れ
●メンバー pikkuさん、高やん、Tさん、てる
●コース
6:50 能郷谷ゲート前
7:52 登山口
8:31 P928
9:23 P1191
10:24 前山
10:56 P1432
11:43 能郷白山山頂
11:47−12:12 祠
13:22 前山
14:52 登山口
15:46 能郷谷ゲート前





このホームページ内の記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします




この時期、残雪を求めて白山周辺や奥美濃の山を歩くことが恒例となった。
昨年は経ヶ岳。 今年はここ能郷白山。
天気のいい日は比良や湖北の山からも見え、前々から登ってみたいと思い続けていた山の一つだった。

事前の情報で最短ピストンコースの登山口、温見峠へ国道は雪のため4月末まで通行止めとわかった。
それで他に登るところはないかいな?と調べて初めて、今回の能郷谷からの登山口があることを知った。
冬期のメジャールートらしい。

前夜、大阪を出発し幕営。
夜中に何度も目が覚め芯から寝られず。
これが後々災いと化す。

氷点下近い気温で目が覚めた。寒っ!。でも、外は雲一つないピーカンのお天気!。

能郷谷林道のゲートまで車を詰める。この時点で6半頃。
すでに5台の車が止まっていた。すでに出発されているようで誰もいない。早っ!。

僕らも支度を調えて出発する。 そのあとからも1台やってきた。


能郷谷林道のゲート(能郷白山) ふきのとう(能郷白山)
能郷谷林道の最終ゲート ふきのとうが大きく開いていた



能郷谷(能郷白山)
林道を詰めるにつれて雪が見えてきた

 
林道は荒れていて雪解けによる土砂崩れ多数。
沢の徒渉も2カ所あり。

ここへきてまだ、ウォーミングアップ程度の歩きなのに、足のふくろはぎに違和感を覚えた。
むむむ…。
こんなときは決まって足が痙りやすくなる。
寝不足が原因か…。


今回は新たにiPhone4の山用GPSアプリを見つけたのでそれを試してみた。
「DIY GPS(450円)」というハンディGPSのアプリ版だ。
あらかじめ自宅でパソコンからカシミールの山旅地図をマップカットし(能郷白山周辺)
インストールしたものを持ってきた。
下の画像は本来の登山口前でiPhone4をかざしたものを撮影した。
その下がそのときの画面。
位置もバッチリ。
軌跡も表示できるがONし忘れていた。(汗)
iPhone4自体にGPSが装備されているので、こんなアプリが使えるのだが
コンパスも表示されるし、圏外でも使えるし、高価なハンディGPSと大差はない(と思う)。
ただ、雨(水)に濡れたら終わりなので、山での使用は慎重にしなければいけない…。


iPhone4のDIYGPSを試す
 
iPhone4アプリ(DIYGPS)
iPhone4アプリのDIY GPSを試す


ここでアクシデントその1。
ストックの「」がない。
気がつくと3段の先っぽがない。
はぁ〜?。
少し戻って探すがない。
おいおいおい〜。(怒)
仕方なくストック一本で今日一日過ごす羽目になった
(帰りも探しましたが結局見つかりませんでした(泣))。

アクシデントその2。
登山口からの徒渉。
水の深さはそれほどないが、雪解けのため量は多い。
一人目のTさんが徒渉失敗で膝まで濡らしてしまった後、僕も同じく運命をともにすることに…。(泣)



沢の徒渉(能郷白山)



登山口からいきなり急坂(能郷白山)
登山口から急な登りが続く



登山口からいきなり急坂(能郷白山)



P928付近(能郷白山)
 P928付近



イワウチワを撮影するpikkuさん(能郷白山)    イワウチワ(能郷白山)
    かわいいイワウチワ



林道との出合(能郷白山)
 再び林道との出合



P928からの急坂(能郷白山)


登山口からP928を経て市境尾根までの登りは鉄砲登りで一気に高度を稼ぐ。
再び林道と出合った後はグッと雪が増え、急斜面と相まって登りづらくなる。
とはいえトレースがあり、それでかなり歩きやすくなっているため助かる。


ブナ(能郷白山)



市境尾根(能郷白山)



前山を望む(能郷白山)



前山への登り(能郷白山)



前山への登り(能郷白山)


前山を目の前にして休憩。
Tさんからはオレンジを、高やんからは自作のいちご大福をいただいた。
オレンジの酸味といちご大福の甘みが体の中に染みこんでいくよう。
いつもごっつあんです!


高やんからいちご大福の差し入れ(能郷白山)



徳山湖や伊吹山、金糞岳、蕎麦粒山の山並みが見える(能郷白山)
徳山湖や 伊吹山、金糞岳、蕎麦粒山の山並みが見える



御嶽山が見えた(能郷白山)
 遠方に御嶽山が!



前山を目の前にして右手を見ると遠くに山が浮かんでいるように見える。
距離と大きさからしても普通の山ではない。
もしかして御嶽山?。
すごい!格が違う!。

前山では僕らの前を歩いていた地元の山岳会の方が休憩していた。
話を聞くと今日はロープワークの練習らしい。
2週間前にもここを訪れたそうだがそのときは林道のゲートまで雪が多く車が入れず
30分+アルバイトをさせられたそうだ。

山岳会の人:「大阪から!? そりゃすごい。いい天気の日にこられた」
僕:「日頃の行いがいいですから」
相手の方は笑っておられた。


前山山頂(能郷白山)
 なだらかな山頂は前山



前山からパノラマ(能郷白山)
前山から見えた能郷白山を含めた大パノラマ(画像をクリックすると大画像で見られます)


能郷白山への登り高やん



能郷白山への鞍部
前山から能郷白山へは登り返しがきつくてつらい



能郷白山山頂への登り
 雪面に亀裂が見える能郷白山山頂直下



歩き始めの時にあった足の違和感は忘れてたけど体の重さは引きずっていた。
おまけに腹減った。
ようするにシャリバテも加わってダブルパンチ。
息も絶え絶え、急斜面で顔があがらず、ひたすら雪面を見ながら登り続け
やっとのことで山頂へたどり着いた。



能郷白山山頂



能郷白山から白山
 能郷白山山頂から白山を望む



能郷白山山頂から御嶽山



能郷白山山頂から北アルプスの眺め
 北アルプスの大展望(画像をクリックすると拡大画像が見られます)



 白山の大展望(画像をクリックすると拡大画像が見られます)



登り切ったところは360度の大パノラマ!。
無積雪期は笹で覆われて見通しが悪いらしいが、どうこの展望!。
体が重いのどうのって沈んでいた気持ちが上げ上げになったのは言うまでもありません。



能郷白山山頂にて道標



能郷白山山頂で祠へ向かう



能郷白山山頂で飛行機雲がきれい



出発からここまで5時間!。
体調が悪いといいながらもよく歩けました。というか5時間も歩いたような気がしない。
きっと天気が良くて気分が良かったからでしょう。
ということですでに12時前。
帰路を考えるとあまりゆっくりしていられません。

先着していたTさんは祠の前ですでにお昼を食べていて僕らも合流。
すぐにおにぎりを頬張り空腹のおなかを満たします。

最近、僕の流行は「赤飯」。
もっちりした触感とごま塩の味が妙に美味しく感じます。

慌ただしく昼食を取り、御嶽山をバックに記念撮影をして下山を始めます。
ちょうど先ほどの山岳会の方が登ってきました。



能郷白山山頂で記念撮影



能郷白山山頂にて青空が気持ちいい



山岳会のパーティがコンテニュアスで登ってきた



登るときに、下るのは怖いだろうなと思っていた山頂直下。
一応、アイゼンは持ってきていたのだけれど、登るときにザックザックと踵落としで下っていく人を見て
「あ、大丈夫だ」と思っていたので、アイゼンは付けなかった。

高やんとTさんは念のためにアイゼンを装着。
せっかくだから練習もかねて付けて歩いても良かったが、なにせ今日は体も気持ちも余裕がない。
やはりザックザックとツボ足で降りてゆく。



能郷白山山頂からの下りは慎重に
登りも急なら下りも急。慎重に歩きます。



能郷白山山頂からトラバース気味に下降    春の装い(能郷白山)



能郷白山山頂から下り前山への登り返しまできてとうとう足が悲鳴を上げた。
まず右太もも裏が痙った。
かばって歩くうちに左太もも裏が…。
あ、次は左足ふくろはぎが…。
「痙りスパイラル」と名付けよう… などと余裕をかましている場合ではない。
痛くて動けない。
メンバーは遠ざかっていく。
正直焦った。

なんとか追いついて事情を話すと、バンテリンや塩、そして芍薬甘草湯という漢方薬までいただき
登山口まで症状を抑えることができた。
みなさん、ありがとうございました。この場をお借りして…。



前山を過ぎて林道までの尾根が見えた(能郷白山)



尻セードで遊ぶpikkuさん
 尻セードを楽しむpikkuさん



最後の尾根は下りが怖い



イワウチワ(能郷白山)



登山口まで戻ると車が一台止まっていた。
あれ?ゲートは閉まっていて入れないんじゃないの?。
あとでゲートを見たら鍵がかかっていました。
この林道の関係者だったのかな?。

15時46分。ゲート前に到着。
もうくたくた。

帰りはpikkuさんのリクエストで薄墨桜を見て帰るつもりが、半端じゃない渋滞を見て(反対側車線)あきらめ。
なにせ、ざっくり計って5km以上の車の渋滞が連なっていました。
そこまでして見に来る?。

温泉は谷汲温泉。
地元の方のための温泉という雰囲気で、入っている人全員が顔見知りなんじゃないの?
という会話に驚きながら浸かります。
ぬるめのお湯で、ぬるっとした泉質はお風呂からあがるとつるっとした肌になる。
男前湯です。

ただ、帰りの高速は栗東を先頭に25kmと最近味わったことのない渋滞に巻き込まれ
疲れが上げ上げ。
おつかれさま。

トラブル続きの山でしたが「終わりよければすべてよし」。
今度は紅葉の時期にきてみたいと思っております。