アルペン踊り隊 御岳山に舞う
囲炉裏


●場 所:御岳山(御岳山・御岳山山)
●山 域:木曽
●日 時:2004年(H16)8月28日
●天 候:晴れのち曇り
●標 高:剣ヶ峰3,067m
●メンバー:しんさん・まるいさん・なっちゃん・春風さん・てる
●ルート:田の原−王滝頂上−剣ヶ峰−二ノ池−御岳山山頂上山荘−王滝頂上−田の原



このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください


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 「小槍の上でアルペン踊りを踊ろう!」と囲炉裏の例会で話をしたのが1年前。今夏、諸般の事情で槍での踊りは実現しなかったものの、そのメンバー+春風さんと一緒に御岳山山を登ることになりました。
 しかし、折り悪く今季最強の台風16号(出発日の時点で915hps)が日本に近づきつつあり、その影響を受けて風と雨の心配があり、当初予定していた笠ヶ岳の1泊2日をやめて日帰り山行できる山として御岳山が選ばれました。


アルペン踊り隊 御岳山(御嶽山)に踊う
田の原駐車場から登山口にある石碑と鳥居


 前夜、JR茨木駅前に集合。仕事の都合で僕はちょっと遅刻。
 しんさん号で東へ。午後9時頃に出発し名神・中央道で中津川ICを降りて国道19号から県道20号を走り田の原駐車場に着いたのは午前1時半頃だった。
 国道19号から田の原駐車場までのアプローチの長さは別格で延々と続くヘアピンカーブにええ加減嫌になってくる。(--;)
 空を見上げると、月が綺麗に見えている。予想に反しての天気にこのまま今日一日お天気であることを祈りたい気分だった。
 今夏の大阪は夜でも25度を下ることは少なかったが、田の原に降り立つと冷気が体を包み一気に冷えてくる。温度計は16度。早速、長袖のラガーシャツ、そしてフリースを着込む。それでちょうどいいくらい。

 駐車場はかなり広くトイレも完備している。登山者も多いがそれよりも白装束姿の修行者が目立つ。御岳山も山岳宗教の山として有名だが、こうして実際に修行者を見ると実感が湧いてくる。
 早く寝ないと寝る時間がない。早速テントを立てて寝床を確保する。3シーズンシュラフに入ると暖かく寝れた。

 5時半頃起床。テントを出ると空は雲もあるがおおむね晴天だ。これは嬉しい誤算だった。しかも風もない。台風の影響を受けて突風が吹くのでは?と心配していたので、体重の軽い春風さん飛ばされないようにロープをアンザイレンして、飛ばされたら凧にして遊ぼうとか言っていたが残念ながら実現しなかった。(^^;
 そして、御岳山を見る。透き通った秋の青空に裾野を広げどっしりと待ちかまえている。細く延びる登山道には白装束姿の人が点で見える。気持ちがはやる。
 裾野の左側には大きく陥没したような跡がある。昭和59年に起こった長野県西部地震の爪痕だ。

【6時30分】田の原駐車場を出発
 田の原駐車場にある御岳山山登山道と赤く書かれた岩の前で記念撮影し、鳥居をくぐって出発。
 登山道が延びる先に御岳山がそびえる。しばらくは平坦な砂利道が真っ直ぐ延び、やや傾斜がつき始めると右手に御岳山神社の社務所がある。幅の広い階段を登ったところに大江大権現の鳥居と祠が、その先に「あかっぱげ」と呼ばれる赤土の露出したザレ場があり、次第に傾斜がきつくなってくる。 皮が赤みを帯びているダケカンバの木が多く茂っている。


アルペン踊り隊 御岳山(御嶽山)に踊う
御岳山がそびえる


【7時18分】金剛童子の祠
 約1時間が経過。山頂までの全体の距離としては半分だが、傾斜が厳しくなるこれからが時間がかかる。
 金剛童子と表示のある祠で休憩する。ここからだと王滝頂上小屋がはっきりと見え出すが、これがなかなか近づかない。(^^;
 空を見ると南から厚い雲が近づいている。ここまで来たら焦っても仕方がないが、できれば見晴らしがいい内に山頂へ登りたい。気持ちだけが焦る。

 八合目避難小屋前で立ち止まり、田の原駐車場を振り返る。その遙か遠くに大きな山並みが見える。ここへ来るまでにも見えていたが、てっきりその山並みを乗鞍岳だとばかり思っていた。
 その場にいたご年配の男女の方にそれとなくその山並みについて聞いてみたら中央アルプスだという。頭の中の方位を修正する。天気がもっと良ければ富士山も見えると教えてくれた。残念。


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大江大権現 あかっぱげの辺り 金剛童子の祠の前で休憩



アルペン踊り隊 御岳山(御嶽山)に踊う
王滝頂上小屋が見え出す


【8時06分】一口水
 9合目の石碑があるところを過ぎてしばらく歩くと一口水と書かれた石碑がある。
 水は岩間を細く流れ、その水をパイプで通しコップで溜めている。早速ご賞味させて頂く。ちょっと甘みがあるような気もするし普通の水のような気もする。
 ここから田の原駐車場を見ると遙か下に見え、その上には雲海に浮かぶ中央アルプスが広がっている。
 この辺りまで来ると岩がゴロゴロ。合間に枕木が埋め込まれていたりする。今日のように晴れていればそれほど苦にならないが、雨で濡れていたりしたら滑って怖そう。
 歩いていると硫黄の匂いがしてくる。卵が食べたくなってきた。(^^;


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一口水をいっぱい飲む(^^; 左画像の撮影風景(^^;

アルペン踊り隊 御岳山(御嶽山)に踊う
右下には田の原駐車場
上部に見えるのは中央アルプス


【8時45分】王滝頂上(御岳山神社頂上奥社本宮)
 えっちらおっちら汗をかきかき、やっとのことで王滝頂上まで登ってきた。細長い王滝頂上小屋の横を通り過ぎて立派な鳥居のある御岳山神社頂上奥社本宮に到着。
 しんさんとまるいさんはとても涼しい顔。この二人は今夏、ジャンダルムから始まって燕岳、薬師岳と北アを登りまくっているので、この程度なら全く問題ないようだ。しんさんは「空荷だったらもう一往復できますよ」なんて言っている。しんさんに田の原までかき氷を買ってきてと注文すれば良かった。(^^;

 少し休憩した後、手が届きそうな山頂へまっしぐら。草木がない赤茶けた地を右から回り込むように道が延びている。その途中に大御神火祭場と呼ばれる銅像が6体見据えている。その前にも波平さんの頭のようなモニュメントがあったりする。調べてみると「まごころの塔」というのだそうだ。ま、まごころねぇ〜。(^^;


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立派な案内図
しかし、何故かロープの外!
王滝頂上にある御岳山神社

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銅像と剣ヶ峰 剣ヶ峰旭館付近から見下ろす
王滝頂上が中央左に見える


【9時23分】御岳山山頂(剣ヶ峰)
 剣ヶ峰旭館と書かれた小屋の横を抜けて社務所横にあるベンチに腰掛ける。なっちゃん、まるいさんと3人が先着。ここまで来たら5人一緒に頂上を踏みたいと言うことになり、春風さんとサポートしているしんさんを待った。
 すると頂上から男女の団体さんが降りてきた。一人が足を引きずっている。その人達が僕らにテープを持っていませんか?と尋ねてきた。なっちゃんがすかさずザックからテープを出してきた。が、テーピングの仕方がわからない。僕も2年前に六甲全山縦走で膝を痛めたときにテーピングはかじったが、あれからすっかり良くなったので、綺麗さっぱり忘れてしまっている。(^^;

 確か、膝の上か下をXに巻くようにしたような…(結局、帰ってから本を見てみたら間違っていました(^^;)。とりあえず巻いてあげた。
話を聞くと東京から来られたグループのようでみな元気で爽やかな人ばかりだ。「大阪の人はいい人だ!」とお礼を言われ別れた。
 そして5人そろったところで最後の階段を登る。
 おぉぉ!。まず目に付いたのが二の池の火口跡。そして乗鞍岳。雲海が見え3,000mを登り切った満足感がじわじわと染みてくる。
 山頂は神社になっていて、お社が西側に建っている。


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剣ヶ峰旭館 頂上直下の最後の階段


アルペン踊り隊 御岳山(御嶽山)に踊う
お天気の元 頂上をゲットできた瞬間でした


 ここでなっちゃんがまたもやしでかしてくれた。「デジカメのムービーを撮りまーす! 5.4.3.2.1!はい!終わり!」。「 …お、おわりぃ〜!?。普通は『はい!』で始まりやろ〜!」とみなが突っ込んだのは言うまでもない。(^^; 
 なっちゃんのボケはこれだけでは終わらなかった。
 今し方登ってきた、王滝頂上方面を見下ろすと、すぐ下の小屋の横にドラム缶が散らばっていた。それを見たなっちゃんが一言。
 「あれって飛行機で運び上げたんですかね〜」。「それを言うならヘリコプターやろ!。飛行機だったら小屋を爆撃するがな!」と大笑い。(^Q^)
 疲れが吹っ飛んでしまうほど笑わせてくれるなっちゃんであった。
 

アルペン踊り隊 御岳山(御嶽山)に踊う
二の池と乗鞍岳(奥)


 ここで、本来は槍へ登って踊るはずだったアルペン踊りを踊る!。\(^o^)/ 「御岳山山頂上」の木標の前ではアルペン踊りよりも二礼二拍手の方が似合いそうな気がするが、あまり深く考えず楽しむことを優先した。(^^; それに人も少なくやりやすかった。(^^;;;;;;


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アルペン踊りをさぁ踊りましょ!\(^o^)/


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剣ヶ峰山頂 山頂からの眺め
中央奥が田の原駐車場
右奥が王滝頂上
すぐ下は剣ヶ峰旭館の屋根


アルペン踊り隊 御岳山(御嶽山)に踊う
罰当たりな一コマ(^^;


【9時58分】二の池小屋前
 次第に雲行きも怪しくなり、あまりゆっくりもしていられなくなってきた。37分頃に出発。
 山頂を出発し配下に見える二の池へと足を進ませる。目標は見えているし下るだけなのでラクチンだ。二の池はコバルトブルーのように綺麗な色で吸い込まれるように近づいていく。二の池小屋の前で荷を降ろす。

 ここでもなっちゃんが楽しませてくれる。二の池に足を浸からせたいという。横にはこの池を見守るように銅像が3体建ててあり、神秘的な感じがするのだが、あれよあれよという間になっちゃんは裸足になってしまった。池に足を浸けると「キャー!冷たい!」と叫んでいる。そして「何もない人がいないのがわかります〜」と。…はぁ〜?。い、いま何言うた?。あまりの水の冷たさに平常心でもおかしいなっちゃんがさらにパワーアップしておかしくなってしまったようだ。(^^;
 本当はこんな冷たい水に浸かる人はいないと表現したかったようでそれなら「こんなことする人がいないのがわかります」が正解じゃ〜!と突っ込む。(^^;
 冷たい物を頂こうと小屋に入るが誰もおらず、ガンガンにたかれたストーブだけが目に入った。
 軽くパンを食べてお腹を満たしておく。空を見上げるとガスがもうもうと湧いてくる。


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雲海を見ながら二の池へ下る 二の池


アルペン踊り隊 御岳山(御嶽山)に踊う
冷たいぃ〜!となっちゃん


 天気が安定しているのであれば三ノ池まで足を伸ばしたかったが、台風も近づいていることだし今日はこれで引き上げようと言うことになった。
 来た道を戻り、途中から王滝頂上へエスケープするルートを取ろうと石室山荘の方へと進んだが、エスケープするルートを見つけられず、結局御岳山頂上小屋まで登り返すことになってしまった。配下に見えるエスケープルートが恨めしい…。

 あとは下り一辺倒だが、辺りはガスで覆われて来たときのような展望は望めなくなってしまった。今から登っていく人とすれ違うたびに、早く登って良かったぁと思いながら足を進ませた。
 しかし、こんな時間でもまだまだ登ってくる人は多い。登ってくるグループの人と話をしたが、今日は天気がいいという予報を聞いて登ってきましたという人もいた。
 下りとはいえ、8合目辺りまでは標高差を縮める方が大きいのか、下に見える田の原駐車場までなかなか近づかない。
 やっとの思いで田の原に着いたのは12時45分頃だった。
 朝とは違って、平服の観光客が入り乱れ、賑やかになっている。


アルペン踊り隊 御岳山(御嶽山)に踊う アルペン踊り隊 御岳山(御嶽山)に踊う
下るときはガスの中 もうすぐ田の原駐車場


 お次はお決まりの温泉!。今回は帰路の途中にある「うしげの湯」で汗を流すことに。 御岳山の硫黄臭をイメージして硫黄臭漂う白濁のお湯を期待していたが、無色透明無味無臭だった。詳しくは村の温泉巡り(後日公開予定)で。
 結局、台風の影響は全くなく、台風を感じだしたのは大津SAで休憩したときぐらい。一か八かで行ってみて良かったです。(^^)
 
 田の原を起点にしてピストンすれば日帰りで楽しめる3,000m級の山と言うことで、大変な人出でした。田の原から頂上まで登山道が見え、登っている人が眺めれるというのもこのコースならではではないでしょうか。
 時間と天候が許せば三ノ池まで足を伸ばしたいところです。