たかが大舟山 されど大舟山 

●場 所:大舟山・大船山(おおふなやま)
●山 域:北摂
●日 時:2000年(H12)3月20日
●天 候:曇り時々晴れ
●標 高:大舟山 653m
●地形図:木津(1/25,000)
●メンバー:てると嫁さん
●コースと参考タイム:
【13時30分】出発
【13時45分】三田フィールドアスレチック カナディアン大磯
【14時】鞍部
【14時30分】大舟山山頂
【15時】山頂出発
【15時57分】波豆川バス停前に出る

※ガイドブック等では「大船山」となっていますが、現地の案内図等では「大舟山」となっていますのでこれにならいました。



地形図は上記をクリック    地域の地図は上記をクリック


 2月から体調を壊してなかなか山にも登れない日が続いて、やっとこのところかなり良くなってきたのでリハビリを兼ねて嫁さんと二人で山に登ろうということになり身近に登れる山を探した結果、大船山がいいだろうということで行ってきました。
 午前中は用事があったのでそれを済ませてから自宅を発ったので、かなり遅い山行となりました。
 矢問さんやしぇるぱさんの過去の山行記録を一通り読んで、お二人が歩いた道のりをたどることにしました。

 自宅を12時過ぎに出発。毎度のように山頂に着いてゆっくりとお昼を取るだけの時間がないのはわかりきっていたので、車を走らせながらケンタのチキンフィレサンドを頬張る。
 道路工事が続く猪名川を抜けて波豆川に到着。三田フィールドアスレチックまで車を踏み込むと駐車料を取られるのは上記のお二人の山行からわかっていたので、波豆川沿いの貯水池横の空き地に車を停めて出発。


波豆川の県道付近から眺めた大舟山


 【地図がない!】13時30分
 車を降りるとかなり強い風が吹いている。これから日は段々と傾いてくるしこりゃ山頂はかなり寒いだろうなと思いつつ、まずはフィールドアスレチックへ向けて歩き出す。
 途中で地図を車の中に置き忘れたことを思い出した。地形図もエアリアも。(=_=;)
 ルートは頭の中にたたき込んで来た自信があったので時間もないことだしこのまま進むことにした。
 

受付小屋の前に登山口が…。


 【三田フィールドアスレチック カナディアン大磯】13時45分
 噂?の有料駐車場が見えてきた。まだ寒いためかお客さんらしき人の姿はパラ…しか見あたらなかった。
 どこに登山口があるのかな?と探していたら、そのアスレチックの窓口らしき箇所の前に道標があった。車のこと何か言われるかな?と思いながら窓口の前を通過したが、何も言われなかった。
 閑散としたアスレチック場の中を突き進んでいくと途中からやっと登山道らしき姿になってきた。

 かなり出発が遅かったので、登ってすぐの頃から山頂を満喫したであろう登山者が次々と降りてきた。「今から登るの?」とは言われなかったけれど、そう顔に書いてあると思うのは僕だけかな。(^^;

 【鞍部の分岐に到着】14時00分
 風が吹き荒れる雲間の間をたまに光が差す程度のお天気で、そうなると鬱蒼と茂る雑木林の下を歩くのはちょっと沈んだ気分になる。
 エアリアでは30分と書かれた分岐までの道を15分で来てしまった。嬉しいような拍子抜けのような気分。

 分岐には立派な道標があり、T路になっていて鞍部を横からまたいだように道が続いている。十倉への道は当然ながら下っている。
 休憩がてら写真を撮っていると、次々に登山者が降りてくる。 うっすらと汗が出てきたのでここから半袖。(^^;


十倉との峠で一休み


 ここから道は南下し大舟山を巻くように続いていて、途中雨水で深く掘れてしまった箇所を巻きながら町石道と大船山山頂への分岐に着く。

 【大舟山への分岐】14時17分
 ここでも鞍部の分岐同様、立派な道標があり初心者でも道に迷うことはないと思われる。
 頭の中の地形図ではここから急坂になっているはず。あ、やっぱりね。待ってました。(^^;
 息は切れるものの、それほど長い距離ではないとわかっていたので淡々と登ってゆく。


 【大船山山頂到着】14時30分
 誰もいない山頂に到着!。\(^o^)/
 一部、木が塞がって見えない箇所もあるけれどおおむね360度の展望が満喫できる。雨が上がって風が強く吹いてくれているせいか遠方までよく見渡せる。
 しかし、エアリアを忘れたので山名同定ができない。(ToT) あれが、村チョッ!たちと行った堂床山(だと思う)、あれが夏暑い日に登った剣尾山(だと思う)とこの曖昧さが歯がゆい。(^^; しかし、大野山だけは白くでかい電波塔のお陰で確認できた。

 しかも、西側を見ると鋭角な笠形山!(帰ってカシミールで見るまでは七種山だと思っていた)、大阪平野の向こうには金剛山脈!、東を見ればなななんと比叡山が見えるではあーりませんか!(カシミールで見るまでは愛宕山だと思っていた)。
 たかが653mの山だと思っていたのでこんな展望を見せつけられるとは思ってなかったこともあり痛く感動してしまった。もっともそう感じたのは帰ってカシミールを見てからだったが。(^^;


生駒山方面を撮影しましたが、あのときはっきりと見えていた生駒山や金剛山脈がうっすらとしか見えません。(ToT)
※画像をクリックすれば拡大します
西側の千丈寺山方面を撮影しました。肉眼では見えていた笠形山があまりはっきり写っていない。(ToT)
※画像をクリックすれば拡大します
北東方向を撮影しました。
右端の鋭角な山が剣尾山、左へ移動して高岳、深山、大野山が見渡せます。
※画像をクリックすれば拡大します
東側を撮影しました。
左の鋭角な山が剣尾山、その右奥にうっすらと見えるのが京都の愛宕山。そして目を皿のようにしてその右を見ると鋭角な山がなんと比叡山なのです。
※画像をクリックすれば拡大します
南側を撮影しました。
とんがり帽子のような羽束山が印象的です。後方の山並みは六甲山系です。
※画像をクリックすれば拡大します


 しかし、喜んでいるのは僕だけ。展望がいいと言うことはそれだけ遮るものが何もないということであって、風がビュービューと吹きさらすこの場所は嫁さんにとって寒さが勝ってしまったという皮肉な結果になってしまった。
 おまけにいつからか風邪をこじらせてしまったようで、それも元気がない原因の種だったよう。すぐさまお湯を沸かして暖かいコーヒーを作り、とりあえず一服。


山頂には大舟山の由来が掲げてある
※画像をクリックすれば拡大します  


 山頂にはドーン!と真ん中に神をお迎えするために石を積み上げて作った磐境と呼ばれる跡が今でも残っていて、その前には丸太を燃やしたような跡があった。大船山の説明を書いた看板には太古は、このあたりは湖で大船山は島になっていて舟を繋いだ松があったところからこの名が付いたと書かれていた。

 ちょうど、一昨日のテレビ番組で中東のある国が行った灌漑事業により湖が干上がって島が陸続きになったことを放送していたその番組が思い出される。
 もっと心ゆくままにこの眺めを楽しみたかったけれど、嫁さんの体調も心配だし時間も遅いことなどから、そそくさと準備をし下山を開始した。


山頂のど真ん中には磐境と
呼ばれる石碑がある


ひっそりと佇む大舟寺跡

 【町石道を下る】15時00分
 町石道の分岐まで来た道を戻り、そこから今度は南下することにした。矢問さんお薦めのこのルートは確かにエアリアでは点線になっているけれどしっかりした道で車が一台通れるほどの幅があった。
 分岐から少し下ると、少し広くなった場所に出てきた。ここが大舟寺跡らしい。しぇるぱさんの報告では徳川家綱の時代に麓に移ったとかで、なるほどここがお寺だったとはまったく面影もない。


町石道にある石塔 町石道はエアリアでは
点線ながらしっかり
踏まれた道。
沿道で見つけたアオキ。
冬でも葉が青々として
いるところからこの名
が付いた。
実は秋の残り?。


 ここからは麓の大舟寺までの町石道沿いに点々と石塔が建ててあり、昔ここが由緒あるお寺だったと思わせてくれます。
 途中で道は二手に分かれ、下ってみるとその間には祠がありナメ滝が静かに流れていた。

 今日は春の花や草木を見ることが出来るかも?と楽しみにしてきたけれどここまで何もなくて少々ガッカリだったが、ここへきてアオキというサクランボのような実を付けた草木を見つけた。落ち着いた色ばかりが目に付いたところへこのピンク色の身の色がとても新鮮に映った。


町石道から少しそれると画像の左奥の道へと出てきました。右は波豆川バス停


 【波豆川バス停前に出る】15時57分
 町石道をどんどん下ると出てきたところが波豆川のバス停。お疲れさま。日はかなり傾いてここからはもう山に隠れて見えない。
 あとは車を置いている貯水池横までブラブラと歩いて戻りました。


上槻瀬から見た大舟山


 【ここから草山温泉?】
 肌にいいといわれる鉄分を多く含む草山温泉へ行くことにしました。昨年末にも家族で行った温泉です。
 治りかけとはいえ、掻き傷がまだ絶えない自分のお肌には塩分を多量に含んだこの温泉はがまん大会のよう。(^^;
 帰りは渋滞を迂回すべく亀山まで周り県道で茨木まで出て家路へと着きました。アー疲れた。