樹氷の六甲山
芦屋から有馬温泉へ


●場 所:六甲山
●山 域:六甲
●日 時:2005年(H17)1月4日
●天 候:曇り
●標 高:六甲山931.3m
●メンバー:てる単独
●ルート:JR芦屋駅−大谷茶屋−風吹岩−雨ヶ峠−東お多福山−石宝殿−六甲山山頂−一軒茶屋−有馬温泉



このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください


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 六甲山。山頂はいまだ踏んだことがない山。下は芦屋川から風吹岩まで。山頂直下の一軒茶屋は六甲全山縦走大会で通っている。そう、六甲全山縦走でもここまで通っているのだ。でも、山頂はまだ。自分でも意外。
 ふるさと兵庫50山の完登を目指している自分にとって、この山は落とせない。
 一番簡単に登るには車で一軒茶屋まで行って、そこから登ること。でも、今更そんな手段で登っても自分にとって何の意味もない。
 ということで六甲山を登る一番メジャーなルート、芦屋川駅から有馬温泉へと抜けるルートを歩いてみました。

 嫁さんの実家を出発しJRで芦屋駅へ。すでに駅はお正月明けの会社員でごった返している。何か申し訳ない気分だが、こちらはあと1日休みがあるので、存分に使わせてもらう。
 JR芦屋駅を降りて阪急芦屋川駅へ向かう。芦屋川に架かる橋からは目指す風吹岩方面が綺麗に見えた。

【9時38分】阪急芦屋川駅
 芦屋川に沿って歩いていく。住宅街に入り案内板もあるが適当にジグザグと登っていく。風吹岩へ向かうと思われる親子連れやご年配の男性を抜いていく。
 
芦屋川駅近くから見た風吹岩方面 工事が行われていた滝の茶屋手前

【10時01分】高座ノ滝
 高座谷沿いを歩き始めると対岸の斜面で大規模な工事を行っていた。その先に滝の茶屋、大谷茶屋が見える。数人のグループが休憩している。
 ここから登山道が始まる。しかも、結構な角度で登り続ける。前に登ったのは山を始めたとき、白馬大雪渓へ行くための練習にと来たときだからかれこれ11年前。そうか、11年も山をやってるんだ〜。(^^ゞ その11年前は風吹岩まで登ってバテバテ。そこまでで引き返した経歴がある。(^^;
 11年前の記憶は定かではなく、ロックガーデンってこんなに急坂だったかなぁ〜?と思いつつ、一歩一歩登り詰めていく。すぐに汗が噴き出る。

滝の茶屋が見えた 高座ノ滝

 見晴らしのいい場所で、ちょっと休憩。下を見ると堰堤にイノシシがいる。近くまで男女のグループが寄っている。イノシシも人慣れたもんだ。 目を移すとBケン尾根が見える。

ロックガーデンから見える芦屋川方面 Bケン尾根が見える

【10時35分−45分】風吹岩
 お天気は徐々に良くなり晴れ間も見えてきた。風吹岩は数人のグループが展望を眺めている。
 その中でご年配のご夫婦にカメラを撮って欲しいと頼まれた。お二人は全国各地の有名な山を登り歩いているそうだ。今回も自宅のある東京から夜行バスで今朝大阪に着き、その足で登ってこられたそうだ。これから六甲山山頂を登り、有馬で一泊するそうだ。
 ここから見える六甲山系は霧氷で覆われているよう。思ってもない風景に楽しみが増えた。

大阪市内が一望できる風吹岩

 風吹岩からさらに北へと向かう。高座ノ滝から一度抜いたかなり年配の女性二人を再度抜く。「若い人は元気やね〜」と声をかけられる。聞くとこの方々も六甲山山頂を目指すそうだ。以前、来たときにアイゼンが必要になったが持ってきていなかったので怖い思いをしたため、今日は持ってきていると言っていた。

 芦屋カントリークラブの横を通る。ゴルフ場を横切っているとは知らんだ。
 ゴルフ場の横に水飲み場があった。ちょうどご夫婦らしき人がその水を飲んで一服している。他のエリアならいざ知らず、上手に家がゴロゴロあるこの場で水場といっても、飲めるんかいな?と首をかしげたくなる。が、そのご夫婦に聞いてみると問題ないよという。ここの水はいつも出ているとは限らないんだそうだ。
 ここから雨ヶ峠まで急な坂が続く。

打越峠への分岐 芦屋CCの専用道路が横切る

芦屋CC近くにある水場 水場から上は急坂

【11時24分】雨ヶ峠
 名前は峠だが峠らしくない峠。殺風景な峠だ。ベンチに腰掛けて休憩。さて、ここからどうしようかと地図を広げて考える。予定では直上で一軒茶屋まで登るつもりだったが、東お多福山へも行ったことがないので、少し遠回りになるがそちらへ行ってみることにした。
 雨ヶ峠を出発してすぐに開けた広場に出た。六甲山山頂に建つ電波塔、下には芦屋カントリークラブが見渡せる。
 お天気がいい日の春や秋にお弁当を持って、時間を気にせずゴロゴロするにはもってこいの場所だと思う。しかし、今日のようにお天気が晴れたり曇ったりでは肌寒く、じっとしていると芯から冷えそう。そんな中でも男性が一人大阪湾を眺めながらじっと座っていたりする。
 
殺風景な雨ヶ峠 雨ヶ峠の道標


東お多福山から見える芦屋CC

東お多福山周辺は見通しのいい広場になっている

【11時49分】東お多福山
 東お多福山と道標がある位置から先はググッと下がっていく。ここからは北斜面になるので急に残雪が出てきた。土桶割峠までは凍結しているところもあったりしてアイゼンを付けるかどうか迷いながら結局付けずに到達した。

【11時58分】土桶割峠
 東お多福山登山口からのびていると思われる舗装道路が土桶割峠を横切っている。ここから七曲がりへ下って一軒茶屋まで登り返してもいいのだが、マイナー指向の僕としてはこのまま蛇谷北山を経由して石宝殿へ抜けるルートが面白いと見てそちらを歩く。
  このルート、かなりの急坂で結構足に堪える。見上げるような箇所も多々あった。しかも途中で山崩れがあり迂回路を通ることになる。

東お多福山最高峰の道標 東お多福山から北は北斜面で残雪が多い アスファルト道が横切る土桶割峠

蛇谷北山への登りは急坂が続く 途中で迂回路に

【12時23分】蛇谷北山
 ここまで来ると雪がうっすらと積もり、木の葉や枝にも霧氷が付き出す。風も強くなる。南側の展望が少しだけいい蛇谷北山へ到着。記念撮影だけして出発する。

蛇谷北山山頂

【12時38分】石宝殿
 石宝殿からは車道を歩く。さすがに生活道路ではないので、路面が凍結していることもあり一般車両はほとんど走っていない。逆にそれが車道を歩くのに安心して歩けた。観光目的の車が数台止まっては樹氷を撮影している。

【12時47分】一軒茶屋
 お天気がいいうちに山頂を踏んでおきたいと、昼食を予定している一軒茶屋は後回しにして、先に六甲山山頂へ向かう。
 取り付きの上り坂が今回の一番の難所で、100mほどのコンクリート道が全面凍結していてツルツル。アイゼンを付けようかどうしようかと悩んでいると、上から外人の男性を伴ったおじさんが降りてきた。上の状況を聞くと凍結しているのはここだけだから、雪が残っている道路の両サイドを使って登れば大丈夫だよと教えてくれた。なるほど、雪付きのところはフリクションが効いて滑りにくい。

石宝殿 ドライブウェイは側道に雪が残る程度

【12時56分】六甲山山頂
 積雪はうっすら程度だが樹氷が素晴らしい。六甲山で樹氷が見えるとは聞いていたが、こんなに早く実現するとは思っても見なかった。特にここ数年は暖冬と言われている中で、樹氷が見れるのは貴重になってくるだろう。
 電波塔を横目に山頂の広場へ移動する。誰もいない山頂。「六甲山最高峰931m」と書かれた道標と記念撮影。近くて遠い山。これで征服!。(^^) 痛いくらいの風が吹き抜ける。じっとしているのが辛い。

山頂直下で見えた樹氷
麓の町並みとのコントラストが面白い



山頂にある電波塔 六甲最高峰で記念撮影 樹氷がびっしり


山頂から凌雲台への稜線を望む


一軒茶屋への下りは凍結注意

 山頂の広場ではラーメンを食べる人が数人。今日は一軒茶屋でうどんを食べるつもりで来たので、そそくさと一軒茶屋へ向かう。
 登るときよりもやはり下りが怖い。慎重に下る。
 風吹岩で出会った東京のご夫婦が到着。やはりアイゼンを付けるかどうか悩んでいたので、先ほど教えてもらったようにレクチャーしてあげる。

 一軒茶屋に入る。六甲全山縦走では素通りばかり。それに昨年、先代のご主人がスズメバチに襲われて亡くなられ、その後を息子さんが引き継いだというのを新聞で見たこともあり、一度入ってみたかった。
 店内は広く座りやすい。暖房はそれほど利いていないが室内では充分。早速、きつねうどんと玉子丼を注文する。運ばれてきた二つをお腹にかっこむ。この寒い中で暖かいものを食べれるのは茶屋ならでは。

一軒茶屋 暖かいものを暖かく
食べれるのがいいですね
広々とした室内

【13時42分】一軒茶屋を出発
 さぁあとは有馬温泉へ下るだけ。待っているのは温泉。(*^_^*)
 時間を合わせて、嫁さんと子供、そしてお義母さんと有馬温泉で待ち合わせをする予定だった。電話をすると嫁さんの体調が悪いと言うことでキャンセル。
 魚屋道をずんずん下る。北斜面なので凍結した箇所もあったが、それほど危険ではなかったのでアイゼンは付けず下る。
 
【14時40分】かんぽの宿有馬
 快調に下り登山口へ到着。温泉はどこへ行こうか思案し、結局、初めてのかんぽの宿に決める。
 日帰り入浴も可能だが、3時までに受付へ入らなければならない。それを過ぎると4時半まで入れない。
 ザックのような荷物はフロントで預かってくれるので助かる。
 有馬温泉特有の赤錆色の金泉につかり疲れを癒す。登山口から一番近い日帰り入浴が出来る温泉とあって便利だとおもいます。
 帰りは有馬温泉駅から神戸電鉄に乗って帰宅。電車の揺れがゆりかごのようで眠たい眠たい。(^^ゞ

有馬温泉への魚屋道 かんぽの宿 有馬温泉

 麓から見える身近な山ということもあって、比較的簡単に登れるイメージが強い六甲山ですが、標高差900m余り。関西の山としては結構厳しい部類に入る山です。 とはいうものの、有馬側へ下れば待っているのは温泉で楽しみがあります。(^^) 
 今度は違うルートで登ってみたいですね。