花曇りの竜ヶ岳 


●場 所:竜ヶ岳
●山 域:鈴鹿
●日 時:2002年(H14)4月29日
●天 候:曇り
●メンバー:亀さん、てる



カシミール3Dは上記をクリック 地形図は上記をクリック コースの標高差 地域の地図は上記をクリック

 今年の春は異常気象で、一気に気温が上がり、全国各地で予定より早く桜が開花したこともあり、予定されていた桜祭りなどが調整に苦慮するという事態が見られました。
 今回のお休みはハイクにしようか沢にしようかフリークライミングにしようか、悩みに悩んだのですが、結局僕の意見を優先してもらいハクになりました。
 山域は鈴鹿。山を始めて8年ほどになりますが、ハイクとして訪れるのは初めてで自分でも意外でした。

 大阪を出たのが午前6時。亀さんの運転する車で西名阪→名阪国道→東名阪と流し、四日市ICを下りて国道を走り、宇賀渓の入口近くの駐車場に着いたのが9時前。やっぱりここは遠いですわ。(^^;
 ガイドブックなどには有料駐車場有りと書かれていたりしますが、国道沿いに10台ほど置ける無料の駐車場があり、早く着けばそちらに置けます。
 天気は思っていたよりかなり悪く、麓からは山頂付近はガスって見えません。予報では晴れっていっていたのに。(=_=;)

【9時00分】駐車場を出発
 支度をして出発。宇賀渓歓迎のアーチをくぐると有料駐車場があり、その奥に売店が並ぶ。道は二手に分かれ右の道を進む。宇賀渓沿いに進むと、すぐ吊り橋がある。河原にあるキャンプ場へ渡る橋らしい。その奥には御所滝が見える。亀さんは早速撮影に向かう。
 暖かくなってきたことで春の花があちこちで見られた。中でもシャガは群生していることもあり、すぐに目に入る。
 そこからさらに先へ進むと「裏登山道」と書かれた道標がある。ホタガ谷沿いに進む登山道のことだ。

 
宇賀渓入口にある駐車場と売店   左奥が御所滝、真ん中がキャンプ場

【9時26分】ホタガ谷との分岐
 今回は往路をこのホタガ谷沿いの道を進むことにする。これがいきなり急坂で一気に高度を稼ぐ。丸太橋が続く頃になると道もかなり緩やかになり、枝谷が合流するところで小休止。流れる水をすくって飲む。ちょっと生ぬるいが美味しい。
 ワカレ滝と呼ばれる滝があるのだそうだが、再度の急坂を歩いているうちにいつの間にか越えてしまっていたようで、カメラに納めたかった亀さんは残念そう。
 息が切れるほどの急坂を越えると、右手に再び沢が近づいてくる。沢を見てみると、花崗岩と石灰岩の境目を発見した。藤原岳の東斜面が掘削されているのは石灰岩であるからで、ちょうどこの辺りはその境目にあたると思われる。
 杉林から雑木林に変わり、辺りも笹が茂ってきた。少し歩くとその雑木林もなくなり笹の原になる。右手には稜線が見え始め開けた風景に開放的な気分になる。しかし、勾配はきつく稜線までなかなか出ない。(ToT)
 えっちらおっちらと登ることしばし。稜線に出た〜!。\(^o^)/ が、ガスって思ったほどの展望はなし。(ToT) 
 治田峠への分岐を越えて、しばらく歩くと竜ヶ岳への尾根が見え始める。この尾根の姿が竜に似ているところから竜ヶ岳という名前が付いたとか。しかし、まだまだ遠い。しかもまだ急坂が見える。(ToT)

 
丸木橋が連続する   稜線が近づいてくると笹原に変わる

竜ヶ岳の由来の尾根

  【竜ヶ岳山頂】11時20分
 最後の登りを終えるとやっと山頂。しかし、やっぱりガスっていて展望はゼロ。
 少し早かったが、ここでお昼にした。すでにシートを敷いて食事をしている人や休憩している人などいろいろで、20人ほどの人が入れ違い立ち替わり、到着出発していく。
 座って食事をしていると笹の方が高くて外はまったく見えなかったが、食事を終えて立ってみると、ガスって見えなかった山並みが見え始めた。藤原岳や御池岳がおぼろげに見える。ここで食事して時間を食った甲斐があった〜。
 
竜ヶ岳山頂から見える北側の展望 かすかに藤原岳が見える

 
広い山頂   山頂から石榑峠へと向かう尾根

【11時52分】竜ヶ岳出発
 竜ヶ岳を出発し石榑峠へと向かう。なだらかな稜線を歩いていくと、左手遙か下に宇賀峡が見える。東斜面の傾斜はかなりのもので、落ちたらひとたまりもない。「危険」と書かれた看板も見られる。
 ガスがかかった御在所岳がかすかに見えた頃、石榑峠が眼下に現れる。大きなコルに国道が交差している様子がよくわかる。しかし、標高差にして300m。見えるだけにこれだけ下るのかとちょっと驚かされる。

【12時20分】重ね岩
 下りはかなり急坂で、足下に注意しながら降りる。途中で重ね岩といわれる奇石のそばを通る。花崗岩なのでフリクションがよく効き、フラットソールがあればどこからでも登れそう。事実南面にボルトが数カ所打ってあり、開拓されたルートがあるらしい。

 
重ね岩から石榑峠を望む   深くえぐれた登山道 どうにかしなければ
益々深刻な状況になりそう

【12時43分】石榑峠到着
 石榑峠到着。ここで面白い光景を目にした。コンクリートブロックが道路の両端に設置され、通る車を制限している。3ナンバー車はミラーを擦りそうにゆっくりと通過している。面白いことに滋賀県側の道路は片側1車線の立派な道路なのに、三重県側は車が一台すれ違うのにやっとの車幅しかない。行政の違いで三重県側には車両制限用にコンクリートブロックが置かれているようだ。

 
三重県への関所?   毛むくじゃらのネコヤナギ

 その三重県側の細い道をテクテクと歩いて下る。再びコンクリートブロックが設置されている場所があり、そこからすぐのところに宇賀渓へ分岐する登山道があった。
 その登山道を下るとすぐに宇賀渓上部に出る。沢沿いに登山道が右に左にと渡り優美な滝が次々に現れる。特に長尾滝はくの字に曲がる奥深い滝で美しい釜をたたえ、見るものを飽きさせない。ここで大休止。
 ここから先は亀さんが次々に現れる滝を撮っていきたいというので、待ったり別行動したりして少しずつゴールに近づく。
 キャンプ場近くまで戻ってきたとき、野生の猿がいた。昔、箕面で猿にリュックごと弁当をさらわれ、石を投げて追いかけ回した過去がある。(^^; 今回も被害に遭うまいと道ばたに落ちていた木の棒を持ち警戒心をあらわにしながら歩く。幸い?それ以後猿には会わなかった。
 途中で亀さんと合流し、駐車場まで戻る。

   
優美な姿を見せる長尾滝     白い花びらに紫と黄色の斑点が
かわいいシャガ

 さぁ山から下りたら温泉だ。今回はanshadeさんご推薦のさつき温泉に行く。
 ここは鈴鹿農業組合の運営する珍しい温泉で、日量千トンもの豊富な湯量に加え52.4度という高い温度で、汲み上げたままの温泉を浴槽に流しているという。つまり常に新鮮な温泉を堪能できるということだ。
 温泉の詳しい内容は村の温泉巡りを参考にしてください。

 温泉にも浸かり、あとは帰路に就くだけ。名阪国道、西名阪としばし渋滞に巻き込まれながら大阪に到着しました。

 今回は思わぬ天気の悪さ?に思ったほどの展望が望めず残念でしたが、鈴鹿の山を歩けて、まま満足でした。しかし、もう高い山は歩けませんね。もう沢登りの季節に突入です。