春の息吹を味わいに
       大城山と三郎ヶ岳へ

●場 所:大城山(おおしろやま)、三郎ヶ岳(さぶろうがだけ)
●山 域:室生
●日 時:2000年(H12)4月16日
●天 候:曇り時々晴れ
●標 高:大城山815m、三郎ヶ岳879m
●地形図:大和大野、高見山(1/25,000)
●メンバー:僕と嫁さん
●コースと参考タイム:
【11時16分】諸木野
【11時34分】登山口
【12時05分】大城山山頂
【12時45分】三郎ヶ岳山頂
【13時36分】三郎ヶ岳出発
【13時48分】美徳堂
【14時30分】諸木野到着



地形図は上記をクリック    地域の地図は上記をクリック

 
春の山菜、わけぎやたかな、つくしなど無人
販売店で売られていました。

嫁さんと二人で室生の仏隆寺、大城山、三郎ヶ岳に行って来ました。
 もとはと言えば、嫁さんが桜を見に行きたいと言ったことから始まったのですが、山の雑誌で見つけたこのコースは仏隆寺で桜が見られて、大城山と三郎ヶ岳が登れるという、二人の思惑がぴったり合った場所なのです。
 しかも今回は何と嫁さんがお弁当を作ってくれるというおまけ付きで楽しい山行になりました。(^^)v

 【8時50分】自宅を出発。
 僕の寝坊と嫁さんのお弁当作りが原因(慣れないもので(^^;) で今回も遅出の出発。
 奈良県へは花見客で高速も渋滞覚悟…。と思いきや西名阪は各料金所の改修工事の効果でこんな時間でもかなりスムーズに通過できました。JH偉い!。
 針ICから南下し10時40分仏隆寺到着。
 仏隆寺には桜を見るために訪れた観光客の車が駐車場を埋めていましたが、思ったより少なかったのは樹齢900年あまりの奈良県最大最古の桜がまだ蕾だったためでしょう。
 桜を満喫できなかった嫁さんはブーブー言っていましたが、またの機会と説き伏せて、さっさと車に乗り登山口へと向かいました。
 しぇるぱさんと紀伊ハンターさんの会話にもあった仏隆寺から登山口までの道のりは確かに幅が狭く、あのコメントがなければ絶対に引き返していたでしょう。>しぇるぱさん、紀伊ハンターさんありがとう。(^^)

道ばたに咲いていたコスミレとつくし


 【11時16分】墓地の上に車を置いて出発
 お二人が書いていた「墓地の下に車を置いて…」を口ずさみながらさらに進むと大城山登山口と書かれた道標が目に入った。その前に車が3台停まっている。おっかしいなぁ。墓地なんてないぞ〜。と通過。
 結局、車を置ける場所を探しながら諸木野という開けたところまで来てしまった。と、ちょうど桜が咲いている墓地の前に駐車スペースがある。よっしゃ!ここに停めよう。
 ちょっと戻らなければならないのが辛いけれど、どうせピストンじゃないから歩く距離は同じ。
 
登山口の前にある駐車スペース

 【11時34分】登山口
 いよいよ登山道。歩き始めて「墓地の下」の意味が分かった。登山口の上に墓地があったのだ。「ここかぁ〜」と思っても後の祭り。
 墓地の横を抜けてから道はどんどん高度を上げていく。エアリアでは35分の登り。杉林と笹の原のミックスな急傾斜を一気に登ると高城山山頂。

なんだろう?これは。

山頂直下の急坂を登る

 【12時05分】大城山山頂
 山頂はかなり広くて細長い。その広くて細長い山頂を団体さんが占領してしまっていたし、お腹もあまり空いていないから三郎ヶ岳で昼食を取ろうということになった。
 遠くに見える台高、大峰はガスが巻いてなかなかスッキリ見えない。高見山は木津峠から見える秀峰なイメージとは違い、ごく普通の山にしか見えない。
 祠のある西側から東屋のある東側へと移動する。今度は曽爾の山々が見える。あの山は1月に登った三峰山かな?。
 
額井岳と戒場山を望む。
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高城山の歴史が書かれている。
画像をクリックすると拡大します。
細長い山頂の高城山


 【12時45分】三郎ヶ岳山頂
 大城山山頂をあとにして三郎ヶ岳を目指す。
 ここからは笹が生い茂り足下に空いた空間をたよりに歩いていく。登って稼いだ高度を気前よくばらまくように、今度は一気に下っていく。昨日の雨で足下が滑りやすくなっていて先人が残した滑った箇所を慎重に抜けていく。
 最近だと思われるけれど枯れ木を伐採したあとがこのあたりから三郎ヶ岳まで続いていて、痩せ尾根に乗ると急に視界が開けて絶好の展望台になったりする。

高城山から三郎ヶ岳まで道標は少ないがテ
ープが巻いてあるので迷うことはないでしょう。

笹の樹海を歩く

 左下にはコンクリートの道路が見える。エアリアで見ると林道ハイタテ線と書いてある。こんな所まで林道が来ているのか!と少し驚いた。将来はこんな道が至る所にできてどこでも車でポン!と行けてしまう日が来るかもしれない。(=_=;)
 高城山同様、三郎ヶ岳も最後は急坂で息が上がる中を一気に登る。三郎ヶ岳山頂到着。\(^o^)/

 見晴らしが悪いという事前情報だったが、なんのなんの。目の前には住塚山
や国見山、その奥にはダブル古光山、それに岳の洞まで見えるじゃあーりませ
んか。尖った山は何だろう?(カシミールで調べると粟ノ木岳でした)。
 西を見るとさっき登った大城山がどでーん!と見える。額井岳も。どうやら
枯れ木を伐採したため見えるようになったらしい。\(^o^)/

中央右が住塚山、ほぼ中央が国見山
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右奥が三峰山、中央の尖り頭は局ヶ岳
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中央奥が高見山です。
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登ってきた大城山です
画像をクリックすれば拡大します


 山頂は狭いけれどそこそこの広さはあって、先客のグループ8名が天ぷらを囲んで昼食中だった。お酒もかなり入っている様子で宴会モード。(^^;
 その隣でシートを広げて待望の手作りお弁当をいただくことにした。
 何せ、知り合ってからも勘定に入れたとしても初めての手作りお弁当。
 さ、それに花を添えるようにとおみそ汁を作りましょう…。あれ?このボンベ、ガスがない…。あっちゃー!暖かいおみそ汁食べれない〜。(;_;)
 ということで手作りお弁当だけをむしゃむしゃと食べました。野菜の牛肉巻きが甘くて美味しい。卵焼きも、鮭も。あれ?これって一昨日の残り物?。(^^;
 食べ終わる頃に団体さんの記念写真を撮ってあげると大城山へと出発していきました。どうやらピストンの様子。

三郎ヶ岳山頂で記念撮影

 【13時36分】三郎ヶ岳出発
 お腹もいっぱいになって至福の時間を満喫したあと、風も強くなって寒くなってきたので出発することにした。
 石割峠へと向かう。下りも傾斜のきついこと。木の幹につかまりながらゆっくりと下っていく。途中でホトトギスの鳴き声が近くに聞こえるので二人で立ち止まって探すけれどわからない。
 
石割峠への分岐にある廃家

 【13時48分】美徳堂
 杉林の薄暗い中にポツンと建つ廃家が見えた。あまり気味のいいものではないが、その西側奥に美徳堂があった。エアリアで確認する前にお堂へ行ったので、人気のない民家のようなお堂はとても薄気味悪かった。
 廃家に戻り左へそれる明開寺への道を見送って僕らは右へ折れる、石割峠へのショートカットルートを選択した。
 ここでズドーン!と滑って尻餅を付いてしまった。おまけにカメラが泥だらけになってしまった。(;_;) 
 美徳堂から石割峠へのルートは点線だけれど、地元の作業道のような感じで谷沿いに道が続いていた。途中、昨年悲惨な目にあった段ヶ峰の下りを彷彿とさせるような倒木がありヒヤヒヤする一面も。
 20〜30分も歩いただろうか?。伊勢本街道と書かれた道標のある道に出た。あとはアスファルトの道を下るだけ。

同じ位置から石割峠方面を見た画像(左)と諸木野方面を見た画像(右)
美徳堂からの道はこの位置から諸木野の方へ少し下ったところにあります。


 【14時30分】到着
 諸木野まで降りてきたとき、地元のおじさんが二人立ち話をしていて僕らを呼び止めた。何事?と驚いたが、このおじさんは僕らが大城山への登山道を歩いているのを見ていたそうだ。わざわざこんな山に来てくれてありがとうとお礼を言われてしまった。何か恐縮。(^^;
 山で作業をしているといろんな人と出会うそうで、先日も登山者らしき人が「ここはどこですか?」と聞いてくるのでビックリしたと言っていた。
 田舎の人はどこでも話好きだ。とても暖かい気持ちになれる。

民家の軒先にはすいせんが咲いていました 歴史街道の道標の上に立派な桜が…


 車に戻り、桜が咲き乱れる墓地の付近を散策。写真を数枚撮って温泉へ。
 今回もみのや温泉につかることにした。