●エリア:滋賀県・福井県
●日 時:2008年(H20)2月11日
●天 候:晴れ
●メンバー:pikkuさん、春風さん、しんさん、てる
●コース
倉見登山口 8:17
最後の水場 8:55
夫婦松 9:53
風神 10:56
三十三間山山頂 11:40−13:22
風神 13:42
最後の水場 14:25
倉見登山口 14:48
このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください
この二日前、大阪に大雪が降った。実に11年ぶりの大雪だとか。
そんなことで、当初予定していた10日のスノーハイクは11日に延期せざるを得なくなってしまった。しかし、これが功を奏した。大雪の後の晴れ。今回は福井県と滋賀県の県境に位置する三十三間山へスノーハイクしてきました。
昨年の秋に隣の山、三重嶽へ登った。そのときに見た三十三間山は、尾根がなだらかで雪の時期ならきっと楽しいに違いないとみなで意見が一致。この日を心待ちにしていました。
朝早く出店数が少ない道の駅「くつき新本陣」の朝市
前回の失敗(大御影山でのこと)を活かして兵庫・大阪を早朝に出発し倉見登山口へと向かう。
スキー客なのか早朝なのに湖西道路は車が多い。渋滞を予測して真野から367号線へスイッチ。
367号線のトンネルを一つ二つと抜けると一気に雪国の風景へと変わる。除雪された雪が道路脇に残っている。
くつき道の駅でトイレ休憩。朝市で売っていた、いなかおにぎりを購入。形は悪いが海苔でくるまれ美味しそう。
国道27号線へ出ると、雪がなくなる。え?っと絶句。367号線沿いはあれほど雪があったので、こりゃ登山口からスノーシューかぁ?と期待していたのに当てが外れた。
悪い予感は当たり倉見の登山口はまったく雪がない。
倉見登山口の駐車場
この倉見の登山口は駐車場が整備され、トイレもめっちゃ綺麗。国道沿いの立派な看板といい地元の人の力の入れようが伝わってくる。
ちょうど、同じく三十三間山を目指す他のグループも支度中。
僕らがスノーシューを出して準備していると、そのグループの一人が「(上で)スノーシューいりますかね?」と尋ねてくる。pikkuさんが「これが楽しみで来たんですよ」と答える。ごもっとも。(^^)
どちらともなく出発するが、何となくこちらのグループが先発した。
すぐに石碑があり、三十三間山の名前の由来が刻まれている。京都の三十三間堂が創建されたときに、ここから棟木を切り出したのでこの名が付いたと書かれている。
奧へと続く林道を歩くと、二股に分かれ、道標に従って右を取る。この辺りから徐々に傾斜がかかってくる。
突然、鹿の鳴き声が谷間に木霊した。よく見ると左尾根の斜面に鹿がいる。こっちを見ているようで警戒しているのかなと思ったり。
山名の由来が記された石碑
三十三間山から朝日が昇る
「最後の水場」と書かれた道標に到着。コンクリートの塊を渡した青い棒は一体何の意味があるんだろう?。
ここで沢は二つに分かれ、その間を踏み後が登る。それに従って登るが、確かそろそろ左手の尾根へ取り付かなければならない道があるはずと思いながら、二つの沢の間の踏み後をたどると古い石垣があり行き詰まる。
向かいたい尾根の斜面を注意してみると、何やら白い道標が木にくくりつけてある。しんさんが先に行って「こっちに道ありましたよ!」と合図を送ってくれた。
どうやら「最後の水場」で二つ沢を渡らなければいけないみたいだった。こんなところこそ道標を付けて欲しいなとさりげなく注文。←誰に?。(^^;
本流から支流へ入り口に道標がある 間違いやすい「最後の水場」後のコース
正解ルートを見つけて登る
尾根に立派な道標
斜面に対して斜めに付けられた登山道は雪が付いて滑りやすい。慎重に歩く。
場所によっては雪解け水で地面ドロドロの場所もあったが、高度を稼ぐほどに雪が増え。P305を越える頃には一面白くなった。
トレースはしっかり付いていてスノーシューなしでも歩きやすい。 しかし、pikkuさんが「せっかく持ってきてんから付けようよ」と提案。しんさんと春風さんも続くが、僕は行けるところまでツボ足で行くことにし、先に行かせてもらう。 ところが、あっという間に雪が増え、自らの体重もあってツボ足では沈む…。(=_=;)
僕もスノーシューを付けて再出発。そうこうしているうちに後続のグループが追いついてきた。そのグループはツボ足で登ってくる。
支尾根に日が差し始めた
朽ち果てた夫婦松
北尾根なのでなかなか日が当たらなかったが、ここへ来て目指す方角から日が差し込み始めた。
スギの植林が多かったが、支尾根が県境尾根に近づく頃には雑木林になり辺りも明るく気分もさらに上向きになる。
今日の春風さんはいつもの後ろについて歩くだけの春風さんではなく、先頭をブッシュブッシュ!。凄まじい登りで他を寄せ付けない。もしや、これは車の中で食べていたブツのせい?。もしかして大リーガーで有名になったステロイ○入りとか。バキッ!!☆/(x_x)
そんな訳あるはずもなく彼女の食べていた物は「カーボショッツ」と呼ばれる栄養補助食品だった。しかし、これだけでそんなに体力が上がるものなのか?と思いたくなるほど春風さんの馬力はすごかった。(^^;
カーボショッツ効果?で元気100倍の春風さん
県境尾根までもうすぐ
そしてあともう少しで県境尾根というところでトレースがなくなった。ツボ足ではこの辺りが限界だったのか引き返したようだ。一番美味しいこれからのお楽しみを残して敗退とは…。前回(大御影山)の僕らみたい。(^^;
「風神」と書かれた道標が立っているのが見えた。しんさんの見解では尾根で風が強く当たるから風神と付いたのではないかという意見だった。それにはみな納得。しかし真相はわからない。(^^;
朝日に向かって登り詰めると素晴らしい展望が待っていた。青空の下に雪をまとった湖北の山々が顔を出している。遮る物がなくこれだけの山が一望できるなんて!。日を変更して本当に良かった。
向かう山頂を見ると、まるでスキー場のゲレンデのように白いキャンパスが尾根に沿って延びている。踏み後のないバージンスノー!。晴天と相まって素晴らしい眺めだ。みな思い思いに踏み後をつける。僕はカメラを構えっぱなし。これだけの素晴らしい展望をどう撮影しようか悩むこと悩むこと。(^^;
すると突然「ドドーン!」と地響きのような音が遠くでした。てっきりハンターの銃だと思っていたが、雪崩の音のようだった。スノーハイクを始めて4年目だが、雪崩の音を聞くのは初めてだ。
関西の山には雪崩は皆無だと思っていたが、その後も数回雪崩の音を聞き、ちょっと背筋が寒くなった。
県境尾根に出てまず見えた展望
遠く武奈ヶ岳が見える
スノーシューポーズ!
西側の展望
遠方に青葉山が見える
三方五湖が見える
山頂直下の藪
三十三間山山頂の広場
三重嶽から大日岳への尾根
遠方に白山!
山頂付近までたどり着くと、藪が覆い出す。先頭のしんさんが懸命に木を除けながらトレースを付けていく。そして山頂に到着。
棒状の山頂道標が雪の上からひょこっと見えている。ザクザクと近づき道標に触る。
荷物を置いて少し休憩していると先ほどのグループが到着した。お互い、写真を取り合う。
そのグループは先ほどの見晴らしのいい斜面に荷物をデポしているようで足早に戻っていった。
昼支度に取りかかる。今回は寄せ鍋。汁は市販の物で野菜や肉類はpikkuさんが切って持ってきてくれた。
まずはお馴染みの雪のテーブルを作る。4人だけなのでコンパクトに作る。
今日は日差しもさることながら、ほぼ無風に近い状態で、お鍋が沸騰するのも早い。すぐに鍋が出来上がる。
具だくさんの寄せ鍋。やっぱり山で食べる料理は美味しい!。
さて、この時期、どちらが正しい服装でしょうか?(^^;
食べていると暑くなってきて、半袖モードに。隣はフリース2枚、ジャケットを着込む春風さんがいて、写真だけ見るとここは一体どこなのか首をかしげられるかも。(^^;
食べながら遠方を見る。無積雪期には見ることができないらしい、北東部の展望がこの時期は開けている。
そこからは前回目指した大御影山の電波塔や、昨秋に縦走した三重嶽から大日岳への尾根が見える。あのときはあちらからこの三十三間山を見て、雪の時期に来ようと話していたんだっけ。今、実現できている。(^^)
そして、その尾根の向こうには真っ白な白山が見えた!。昔、芦生の経ヶ岳を登ったときにも白山が見えていたので、展望が良ければ見えるだろうと思っていた。
単独でやってきた男性が近くで腰を下ろして昼支度をしている。余り気味の鍋を食べてもらおうとpikkuさんが声をかける。地元の方らしく、近隣の山々の話が沸く。
気がつくと1時間半もたっていた。 帰りは来た道を戻る。
スキー場のようなキャンパスは不規則なトレースが描かれて、それはそれで面白い。
登ってきたときの、しんどさが嘘のように下りは本当に楽ちん。踵から踏みつけるように飛びながら歩くと雪がクッションになって面白いように進む。スノーシューの醍醐味は絶対に下りにあると思う。(^^)
しかし、いい気になって歩いているとえらい目に遭う。スノーシューが引っかかって雪へジャンピングボディプレス!。グヒィ!σ(--#)
そんな遊びをしながら倉見の登山口へは登りの1/3の時間で戻って来れた。
今回の温泉はくつき温泉「てんくう」。スキー帰りの家族連れが多く、どこもかしこも人人人でごった返す中、一風呂浴びて帰宅。
シーズン中に1回あるかないかの、いいお天気に恵まれて三十三間山を登れました。最高です。(^^)v