初冬の三久安山 ブナ遊歩

●エリア:兵庫県
●日 時:2007年(H19)11月25日
●天 候:快晴
●メンバー:単独
●コース
 蓮華岩山隧道(トンネル) 7:18 
 P951 8:26
 三久安山 9:52
 南尾根との分岐 10:21
 林道出合い 10:44
 蓮華岩山隧道(トンネル) 11:17




このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください


 2日前に京都の清滝へ家族で紅葉を見に行った(ファミリーハイク 紅葉真っ盛りの清滝へ )。
 そのまま帰りは嫁さんの実家へ向かった。実家へ行くとなると山へのお許しが出やすい。両親に子どもを見てもらえるので自由が利くからだ。
 早速、嫁さんに申し出ると予想通りの答えが返ってきた。但し、午前中だけ。

 どこに登ろうか考えていたが、なかなか決まらない。ふとブナが見たくなった。今年は例年になくブナと接する山行が多かった。それも影響しているのかな。
 調べてみると矢問さんとやまあそさんが三久安山(さんきゅうあんさん)を絶賛している。お二人の薦めなら間違いないだろう。といういことで三久安山に決定。
 午前中だけなので出発を早くするために家を早く出る。2時間かけて登山口である蓮華岩山隧道(トンネル)へ向かう。




 途中で名水「先年水」の水汲み場を見つけた。ご夫婦がポリに水を入れている。近寄ると僕が水を汲みに来たと思って譲ってくれた。手ですくい一口いただく。微妙な味はわからないが冷たくて美味しい。
 さらに先へ進み、奥地の集落を通り過ぎると地道になる。心配した林道の状態は思っていたより整備されていて、まぁまぁ走れた。
 トンネル手前の小さな空き地に車を止めて支度をする。車を降りるとさすがに寒い。車の外温度計は1度だった。


【7時18分】蓮華岩山隧道(トンネル)横から出発
 矢問さんのホームページに書かれていたように、トンネルサイドに踏み跡がある。尾根はすぐそこに見えるが、そこまでたどり着くのに思いの外苦労した。急斜面に加えて雑木や倒木がじゃまをして前へ進めないのだ。やっとのことで尾根に出るとしっかりとした踏み跡があった。

 その踏み跡もしっかりしているかと思えば、先達の方々が好きなように登ったのか踏み跡が分散していたりして、こっちも方角を見定めて適当に登る。
 そのうち、尾根が広くなり踏み跡は左へ巻くように延びている。方向さえ確認していれば多少左右に振ったところで大丈夫だろうと、踏み跡を進む。最初はしっかりした道だったのに、徐々に怪しくなってくる。次第に獣道程度になり藪に突入してしまった。よく見るとつづら折れに道が延びていて、よくよく振り返って見ていないとどこへ行くかわからない。
 何とか道を見つけて登りきる。単独行はほぼ1年ぶり。頼れる人はいない。判断できる人間は自分だけ。この緊張感が心地いい。


林道沿いは紅葉真っ盛り 蓮華岩山隧道(トンネル)から登る
 
倒木+急斜面で行く手を阻まれる 尾根沿いも急斜面が続く


【8時26分】P951
 南東からの尾根に乗ると地面に白い物が…。雪!?。そうか、そう言えば、つねぼーさんが一昨日氷ノ山へ登ったときに紅葉ではなく樹氷だったと書いていたっけ。氷ノ山から近いこの山なら雪があってもおかしくない。
 しばらく歩くと南西方向に開けた場所を見つけた。帰りに通る予定の林道がはっきりと見える。空を見れば雲一つないお天気。今日は快晴だ!。

 尾根は見通しがいいように見えて、背の高いススキと縦横無尽に走る踏み跡で、さながら巨大迷路の中を歩いているよう。一つ行っては引き返し、一つ行っては引き返しの連続。
 そんな迷路を何とか脱出すると、傾斜が美しい雑木林の空間があった。雨が溜まると池になりそうな窪地があり、それを囲むように木が立ち込んでいる。その地面には積もったばかりの落ち葉が敷き詰められている。




立ち枯れの木が多い


遠くに一山か阿舎利山


三久安山のピーク






かなり大きな熊の足跡(@_@)





 山頂に近くになるにつれて雪の量が増えてきた。同時にブナも大きな物が次々と現れた。すでに葉は落ちて冬支度を終えたブナの木。太さといい高さといいとても立派なブナばかり。
 そんな立派なブナをあっちに見つけては行ってカメラを構え、そっちにまた大きなブナを見つけては移動するパターンを繰り返しているうちに時間がたってしまった。
 そんなとき、大きな足跡が山頂方面から斜面を下っているのを見つけた。雪の上に踏まれた足跡ははっきりと指の後まで残っている。この大きさはどう見ても熊…。しかもでかい!。怖ぁぁぁ〜。(@_@)


 三久安山山頂付近で撮影したブナです。画像をクリックすると別ページで拡大表示します。






三久安山山頂ショット
 

【三久安山山頂】9時52分
 気持ちのいい尾根を歩くうちにひっそりと佇んだ山頂に着いた。
 あまりにもゆっくりと撮影に時間を割いたので、大幅に時間がおしてきた。これ以後は足早に尾根を下ることになった。

 南西へ向かう尾根を歩き、途中から南東の尾根に方向を変える。その場所には、わかりやすい道標があり、今来た三久安山への矢印と、これから向かう林道への矢印が書いてあった…。と思ったがどうも矢印の方角が違う。目的の林道へは左のはずなのに真下(直進?)を指している。もしかしたらその方向にも林道があるのかもしれないが、それは無視してコンパスの通り左の尾根へ向かう。
 ここから先は同じブナ林が続くが、今までよりは少し小ぶりだ。


山頂から南への尾根


林道ってどこの林道を指しているのかな?





立派なブナの倒木が多い



【林道出合い】10時45分
 南尾根から途中で林道出合いへ出る東尾根の分岐に差し掛かる。ここにも立派な道標が立っている。まっすぐ行けば林道の終点?へ出るのかも。ここまで来るとブナも少なくなり鬱蒼と茂る雑木林になるので、終点まで行くメリットは阿舎利山への縦走ぐらいか?。
 東尾根は見通しのいい尾根で下る勾配がはっきりとわかる。この勾配が結構急で登りだとかなり辛そう。しかも野獣除けのネットが倒れていて、登山道にかかり靴にかかってつまずきそうになる。
 あと梯子を下れば林道というところで、少し躊躇。梯子がかなり古くなっていて踏み抜きそうだ。一歩一歩慎重に下る。




ネットが絡む登山道


急斜面にあるロープ


林道出合い


やばい梯子


登った尾根と歩いた林道




【11時17分】蓮華岩山隧道(トンネル)
 林道は出合いまで車でも問題なく走れる状態だった。駐車場まで長い道のりだったけれど、沿道の紅葉を見ながら歩くと思ったほど長くは感じなかった。
 トンネルの手前まで戻ってきたとき、そこから尾根に登る道を見つけた。つまりスタートで登り始めた難路の反対側の斜面だ。傾斜も緩く最初にここから登っておけば楽に登れたのにと思っても後の祭り…。お後がよろしいようで。m(__)m