新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 囲炉裏


●場 所:須留ヶ峰
●山 域:播但
●日 時:2005年(H17)6月12日
●天 候:曇りのち晴れ
●標 高:須留ヶ峰1053.5m・大杉山1048m
●メンバー:てる単独
●ルート:餅耕地(鳥居前)−ベテランコース−林道合流−大杉山−須留ヶ峰−大杉山−林道合流−一般コース−鳥居前



このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 地図 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ マップファン
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 最初に須留ヶ峰を見たのは、5年前に段ヶ峰へ登ったとき。その特徴のある山容にいつかは登ってみたいと思っていた。それから何度も行くつもりで準備をしたが雨などで延び延びになっていた。

  一日前に梅雨に入ったと思ったらいきなり晴れ。雨を予想して諦めていたこのプランを慌てて引っ張り出す。

 出発前夜、大加茂さんからメールが届いた。
 須留ヶ峰は蛭の宝庫だから蛭除けを用意してとのこと。蛭除けといえば、昔、前鬼川へ沢登りへ行ったときに矢問さんからディート入りスプレーがいいと教えてもらっていた。そのディート入りスプレーを早速購入。
 その大加茂さんは前夜、パパになったそうだ。男の子が誕生したのだ!!!!。\(^o^)/ 奥さんのみーとさんとも二人とは山へ良く一緒に行った仲間。だからこんなに嬉しいことはない。(^^)
  今回も嫁さんの実家へ家族で泊まって、僕はそこから須留ヶ峰を目指す。


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 餅耕地
登山口にある鳥居


 翌朝、早朝に神戸の家を出発。
 第二神明、加古川バイパス、播但道を使って1時間半余りで餅耕地の村へ到着。 村の名前のように水田が広がる。進むほどに道は細くなり、心も細くなってきた。ちょうど農作業のおじさんがいたので、この先の道の状態を聞く。

 しばらく行くと鳥居があり、そこで二股に道は別れている。そこには登山地図が掲げてあり、林道を行く一般登山道と谷沿いを行くベテランコースに色分けされていた。往復同じ道を歩くのは面白くないので、往路はベテラン、帰路は一般道を歩くことにし、脇の空き地に車を停めて支度を始める。


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 記帳
登山口にある
大型の案内図
登山届けに示された趣旨


【鳥居前を出発】7時
 トランクからザックを取り出すと鈴が付いていないことに気がついた。前回の山行の時にザックを変えてそれに付けたままにしてしまった。(>_<)
 もう一つ。大加茂さんにアドバイスをもらっていた蛭除けのスプレーを家に忘れてきた。毎度ある忘れ物に我ながら呆れてきた。(^^; この先どれだけの蛭が待ちかまえているのやら。あー怖。
 登山口にある大型の案内図を見る。谷沿いに進道がベテランコース、林道歩きが登山道一般コースと示されている。まずはもちろんベテランコースを取る。

 その案内図の下には登山届けポストがある。それには餅耕地から須留ヶ峰への登山道を整備するために概数の人数を把握しないといけないため書いて欲しいと書かれていた。そのためならと書き記しておく。

 支度を調え歩き出そうとふと目の前を見たら大きな檻が目に入った。どうやら熊用らしい……。気を取り直して歩き出す。鈴〜!。(^^;

 鈴がない分、ラジオのボリュームを上げて警戒しながら歩く。まぁ出てきたら出てきたときだ。(~_~;)
 谷沿いにある神社を横目にコンクリートで整備された車道を歩いていく。それほどの距離はなく車道が終点になる。ここからは普通の登山道が谷を縫うように続いていく。
 喉が渇いたので一服しようとザックを降ろして休んでいると、地面を尺取り虫のように虫が這っている。…。ミミズって尺取りしたっけ?と思いながら、あぁぁ!蛭や!と思い出す。慌ててザックを取り上げて見回す。靴に2匹。侮れない奴…。(^^;

 じっとしていたら辺り一面の蛭を呼びそうなのですぐに出発する。しかし、これだけでは終わらなかった。ストックの柄の部分にも一匹…。歩いていると足首にチクッ!とした痛みが走ったのでやられた!と思ったが今見ても気持ち悪いし、蛭をはがしても血だらけになるだけなのでそのまま放っておいた。結局は何もなかったのだが妄想とは恐ろしい。


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
途中までコンクリート道が
延びる
谷沿いにある神社への
道標


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
林道終点手前にある
しゃくなげ自生地
との分岐
 

新緑の大杉山・須留ヶ峰へ  林道終点
林道終点

 しばらく歩くと高さ10m以上はあろうかと思われる大岩に出会った。適度にいいホールドが点在し、ボルダールートとして面白そうな感じ。
 道は時々渡す沢の上を整備された木の橋が何度か渡る。
 大きく三つ叉に別れた出合の真ん中の沢筋を進み、途中から支尾根に登り始める。そのときに獣除けの柵がある。あとでわかったが、この柵がくせ者ではずし方がわからず苦労する。結局、柵の枠(というか縦の棒)をそのまま動かせば良かっただけだった。(=_=;)


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
高さ10数メートルは
ある大岩
沢を渡る橋は
整備されている
道は良く踏まれていて
歩きやすい


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ ヒル君 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
こんなのがたくさんいます(~_~;) 道標はしっかりしている 獣除けの柵は2カ所


 ここから道は急な尾根をジグザグに登り返しながら高度を上げていく。目の前に見える谷筋は高い木がなくすっきりと上部まで見える。その谷筋には立枯れたブナの木がたくさん見える。あとでわかったことだが、この上部には林道が横切っている。林道から下のブナだけが立ち枯れているのを見ると林道ができた影響?と思えてしまう。
 先に書いてしまったが、急な道を登りきると林道が横切っていた。あれれれれ?。頭の中の地図がパニクッている。だがその場所にも地図が掲げてあり、すぐにパニックは解消。ようするに登山道一般コースである公団林道が延びているのだ。
 この林道を左に進むと、すぐ終点に突き当たる。


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
林道が横切っているのが見える
大杉山への尾根はまだまだ高いところにある


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
オオバアサガラ

新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
林道に合流 林道の終点

【林道終点】8時08分
 林道終点からは再び普通の登山道の姿に戻る。
 いきなり急坂。尾根と谷の合間を横滑りするように道は続き、谷を巻いてから景色は一変!。ブナを中心とした広葉樹林が一面に広がる。
 天気が徐々に回復してきたこともあって綺麗な緑が栄える。まさに森林浴!。(^^) 
 木々の間が広いこともあってその空間が気持ちいい。


 登山道は予想していたコースよりもずっと南へ一度ふってから、尾根に出たところで北へ向かっていた。
 左(南)へ向かえば小須留ヶ峰というピークへ行けるようなので、帰りにパワーが残っていれば歩いてみようと思い、まずは大杉山を目指す。
 所々、勾配がきつい場所もあったが概ねペースが落ちない程度の坂道が続き大杉山へと到着した。


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ ブナの新緑
広葉樹林のシャワーを浴びて歩く


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
尾根道も快適


【大杉山】9時
 まず、北側の展望が素晴らしい!。氷ノ山は言うに及ばず、昨年夏に登った妙見山や今後目指す予定の蘇武ヶ岳や藤無山、鉢伏山なども見える。目の前には形のいい御祓山がどっしりと腰を下ろしている。登ってきた餅耕地の村も見える。その向こうにはわからないが青倉山や粟鹿山も見えているかも知れない。
 山頂には羅針盤や記録帳などもあり広くて大人数できてもゆっくりできるだけのスペースはある。
 ここで展望を眺めながら、自分としてはゆっくりと休憩を取る。


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
大杉山山頂から北側の大展望


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 大杉山 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
大杉山の山頂で
餅耕地と宮本への
分岐になっている
大杉山登山記念撮影(^^; 餅耕地方面もよく見える


【大杉山を出発】9時20分
 この展望は名残惜しいが、またピストンで須留ヶ峰から戻ってくるのだからと、腰を上げた。
 須留ヶ峰まで30分と表示がある。
 大杉山のピークからずんずんと下り、真ん中あたりで小さいピークを登り返す。このあたりもブナなどの自然林が豊富で尾根を吹き抜ける風もあって、本当に気持ちがいい。いつまでも歩いていたい尾根だ。
 須留ヶ峰のピークへはキュッと急坂を登り詰め終了。ピークでお休み中だったのか鹿が一頭、僕の気配を感じてあわてて逃げていった。


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
大杉山と須留ヶ峰を結ぶ尾根も気持ちがいい


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 須留ヶ峰山頂 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 須留ヶ峰山頂
須留ヶ峰で記念撮影 展望無し!の須留ヶ峰山頂

【須留ヶ峰に到着】9時44分−49分
 今まで抱き続けていた念願のピーク?だったが感動にはほど遠い景色にちょっとがっかり。前情報で展望はあまりないと知っていたが、実際にこの目で見てみてやっぱりため息が出る。ものの見事に立木で展望はふさがれて何も見えず。仕方がないのでここまで来た証に記念撮影だけをして早々に大杉山へと引き返した。


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
緑のトンネルを抜ける


【再び大杉山】10時11分−20分
 再び大杉山へ戻ってきて荷を下ろす。この展望は何度見ても飽きない。
 ちょうど小腹が空いてきたので、持ってきたお団子とお茶でまたまた休憩する。この日は日中いいお天気だったが、結局誰にも会わず終始静かな山行だった。雪の時期にも来てみたいと思うが果たして…。


 来た道を戻り、小須留ヶ峰への分岐に差し掛かる。今回のプランを立てたときはこのまま小須留ヶ峰を通り尾根沿いに歩いてP697.6から餅耕地の村へ降りようと思っていた。でも、病み上がりで思っていた以上に体力が消耗していたのと、登るときに見た熊確保の檻を見て、何の迷いもなく林道終点へと下った。

 林道へ出て、来た道(ベテランコース)をそのまま下るのも芸がないと思い、当初の予定通り遠回りにはなるが一般登山道と書かれた林道歩きを帰りに選んだ。しかし、これが失敗だった。道は迷いようはないが、面白味のない単調な地道が延々と続き、しかも日がサンサンと照りつけ暑いの何の!。
 救いは途中で大杉山の方角へ延びるエスケープルートらしき道を発見したこと。もしこれが山頂へ続いていればかなりの短縮になる。でもそうなるとあのブナの森には出会えない。う〜ん、結局やっぱり無駄足だったか…。(^^;


新緑の大杉山・須留ヶ峰へ 新緑の大杉山・須留ヶ峰へ
林道の分岐 この林道は一般車両は
入れません


【鳥居前に戻る】11時56分
 やっとの思い?で鳥居までたどり着く。もうやれやれって感じ。こんなことなら来た道を素直に戻れば良かった。(--;)
 登山靴を脱ぎ、体中を蛭が付いていないことを確認して車に乗り込む。蛭と一緒にドライブは嫌だ。(^^;

 帰りに寄った今回の温泉はよふど温泉。帰る方角とは違うが最寄りと言えばここになる。露天風呂が広くとてもリラックスできた。窓からは粟鹿山が見えた。
 このエリアは行者山、青倉山、三国岳、粟鹿山と兵庫50山が集まっていて、僕を含めて目指す人にはお買い得エリアなのだ。でもまだ一つも手を付けていない。またいづれ。
 併設している食堂でお昼を食べて帰宅。

 登りたいと思い続けていた須留ヶ峰。須留ヶ峰のピークはイマイチでしたが、大杉山から見えた展望は素晴らしいの一言に尽きます。
 餅耕地からのルートは広葉樹林が綺麗でこれだけでも充分登る価値はあると思います。