丹生山・帝釈山・シビレ山を周回
丹生山・帝釈山・シビレ山を周回


●場 所:丹生山・帝釈山・シビレ山
●山 域:丹生山系
●日 時:2005年(H17)2月13日
●天 候:曇り
●標 高:丹生山515m・帝釈山585.9m・シビレ山465m
●メンバー:てる単独
●ルート:衝原登山口−丹生山(丹生神社)−帝釈山−朝日山−シビレ山−こうもり谷東尾根−衝原登山口



このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください


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カシミール3Dは上記をクリック 地形図はこちらをクリック





本来は黒尾山へスノーハイクへ行く予定を立てていた。
 だが、当日の朝、二度寝してしまい、起きたときは8時を回り行く気が失せてしまった。もともと車の足回りが雪仕様ではないので不安があったために、あっさりと行き先を変更。
 黒尾山へ行ったとしても路面の状況を考えて、滑り止め候補(一応シャレているんですが(^^;)を2つ考えて地形図も用意していた。3つ目の丹生山に決定。
 今回は嫁さんの実家に泊まっていたこともあり、そこからだと登山口である、つくはら湖まで車で30分もかからない。…という余裕が出発を遅くさせてしまい、登山口に着いたのは11時過ぎだった。(=_=;)
 

【11時15分】つくはらサイクリングターミナルの登山口を見逃す
 県道85号沿いに自然休暇村管理センターの横に大きな有料駐車場がある。こんなところに何でこれほどの駐車場があるんだ?と思っていたら、箱木千年家と言われる1000年以上建った家が近くにあり、しかもサイクリングセンターもあるということで、結構観光地になってるんだとここへ来て初めて知る。
 つくはら湖へ流れる川にかかる橋を渡り左折…。本当はこれを右折してサイクリングセンター横の道を歩くと登山口にたどり着くのだが道標が全くなく、バリハイへの道を歩むことになってしまうとはこのとき思っても見なかった。
 浄蓮寺を過ぎても登山口が見あたらず、唯一、墓の横を通る舗装道だけが山へ延びている。とりあえず歩いてみたが舗装が終わると笹藪の中へ道が続いている。しかし、どう見てもメジャーな道には見えない。
 一度引き返して、辺りを探すが見あたらず、バリハイ覚悟で再度入り込んだ。
 横には小川が流れてお寺の取水口らしきホースが見える。道は30mほどで四方に散らばり、一つ一つ確かめては引き返す。(^^;
 残った道はどう見ても人が歩いた踏み後ではなく、獣道のらしき細くでもしっかりとした踏み後が延びている。
 さらに歩くとイノシシが木の根を掘り返した跡が至る所に見えてくる。遭遇したらやばいなぁと思いつつも、先に進まずにはいられず道を突き詰めるも棘とツタと笹藪に行く手を遮られて、断念すること3回。
 これでダメだったら引き返そうと選んだ踏み跡が何とか尾根に繋がり、やっとのことで本来の登山道にたどり着けた。まさかこんなところでバリハイになるとは…。

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いきなり獣道?

 登山道は義経道と呼ばれ坂本と勝雄不動滝を結ぶ表参道につながっている。
 その義経道は歩きやすい整備された道で傾斜も緩くスイスイと歩けた。あっという間に尾根道である表参道に合流した。表参道は軽トラックなら走れそうなほど広い道で、ここから丹生山へ歩くと竹のトンネルに出くわした。

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気持ちのいい雑木林を歩く 義経道にある分岐

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丁石が所々に見られる 山陽自然歩道の道標 開けた丹生山への道


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竹藪のトンネル

【12時47分】丹生山頂
 ほどなく「史跡 丹生山城 丹生山明要寺跡」と掘られた石碑があり、その奥には丹生神社の鳥居が見える。階段を上っていくと閉じられた社務所に、さらに上にお社があった。 そのお社の右側には個人が掲げた山頂プレートが数枚あった。ここが丹生山山頂らしい。これだけ立派な神社が山頂にあると、あまり山頂らしくなくおもしろみがない。
 神社の周りを一回りして次の目的地である帝釈山へと向かう。

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立派な史跡が建っている 丹生神社の鳥居 丹生神社

 鳥居まで戻りコンクリート舗装された道を北へと向かう。少しくだってヘアピンになったところから北へ登山道は延びている。車道は麓の坂本の町へ続いているのかな?。
 しばらく歩くと「帝釈山へ」と道標がある分岐にくる。もう一方はシビレ山へ向かう道だ。
 道はしっかりしていて安心して歩ける。しばらくしてシビレ山からの道が合流。ちょうど道は三角形を形成していて丹生山・シビレ山・帝釈山のどこからでも最短距離で歩けるように道がなっている。
 途中で地図をみながら歩く年配の3人グループに遭遇。
 坂本へと下ると思われる道への分岐を右に見送って、左へ段差を降りる。緩やかな登りを歩ききると帝釈山にたどり着いた。

 
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帝釈山からの展望

【13時14分】帝釈山山頂
 人は誰もいない。広く開かれた山頂からは南側の展望が望め六甲山山系の西側から淡路島まで見渡せる。明石海峡大橋は太陽の光が海で照り返えされまばゆい光に包まれていた。手前の右側には今し方登った丹生山が見える。この帝釈山の方が高いことをこの時初めて知った。
 ポットに持参してきた甘い紅茶で一服。すばらしい展望を眺めながら暖かい紅茶を飲むという至福の時をまったりと過ごしながら、しかし、後の行程を考えるとあまりゆっくりもしていられないので、記念撮影をして次の目的地であるシビレ山へ向かうことにした。

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上記画像の拡大図 淡路島と明石海峡大橋が見える


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帝釈山で記念撮影 山頂はこんな感じ



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縦走路には道標がたくさん シビレ山へ
向かう道の急坂


 来た道を戻り丹生山への分岐を今度は東へ歩く。しばらくするともう一つの丹生山からの道が合流。そこではMTBに乗った男性が休憩していた。このエリアならMTBは快適に飛ばせそう。
 不動滝への道を見送りシビレ山への尾根筋に入る。途中で朝日山へとかかれた分岐に差し掛かる。どうやら512.8mのピークが朝日山というらしい。実際登ってみるとプレートも三角点もあった。


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朝日山山頂


【14時09分】シビレ山山頂
 西へ歩くと分岐があり山陽自然歩道の道標にシビレ山と書かれた方角へ登ってみる。登り切ったところで左へ下る分岐がありそのまま進むとシビレ山の山頂に着いた。しかし、道標がなければそのまま歩いて通過しそうなほど、特徴のない山頂だ。ここへたどり着くまでてっきり、さらに西尾根にある関電の鉄塔がある場所がシビレ山だと思っていた。
 その鉄塔まで歩いてみようかとも思ったが、標高がそちらの方が低いので、こちらが山頂だということは間違いなさそうなのでやめておく。
 展望もなく長居は無用と来た道を引き返す。このまま丹生山を戻ってもいいのだが面白くない。南側へ下れる道があるので、それを下ってみることにする。


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シビレ山の山頂プレート前で シビレ山はこんな感じ


 来た道を戻りすぐの分岐を南へ。すぐに山陽自然歩道に再会する。そこには先ほど見かけたMTBの人が素通りしていった。
 南へ向けて歩くとこの日一番展望のいい場所に出会えた。帝釈山からの展望に加えてつくはら湖やそれに架かる山陽自動車道の橋がはっきりと見える。
 しばらくは急な下りが続き足下がおぼつかなくなる。先に走ったMTBのタイヤ跡が続いている。こんな急な坂をうまい具合に滑り降りているのがわかる。


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シビレ山から南へ下る途中では丹生山が見えた


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シビレ山から南へ下る途中で見えた展望 右側につくはら湖に架かる山陽自動車道の橋が見える

【14時25分】こうもり谷への分岐
 下りきると分岐が現れた。こうもり谷への分岐だ。道はさらに南へと延びているが、もう一方はこうもり谷へ下っている。
 こうもり谷はクライマーなら言わずと知れた関西屈指のクライミングエリアだ。しかし、クライマーを含めたハイカー全体のマナーの悪さが影響して、一時的に入山禁止になってしまった。
 その後「こうもり谷を愛する会」の代表である梅津さんが中心になり再開に向けて、地主を始め関係各機関に働きかけて、入山する者は事前に登録し、発行されるカードを所持することを条件に入山が許可されることになったのです。
 そのこうもり谷へ下るのだが、僕は自分のクライミング全盛時に申請を出したままで、カードは受け取っていない。ということは入山できないのだ。エリアまで行き着いて通れなければ引き返さなければならない。ま、とりあえず行くだけ行ってみてダメだったらその場で考えようと足を踏み込んだ。

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山陽自然歩道とこうもり谷への分岐 下ったところにある
こうもり谷への分岐


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こうもり谷東尾根にある分岐

 今までの道とは違い谷筋にはいるので薄暗く狭い。しかし、道はしっかりしていて枝道もないので迷わず進めた。
 下るほど平行する沢は水量を増して大きくなる。浅くて綺麗な水が流れる。
 途中でその沢沿いを歩く道とつづら折りに登る道との分岐に差し掛かった。どうやらここがこうもり谷への分岐になっているらしい。こうもり谷がどうなっているのか知りたかったのでそちらの方へ進んでみたかったが、あきらめて登る方を選ぶ。
 谷沿いを見下ろすように道はどんどん高さを増し、こうもり谷の東側を高巻く。残念ながらこの道からこうもり谷の岩場はまったく望めない。

【14時51分】つくはら湖の周回歩道
 つくはら湖が見え出す頃、道はつづら折りに下り、ポン!と周回歩道に出た。
 このまま帰るのもなんなので、こうもり谷の出合いへ行ってみることにした。といっても200mほど先だけだった。
 こうもり谷へは、一端湖の方へ降りて橋をくぐり谷へ入るようだ。その出入りする箇所には大きな立て看板があり「許可者以外 立入禁止」とある。ガイドブックにもこの道が記載されているので、未だにこの処置がなされているとは知らない人も多いだろう。


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東尾根道を下り終えつくはら湖の
周遊歩道へ出た
こうもり谷へは許可者以外
立ち入りは禁止だ
橋から垣間見るこうもり谷

 周回歩道を歩いて浄連寺前まで戻ってきた。登り始めた時に踏み入れたお寺の横の道を眺める。しかし、これが間違いとなると本当の登山口はどこにあるんだ?と確かめたくなった。橋まで戻ってみるがそれらしき道はない。さらに進んでサイクリングセンター前まで行ってみると道が山へと延びていて、手すりに道標が。これか…。

丹生山・帝釈山・シビレ山を周回 丹生山・帝釈山・シビレ山を周回
これが間違いの始まり 左のピーク奥が丹生山

サイクリングセンター前から登山口へ これが目に入らぬか!(^^;

 橋の辺りに登山道を示す道標が欲しかった!。これじゃわからんわ。と嘆いても後の祭り。(^^;
 お昼ご飯を食べていなかったのでお腹がぺこぺこ。自然休暇村管理センターの中の食堂に立ち寄る。ところがご飯が売り切れとのことで、仕方なく肉うどんを注文。定食扱いしかなかったので、おばさんがコーヒーをサービスしてくれた。ラッキー!。(^^)v

 衝原から丹生山までは特に迷いやすいところもなく(登山口さえ間違わなければ(^^;)、また歩きやすい道です。しかし、丹生山だけでは面白味がないので、帝釈山まで足を伸ばして展望を楽しむコースがお奨めです。