和田寺山 和田寺霊園から上山へ
●場 所:和田寺山
●山 域:丹波
●日 時:2004年(H16)1月5日
●天 候:晴れ時々曇り
●標 高:591m
●メンバー:単独
●ルート:和田寺−P413m−P538m−和田寺山−P473m−尾根沿い−上山(P496.8m)−下立杭
このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください
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昨年、虚空蔵山・西光寺山と登り、どちらからもどっしりと大きく見える和田寺山に魅力を感じていた。今回、その機会がやってきました。
年末にぎっくり腰になったかと思えば、立て続けに今度は急性腸炎で入院する羽目になり、かろうじて病院で年越しをせずに済んだものの休養は必要ということで、年始までどこにも出ずにじっとしていた。が、元々の性分としてじっとしていられるわけがなく、嫁さんの実家へ向かうときには山の道具を一式積んでおいた。(^^;
体調はすっかり良くなり、予定通り?お正月5日目のこの日に今田町へと向かっていました。高速を乗り継ぎ県道を北上し陶の郷を抜けて和田寺霊園に到着。車を止めて支度を始める。
和田寺霊園内にある登山口の道標
【9時30分】和田寺を出発
出発前に一言。この「和田寺山」、「わだてらやま」と呼ぶのではなく「わでんじさん」と読むのだそうだ。慶佐次さんの「兵庫丹波の山」で初めて知った。
出発してすぐに、右手に「和田寺山 登山口」と書かれた道標が目に付いた。この道標がなければ登山口とは思えない感じ。地形図では本堂へ通じる道路をまっすぐに歩いても道がありそうだが、あえて今回はこちらを選んだ。そのそばには「門徒者が歩くのでハンターの入山は遠慮してください」と書かれたプレートもあった。このルートは修行の場なのかな?。
道はいきなり踏み跡が浅くいきなり不安になるが、突き進むと谷間に入り込み、道なのか枯れ沢なのかわからないような感じになって再び焦り出す。辺りはヒノキの植林が立ちこめて天気がいいのに薄暗くこの場を抜け出したい一心に登り詰める。
急坂を登ると左から獣道のような踏み跡が現れた。方角的に東の方だしこれに乗ってみた。すぐに和田寺からの道と思われる立派な登山道と合流。登山口の道標を無視して本堂の方へ進めばこの道に出会えたかもしれない。(--;)
この立派な道はまっすぐ北へ向かって登っていた。鉄砲登りで一気に稜線へ出た。
登山口からしばらく歩くと
ヒノキの植林帯に突入する振り返ると和田寺山が見えた
【9時47分】稜線の東端のピーク
出た稜線の所はてっきり地形図で示されたP413mだとばかり思っていたら実は、その稜線の東端のピークだった。間違えるはず。そこには三角点らしき標石があったからだ(後日、ダンノ凡太郎さんからこの標石は民有林と国有林との境界杭だと教えて頂きました)。結局この思いこみは下山してからGPSを確認するまで続いた。
この稜線の東端のピークは展望はないが広くて、問題の標石や祠の跡のような石積みも見られる。一気に登ってきたので小休止。水分を補給して西へと進路をとる。
展望はないが広い稜線東端のピーク
手前の石積みは祠の跡?山と彫られている方が民有林で
反対側が国有林和田寺山一帯ではこのプレートが
あちこちで見られた
【9時56分】P413m
尾根道はしっかりしていてよく歩かれているよう。ただ残念なことに雑木林で覆われてすぐそばに見えるはずの西寺山も和田寺山もほとんど見えない。
しばらく歩くと「く」の字になった小ピークに出た。ここがどうやらP413mだったようだ。なぜか計測用のポールが地面に刺さって倒れていた。
【10時02分】分岐
さらに歩くと少し登りになって登り切ったところが分岐になっていた。北の小野原から延びる登山道らしき道と合流している。道は今度は南西へと向きを変えて続く。途中で北側の雑木が切り開かれた場所に出た。初めて西寺山がすっきりと見え、麓には今田小学校が建っている。そこには記念プレートが掲げてあり、文字を読むと今田小学校の生徒が和田寺山を登山した記念にと取り付けられたものだとわかった。
尾根道はひっそりとした雑木林の一本道 国土調査の名残?
P413mにあったポール一部切り開かれたところは麓に
今田小学校と西寺山が見える
【10時28分】今田中学校からの道
道はしだいに南を向き始める。小さいアップダウンを繰り返すうちに薄暗い雑木林と植林の中へ入り、そこには枯れ沢の筋があった。道の先を見ると、真っ直ぐからやや右へとトレースしている。そして左を見ると枯れ沢の向こうに境界の杭のような赤ペンキで塗られた標石があった。そちらにも道がある。どうやら右へと続く道は今田中学校へと降りている道らしい。ということはこの先に今春オープンする今田薬師温泉がある。温泉ができたらこのまま下ればそのまま湯船につかれる。そうなればこの和田寺山もメジャーになる?。(^^;
もちろん僕は枯れ左折し沢を渡る。急坂を登り切ると笹のヤブになりこの山特有ののっぺりとした台地になった。途中でY字に別れているように見えた分岐があったが、笹藪が激しそうだし山頂への道としてはまだ早いと判断して左側の道を進む。
深い谷を二つ越えると再び分岐が。道標があり右が山頂と書いてある。あれ?右の道はどう見ても鋭角に曲がっていて戻るような感じ。ということはやっぱり先ほどのY字の右が正解か?。GPSを見て位置を確認する。
しばらく歩くと「木津・立杭へ」と大きく書かれた道標が目に入ると、その右側が大きく開けているのがわかった。
陶の郷からの道と合流
画像奧が歩いてきた巡視路
虚空蔵寺への道はこの奧の左にある虚空蔵山への登りの途中で見えた陶の郷の町
【10時42分】和田寺山山頂
その広場が山頂。あらかじめ得た情報の通り平べったい山頂。しかも展望は全くなし!。(^^;
何も見えないのではじっとしていても仕方がないと、記念撮影を終えたらすぐに上山へ向けて出発した。
先ほどの分岐まで来た道を戻り、分岐からはP473mへ向けて南東へしっかりした道が延びていた。しかし、この道が歩かれていなくて急坂に落ち葉が乗っかり滑ること滑ること。幸い数日間雨が降らなかったのでましだったが、これが雨でも降られた後ならもっと酷いことになっていたかもしれない。
雑木林に囲まれた山頂
上山までのルートは所々に
こんなプレートが掲げてありました和田寺山から下るときに見えた上山
【10時55分】P473m
P473mは休場と木津を結ぶ道の峠になっていて、和田寺山から上山へと続く尾根道とクロスしている。もちろん上山へと峠を東へ登る尾根道に入る。思っていた以上に踏み跡はしっかりしていて迷わない。徐々に方角は南へと変わりまず一つ目のピークを越える。
ピークを越したところで鳥の巣を見つけた。といっても陶器の巣だ。さすが陶器の町だけあって巣まで陶器とは恐れ入りました。(^^;
P473mの峠 東側から撮影しました
左上が和田寺山から来た道 右が和田寺
左が木津巣まで陶器
【11時07分】2つ目のピーク
2つ目のピークはヤブで踏み跡が浅くなり、しかも展望はほとんどない。かすかに和田寺山ののっぺりとした山頂が伺えるだけ。こんなところでじっとしていても仕方がないので先を急ぐことにした。
2つ目のピークはヤブ そこから(2つ目のピーク)見えた和田寺山
ピークを過ぎると再びしっかりした踏み跡が現れた。南への下りではやっとスッキリした展望に出会えた。これから登る上山だ。しかし、ピークにあると言われている反射板が見えない。
このあたりから地面は砂地になり松が増える。下りは尾根が二つに分かれているのだが、方角では南東側の尾根がそのまま上山の尾根に続いているのでそこに道が続いているのだと思っていた。が、気がつくと南西側の尾根に乗っていた。道と言っても砂地が雨で掘れてどこにも歩ける道があるように見えるので、間違って下ってしまったのかもしれない。
しばらく歩くと開けたところに右手に道が現れた。どうもこの南西側の尾根の麓にある住宅地への道と見た。でもそれを下るわけにはいかない。その付近を強引に下ってみるが道などまったくない。戻って雨で掘れた筋をダメもとで下ってみる。ところがこれが正解で下りきると東へ向かって道が見つかった。どうやら雨で掘れたのではなくこれが道だったようだ。(^^)
道は結局、南東側の尾根の先へ向かい、そこから上山への尾根へと繋がっていた。
2つ目のピークの下りから見えた上山 どれも道に見える砂地の斜面 砂地を下ると東へ延びる道を発見
下ったところの鞍部は歩いてきた尾根が上山へ何とか続くように伸びている感じのする細く長い道があった(下画像左)。上立杭への道は浅いながらも踏み跡があったが木津への道は踏み跡さえないように見える。
さらに歩くと木津への道と見られる道の分岐が、そしてまた歩いて南にはまた立杭への道と尾根道の分岐が現れ、尾根道を取る。
しばらく歩くとまたまた分岐が現れ、ここには三方向への道標がそれぞれの方向へと掲げてあった。
細く伸びる鞍部の道 上山への登りの手前にあった道標
【11時55分】P496.8m上山山頂
ここから上山へのピークへは鉄砲登りの急坂で何度も小休止を入れながら登る。足下にはミヤマシキミの花と実がなっていた。
さきほどの2つ目のピークと同じくこの上山のピークもヤブの中にひっそりとあった。ここには三角点も設置されている。こちらも展望はまったく望めず、ピークにあるとばかり思っていた反射板も見あたらない。
とりあえず南へと進んで見ると反射板が見えてきた。少しホッとする。反射板の周りだけは木々が伐採されていて見晴らしがいい。目の前には虚空蔵山がどっしりとかまえている。
この反射板はNTTの施設だとばかり思っていたが、示すプレートには関西電力の文字があった。
ここから南への下りは関電の巡視路がしっかりと続いている。今までとは偉い違い。
上山(P496.8m)の三角点 関電の立派な反射板 反射板の敷地から見えた虚空蔵山
【12時25分】下立杭に到着
道はしっかりしているとはいえ、ガレガレの急坂。麓が近づくに連れて、来るときに走ってきた県道が見えてきた。巡視路は南東の尾根を下り、途中で緩やかになったところで分岐。直進は尾根道を、右へは釜屋?、そして左へと別れていて、僕は左への道を取った。バスを利用する人ならこの道は正解で慶佐次さん著書の「兵庫丹波の山(下)」にも、このルートが乗っているが慶佐次さんもこの左の道を歩いてバス停へと向かったように書いてある。
結果的に言えば、僕は直進した方が良かった。自転車をデポした場所が今回下山したところよりもさらに南だったからだ。
この道は結局、東庄と釜屋の町への道の分岐地点付近に出てくる。
このあとはデポした自転車を回収し、車のところまで県道を走らせた。
上山からの下りからは大川瀬ダムが見えた
車まで戻り、今度は温泉。今回はさんだネスパを選びました。このエリアから比較的近く、帰り道にあると言うところからチョイスしました。
和田寺山は山頂も展望はないし、踏み跡の浅いところもあり地図とコンパスの携帯が必要で、それだけにあまり登られていない分、玄人好みの山だと思います。特に上山へ縦走はそういう意味では面白いかもしれません。
今春オープンする今田薬師温泉をからめて歩くのがいいかもしれませんね。