吉野へ花見ハイキング 


●場 所:高城山・青根ヶ峰
●山 域:大峰
●日 時:2001年(H13)4月15日
●天 候:晴れ
●標 高:857.9m
●地形図:(1/25,000)
●メンバー:てる、さとみちゃん



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上千本の桜 満開の桜・桜・桜

 春になってからというもの「今年こそ満開の桜を見たいね」という話が常々話題に上っていました。
 いろいろあったこの1ヶ月間でしたが、気分的にやっと一区切りついたので桜を見に行こうということになったわけです。花見なら無難に吉野ということになり、僕自身20数年ぶりに吉野へ出向いたわけです。
 
 朝6時に自宅を出発。7時半には吉野神宮駅近くまで来ていた。道路規制のあることはわかっていたので、下千本あたりの駐車場で車を止めようと思っていたら、あれよあれよというまに山を登り上千本近くまで登ってしまい、そこにある有料駐車場に車を預けた。こんなに楽していいのかなぁ?と思いながらもおじさんに駐車料1,000円を払い出発。

 【上千本から出発】8時
 桜の名所でもあり撮影の名所でもある上千本を貫く葛折りの道路を歩く。残念ながらこのあたりはもう葉桜。カメラマンたちも残り少なくなった桜を追って、いろんなアングルからカメラを構えている。僕もそれに混じってまねごとを…。
 そのあと二人して段差になった路肩に腰を下ろして、花吹雪の中、下千本へと続くこの風景をぼーっと眺めていました。

最後の桜を追うカメラマン


 【水分神社】8時35分
 この神社の中庭には立派な桜がある。この日の吉野の桜の中ではこの桜が一番良かった。


  
神社のわらぶき屋根と桜と青い空   何か日本独特の感じがして思
わずシャッターを切りました


 【高城山】9時07分
 アスファルトの道をずんずん登っていくと高城山との分岐に差し掛かる。やっと地道になって少しだけ山の気分に浸れた始めたと思ったのもつかの間、すぐに高城山の展望台に到着。(~_~;)
 とても立派な展望台があり雨の日でも大勢で宴会ができそうなくらい。
 あまりの天気の良さに春霞で遠くまで見渡せないのが残念だったけれど、三角錐な形を見せる高見山や金剛山脈、北側には竜門岳、額井岳まで見渡せた。
 このあたりの桜も残念ながら葉桜。しかし、アスファルト沿道とは違って人気も少なくゆっくりと眺めることができるようなので、シートを広げて朝食?を取っている人をたくさんみかけた。

中央に見えるのが高見山 桜の向こうには竜門岳が

高城山山頂の立派な休憩所

 【青根ヶ峰山頂】10時02分
 再びアスファルト道と合流し金峯神社へとたどり着いた。沿道近くに社がありせっかくなのでお参りして先を急いだ。
 奥千本と青根ヶ峰との分岐には道標がある。但し青根ヶ峰とは書かれておらず山上ヶ岳と書かれている。そう、ここはすでに奥駆道の一部。ハイキング気分で人混みに紛れて歩いていると、とてもそうは思えない。しかし、ここからは一気に人気が無くなり登山らしい雰囲気になる。
 途中で地図を片手に普段服の女性が3人、立ち止まっていたが僕らを見かけてあとをついてきた。途中、青根ヶ峰への分岐でそのまま奥駆道を歩いていったがどこへ行くんだろう。
 ちょうど、青根ヶ峰から下りてきたご年輩の団体さんに山頂を確認して一気に登り切る。ほどなく青根ヶ峰山頂に到着。
 展望はほとんどなく、南に柏原山が少し見える程度。しかし、誰もいないから静かでいい。嫁さんはベンチに寝そべって一休み。僕は展望があればカメラを持ってウロウロするのだが撮るものがないので手持ちぶさた状態に陥る。

金峯神社 奥駆道と青根ヶ峰との分岐
 
こぶしの花もかなり散っていた 視界のない青根ヶ峰山頂

 【奥千本】10時45分
 山頂から南東に下る道を降りたがすぐに車道に出た。金峯神社からの道らしい。ここまで車で乗り付ければ奥千本まで簡単にいけるではないか…。そこまで「ずる」はしたくありませんが。(^^;
 そこから奥駆道を引き返すように戻り途中から奥千本への道を左へと曲がった。

青根ヶ峰から引き返すところで突然現れた好展望
谷は槙尾川源流

 一部、道が細い箇所に限って団体さんと出くわす。しかも人数が半端じゃない。30…40…いらいらして待っていると「ごめんなさいね」と申し訳なさそうに一人のおばさん(失礼(^^;)が言ってくれた。その一言で「ま、いっか」と思ってしまう。単純そのもの。(^^;
 奥千本までに向かう途中にも桜の大木が佇んでいた。まるでここの主だぞと言わんばかりに。

この森の主のような存在に感じた

 奥千本に来ると途端に人が増え、また元の賑やかな雰囲気に戻った。奥千本という名前からのイメージとは違って、そこは谷の斜面が少し開けた感じというのが合いそうな場所。この風景を一目見た瞬間、懐かしさを覚えた。まだ自分が子供の頃、この吉野まで家族で花見に来たことは覚えているが奥千本まで来たかどうかは定かでなかった。でも、心の奥底に眠っていた記憶が蘇えった。ここへ来た…はず。(^^;
 花見客は少なからず多からずといったところ。あまり少なくても寂しい花見になるのでこれぐらいがいいのかも。ちょうど目の前に桜を見ながらシートを広げれる斜面を確保できたので、そこを陣取る。
 奥千本はちょうど見頃だろうと思ってきたのだが、残念ながらここも葉桜になりつつある。そんな桜を見ながらコンビニで買ったおにぎりを頬張る。ラーメンも買ったのだがお昼まで時間があったためかそこまで欲しいと思わない。食後のデザートは葛湯をいただく。程良い甘さが口の中にまったりと広がり美味しい。(*^_^*)
 
バックの緑に日の当たった桜が栄える   ほのぼのとした雰囲気がとても
いい奥千本

【帰りはとんだハプニング】
 そこそこ花見も堪能し駐車場へ向かって下ることにする。すれ違う人の数は時間と共に増える一方。こんなたくさんの人が奥千本まで押し寄せたらゆっくり花見どころではないかも。やはり「早起きは一文の得」は理にかなっている。(^^)
 上千本まで戻ってくると、何やら向かいの山に向かって花見客が見入っている。はて?何だろうと見てみるとモクモクと白煙が上がっているではありませんか!。ありゃ火事だ!と思ってみていたら案の定、下からウーウーとサイレンの音。その音でさらに集まる野次馬。

 そんな光景を他人事のように見ていた私たちにも思いがけない形でこの出来事に巻き込まれた。駐車場まで戻った私たちは車に乗り、さぁ今度は温泉だ!と車を走らせたら、先ほどの消防活動に行く手を遮られ渋滞の後ろに停車。火は衰える気配がないようで消防団員が激しく動き回っている。車を運転してきた人達も諦め顔。
 1時間近く足止めを食ったあとそこへやってきたお巡りさんの号令で車はみなUターン。警察が車を迂回路へ誘導してくれるというのだ。途中、花見客でごった返す細い道を通らなければならない箇所があり、ひんしゅくを買いながらも何とか通り抜けて黒滝村方面へ。
 この付近は温泉がいくつもある。温泉のホームページを開く予定をしているので行ったことのない温泉がいいだろうと今回は下市温泉「明水館」をチョイスする。詳しくは後日発表の村の温泉巡りで。
 汗を流しスッキリしたところで再び車に乗り大阪へと帰りました。

 山登りを始めてこのエリアは毎月のように通ることになったのですが、ここ吉野の桜は幼い頃、行ったきりご無沙汰でしたので懐かしさと春の訪れを目で感じることができて満足でした。帰りには草餅やくず餅なども買い込み予想通り「花より団子」となり二人してお腹いっぱい食べたのは言うまでもありません。(^^ゞ
 尚、上千本から奥千本手前の金峯神社まではピストンバスも運行されています。足に自信のない方はこちらを利用されるといいでしょう。しかし、ハイカーとはいえ上千本まで車で登るかという声も…。(^^;

12時頃の上千本 山火事を発見! 消火活動に激しく動く消防団員さん