鈴鹿山系 赤坂谷・ツメカリ谷
神崎川へ沢登り
 


●場 所:赤坂谷・ツメカリ谷(下部)・神崎川(ツメカリ谷出合から堰堤まで)
●山 域:鈴鹿
●日 時:2002年(H14)7月21日
●天 候:晴れ
●標 高:1092m(釈迦ヶ岳)
●地形図:御在所山(1/25,000)
●メンバー:矢問さん、MICKEYさん、佐野さん、助役、まるいさん、てる



画像に青枠が付いているものはクリックすれば拡大します

カシミール3Dは上記をクリック 地形図は上記をクリック 地域の地図は上記をクリック






 昨年に引き続き、今年も赤坂谷へやってきました。今年のプランは矢問さんの提案で、赤坂谷を遡行し南の尾根を越えてツメカリ谷を下り、神崎川を遡行して戻るという贅沢な計画を組みました。時間的な問題があったのですが、そこは早起き組だったのでそのあたりはまったく問題なく、プランを遂行することができました。

 僕とまるいさんは早朝、自宅を出発。 僕の車で一路、合流地点を目指す。
 大阪を出たときは曇り空で天気が心配されたが、日中はまったく問題はなかった。名神はガラガラですっ飛ばしておよそ1時間30分で国道421号線と神崎川出合に到着。矢問さんの車も幕営地からやってきて合流。駐車場へと向かう。

 駐車場に着いて朝の挨拶。 矢問さんたちは前夜自宅を出発し現地で幕営。ところが梅雨が明けたばかりで気圧配置が不安定なためか、着いたときは大雨で車の中で小宴会をしたそうだ。(^_^;

 まだ、朝の6時過ぎだというのにムッとした暑さはどうだろう。単なる登山やクライミングなら勘弁願いたい気温だが、今日は沢登り。今日だけはどんどん暑くなって結構という感じ。(^_^;
 支度を整え出発!。
 
最初の斜3mは左岸をへつる



【6時32分】駐車場を出発
 神崎川へ下る登山道を歩く。河原に出て左折。神崎川を下る。先日の台風による大雨や昨夜、雨が降った割には以前に来たときとそう変わらない水量にちょっと驚く。
 ほどなく(6時50分)、赤坂谷出合に到着。さぁここから赤坂谷へご案内しましょう〜!と昨年来た僕が導くが、いきなり岩場に行く手を遮られ迂回する羽目に。どこが案内人や!。(^_^;

 最初に出てきたのは斜3mの釜。ここは左岸をへつって簡単に突破。
思っていたよりも水温が高い。これなら思いっきり浸かっていける。(^^)

4m×2m×5mのゴルジェ帯は前回、確か左側をボルダームーブでへつったはずなのに、いつの間にかそんなへつりもせずに突破していた。そのことを後に佐野さんに指摘されて気が付いたのだが、どうやって突破したのだろう?。(^_^;


4m×2m×5mのどこか(^_^; を泳いで
突破する助役
沢筋に木漏れ日が差し込む


【8時13分】斜6m+10m前に到着
 核心部の斜6m+10mの前に到着。後続のパーティが迫っていたので、手早く作業を進める。ここの釜は立派で深さもかなりありそう。状況によっては巻くこともできるが、それでは赤坂谷へ来た意味がない。滝の流れは右を巻くように流れている。釜の中心より少し左側を真っ直ぐに泳ぐ。流れが巻いているので簡単に滝直下へ泳ぎ着けた。
 前に来たときは足場が探し出せずバタバタしたが、今回はよく探してみると簡単に見つかった。

 滝の頭からロープを確保し、順番に泳いで登ってきてもらう。メンバー全員が揃う前に、次の課題に移る。10mの滝だ。右側は深い滝壺になっていて、その左側の岩棚を歩いて滝に取り付く。滝の手前にハーケンが打ち付けてありランニングが取れる。10mの滝自体は左側を水際ギリギリを登るのだが、今日は以前来たときより水量が多いので、ホールドが水しぶきの中にあるようで思うように取りにくかった。
 あとのメンバーのために肩がらみでビレイをしたが、あとから次のパーティが僕らの通過待ちをしていたこともあり、焦る焦る。f^^;)


 
核心部の斜6mの釜を泳ぎ切った佐野さん
水中眼鏡が異様に怪しい(^_^;
  釜を泳ぐ助役


 【8時35分】仙古谷との出合
 順調に足取りは進み、仙古谷との出合に到着。少し休憩して先に進む。
 すぐに大きな淵に出会う。昨年はここで帰りに飛び込み大会をしたところだ。左岸の巻道は土砂が崩れていて危なっかしそうだったので、ここも泳いで突破することにした。
 淵を泳ぎ切ると、両岸がそそり立った廊下が現れる。それを越えるとなだらかな流れになり、流木が固定されたワイヤーに引っかかったところを抜けると大きな二俣に出合う。


  
釜や淵は片っ端から泳ぎまくる   両岸がそそり立つ廊下に朝日が立ち込み
清々しい気持ちに浸れる



奥の二俣手前の風景 水の勢いに驚く助役


二俣から上部は様相も一変しとても明るくなる


【9時30分頃】二俣
 地形図の617m地点の二俣に到着。正面に800m少しのピークが見える。
 ここで重大なミスを発見!。昨年、ここまで来たとき参考にしている「日帰り沢登り」の遡行図で奥まで遡行したと思っていたのだが、本当は、本来の赤坂谷に入る手前で引き返していたことを初めて知った。何故わかったのかというと、奥地まで足を踏み入れたから。(^_^;
 平凡な沢登りと思っていたのが、次から次へと滝や淵が現れるのでおかしいなぁ〜?と思っていた。改めて遡行図を見直したら間違っていたという寸法。
 二俣から上は、下部と違ってナメ滝や斜瀑が主体の沢に変わる。沢幅も広くなり様相が一変し明るくなる。いい方は大袈裟かも知れないがミニチュア赤木沢という感じ。ますます、赤坂谷を気に入ってしまった。(^^)




上機嫌の佐野さん


 
滑り台を見つけた佐野さん
「チャレンジするぞ〜!」
   余りにも寂しいぃ〜!結末でした(^_^;
 
 
  
20mナメ滝 この下にも大きな釜がある    左画像のすぐ上にある20mナメ滝
どこからでも登れて快適そのもの
まさにミニチュア赤木沢


  
こんなミニゴルジェもあります
僕らはこれを泡風呂と呼ぶ(^_^;
   岩盤の割れ目から流れ落ちる水
僕らはこれを打たせ湯と呼ぶ(^_^;;;;


お昼を取った750m付近
右奥の枝谷を進んでツメカリ谷へと抜けた


【10時50分】枝谷との分岐
 ナメ滝や釜やと存分に楽しむと流れが急になだらかになる。今回は南に向かう枝谷から南の尾根を越えてツメカリ谷へと下る予定だ。
 その枝谷を探しながら遡行していたのだが、それらしき枝谷がなかなか見つからず、この場所(左画像)にたどり着いた。

 ここで矢問さんが持参したイートレックスのGPSが威力を発揮する。このGPSはハンディタイプのGPSで座標を元にして現在地がわかるというもの。
 地形図を開いて照らし合わせると…。この枝谷に間違いない!ということで意見が一致した。念のために助役と僕が偵察に向かう。
 入渓するとほどなく二手に分かれ、その遠くには植林小屋が見える。振り返ると北北西の方角に800mのピークが見える。これで間違いないことが判明した。(^^)

 順路が確定し、見通しが着いたのでここでお昼とする。
 待望のソーメンだ!。\(^o^)/ 今回は矢問さんとMICKEYさんがソーメンとその具材を担ぎ上げてくれたのだ。
 そのソーメンにプラスしてコンビニで買ってきたおにぎりを食べようと… あれ?コンビニの袋がない。あちゃ〜!やっちまった!また忘れ物だぁ〜!。(ToT) そんな哀れな姿を見たMICKEYさんが自分のおにぎりをわけてくださった。ありがたや〜 ありがたや〜 このご恩は一生忘れません〜。m(__)mm(__)m

 湯がかれて沢水で冷したソーメンが登場!。早速、頂く。う〜ん、至福の時。ツルツルといくらでもお腹に入っていく〜。
 せっかくなので沢でソーメン流しをしようと、水にさらしてみたが、2/3ほどが流れていってしまった。う〜ん、まいったなこりゃ。(。_゚☆\ ベキバキ


  
これぞ天然水ソーメン流しじゃ〜    矢問さんとMICKEYさんには
お世話になりっぱなしでしたm(__)m


【11時35分】枝谷へ
 お腹もいっぱいになって一息ついたところで、ツメカリ谷へと出発する。
 さきほど、偵察に行った場所を歩いて登る。鈴鹿の山らしい花崗岩の崩れたザレ場が左手に見え、すぐに出合う二俣を右に取る。
 次の二俣を左へと取ったが、結局は右へ行くのも同じだった。

 行き着くとやはりザレ場になっていて、尾根は見えるのだけれど急斜面なので登れず、少し巻くように取り付いた。少しの藪こぎで尾根に出ると紫色の新しいビニールテープが尾根筋に巻かれているのでそのテープを目印に進む。

 尾根筋は展望がいいのだが、その分、太陽は容赦なく照りつける。まるで陸に上がった河童のように水を求めて彷徨い歩く。(^_^; しかし、佐野さんと助役がみごとな読みでツメカリ谷へと導いてくれた。
 ここでアクシデント発生!。僕の後ろを歩いていたまるいさんが突然悲鳴を上げた。振り返ると足下をマムシが這っている。今自分が歩いていたところだ。その後ろを歩いていた助役が石で一撃した。おぉー!危ないところだった。
 ツメカリ谷へは12時27分到着。
 
  
紫テープが巻かれている尾根道(当時)   ツメカリ谷に下るとみなヒートアップした体を
冷やすように沢水へ


 余りの暑さにみな沢の水に浸かってヒートした体の熱さを冷やす。
 ここで助役がコーヒーを入れてくれた。香ばしい香りにホッとする。ここでもMICKEYさんからパンを頂いて、ひとかじり。(^Q^)


ツメカリ谷でも釜は泳ぐ泳ぐ


 
(右画像の頭)斜3mから下を覗く   (左画像の釜)暑さで泳ぐMICKEYさんと助役


4m+釜を懸垂下降で下るMICKEYさん


【13時10分】4m+釜
 さらに下ると4mほどの滝に出くわした。滝壺は大きく深くL字型になっている。思わず飛び込んでみたい衝動にかられるが、水圧に引き込まれそうなのでやめた。(^_^;
 佐野さんが巻道を探すが見あたらず結局、滝の右側懸垂で下ることになった。まずは佐野さん。そしてまるいさん、MICKEYさん、矢問さんと続く。 MICKEYさんは蓬莱峡での練習が役立った一瞬だった。フリークライミング組は普通に降りた。思っていたより簡単だった。(^_^;



 
4mの滝 下から撮影   4mの滝の頭から俯瞰した画像


 倒木がうまく端までかかって渡り木になっている。この渡り木を佐野さん、助役が含み笑いを残して渡っていった。う〜ん、なんだ〜?。
 次に僕が渡る。途端に揺すりにかかる助役。含み笑いはこのためだったのだ!。すんなりとは渡らせてくれないらしい。(^_^; 
 矢問さんは助役の意味不明のジャンケン攻撃と佐野さんの石ドボンのダブル攻撃にあう。こんなときも二人は息が合うらしい。(^_^;


 
不適な笑みを残して助役が渡る   助役のジャンケン攻撃に苦しむ矢問さん(^_^;


【14時頃】神崎川出合
 ようやく神崎川との出合に到着。少し休憩の後に出発する。
 神崎川は同じ花崗岩でも色が白く、水の底まで白いのでエメラルドグリーンの水がさらに冴えて見える。渓谷が素晴らしい。
 淵も幅、長さとも広く泳ぐ箇所が多い。沢登りも後半でここに来て泳ぎがあるのは辛い。さすがに足がつってしまった。(=_=;)

 景観も内容も素晴らしい神崎川だが、それが逆に気持ちに油断を起こさせるのかも知れない。確かに気を付けなければならない箇所は随所にあって、流れに巻き込まれればかなりヤバイ所がある。
 ツメカリ谷の出合から堰堤までの間は丁度、神崎川だけ見ても核心部であり、さすがに後半はバテてきた。泳いでいるというか流れに身を任せているというか、疲れて泳ぐ気にもならない。(^_^;
 やっと堰堤が見えてきた。堰堤は階段を登り建物の外側(沢寄り)を巻くと手すりを簡単に越せる。それを知らなかった助役は正面から挑み扉の上から有刺鉄線を越えた。御苦労様。(^_^;

 最後に駐車場までのなが〜い階段を死ぬ思いで登り切りおわり〜。みな握手を交わし遡行終了となりました。延々9時間長丁場を無事乗り切った充実感でいっぱいでした。15時32分到着。

 このあとは十二坊温泉ゆららで一日の疲れをすっきりと流して帰宅しました。この温泉は露天風呂も広くて綺麗でお奨めです。

 楽しい一日を提供してくれたみなさんに感謝して、このページを閉じたいと思います。(^^)


 
神崎川は淵も広く泳ぐのも大変   一日たっぷり沢三昧
みなさん お疲れさま!