大峰 上多古本谷へ沢登り
囲炉裏


大峰 上多古本谷へ沢登り
●山 名 大峰 上多古本谷
●エリア 奈良県
●日 時 2008年(H20)7月13日
●天 候 曇りのち晴れ
●メンバー りんご畑さん、kissyan、Taqさん、
pikkuさん、てる
●コース  林道終点出発 8:10
 洞門ノ滝 9:21
 煙突ノ滝 10:23
 多治良渕 11:54−12:30
 阿古滝 15:00−15:30
 奥駆けへの登山道 15:45
 林道終点 17:20

 




このホームページ内の記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします


大峰 上多古本谷へ沢登り 地図


  ひょんなことから今回の沢登りが実現。
 メンバーはりんご畑さん、kissyan、Taqさん、pikkuさん、そして僕。
 リンゴ畑さんとはお初。kissyanとは弥山川以来。Taqさんとは… 7年前の前鬼川以来!。pikkuさんとは毎度です。(^^ゞ

 pikkuさんを乗せて大阪を早朝に出発。途中でみなさんと合流。
 kissyanの車に乗り換えて現地近くへ向かう。
上多古川沿いの舗道部分はまったく問題なかったが、林道終点近くの地道になるとひどい凸凹道になり、オフロード車でも底を擦るくらい大変な悪路だった。

 林道の終点は車が回転できるほどの広場がある。
 支度をしているとTaqさんが「靴を忘れた」と一言。靴って…沢靴?。
いつぞや僕が雪山登山で間違って沢靴を持ってきてしまったことを思い出す。同じようなもんか…。(゚-゜)\バキ
 ちょうど、りんご畑さんが別に沢歩き用?サンダルを持っていた。とりあえずこれで行くことになった。
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り 大峰 上多古本谷へ沢登り 大峰 上多古本谷へ沢登り
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り 大峰 上多古本谷へ沢登り
 
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 

登山道はしっかりとした踏み跡があり、途中で分岐し山上ヶ岳と竜ヶ岳の間の奥駆け道へ延びている。
 上多古沿いに登山道は続き、途中からいよいよ入渓。沢に足を付ける。
沢靴に水がじわっと入り込む。この感触を味わうと沢登りに来たー!と思えてくる。

 事前の予報とは違い空は曇り。日が入らない沢は余計どんより見える。
 まず出迎えてくれたのは多古ノ滝。続いて双龍ノ滝。その奥には高さがある洞門ノ滝が見える。
 Taqさんが「変なところで滑る」と靴を見る。
自分の慣れた靴ではないことと沢登り用ではないことでかなりとまどっているご様子。あまりにの違いに「帰ろうかな」と弱気な面も出てくる。
 見かねたkissyanが、使えるならと沢用のわらじ風サンダルを出してきた。 これがドンピシャ、Taqさんに合った。



 
大峰 上多古本谷へ沢登り 多古の滝
双門ノ滝
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り 双門の滝
双門ノ滝
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
りんご畑さんから借りた
サンダル(赤)
にkissyanから借りたわらじ風
サンダルを履く。
 



洞門ノ滝は高さといい水量といい豪快な滝。その前には滝壺を囲むように立つ岩がありその上から滝を正面に眺めることができる。
 落ちるしぶきと風圧が熱くなった体を冷やしてくれる。
 ここは左を巻いて洞門ノ滝のてっぺんへ出る。滝頭から眺めていると吸い込まれそう。


 
大峰 上多古本谷へ沢登り 洞門の滝
洞門ノ滝
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
洞門ノ滝の巻き道
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
洞門ノ滝のてっぺんに到達
 


歩く先には異様な空間があった。幸次郎窟手前のゴルジェだ。迫る岩壁の様相は怖ささえ感じる。
幸次郎窟で落ちる滝の音が反響して野太い音を響かせている。その滝は2段になっていて中段にも釜がありそうな地形だ。
 これは登れないので少し戻って右を巻く。



 
大峰 上多古本谷へ沢登り 幸次郎窟手前のゴルジェ
岩壁が迫る幸次郎窟手前のゴルジェ
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り 幸次郎窟
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 


大きな釜の前に大木が倒れており、その先は勢いよく流れ落ちる斜瀑が待ちかまえていた。
 早速、リンゴ畑さんがロープを引いて右岸を登り始めた。下から見ていても滑りやすそうな岩肌だが、スルスルと登り切る。
 2番手は僕が行った。事前にpikkuさんにシャントを借りることになっていたので、ありがたくお借りする。シャントを使うのは初めて。
 実際使ってみると、シャント自身の重みとその機能性で意外なほど楽にロープをスルーしてくれる。
もちろん、引くとしっかりと止まる。お陰でプルージックの時のように手で引き上げる手間が無く、登りに集中できた。
 セカンドだが滑りやすい岩肌に久しぶりの緊張感。
 続いてkissyan、pikkuさん、Taqさんが続く。



 
大峰 上多古本谷へ沢登り
りんご畑さんがトップを行く
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
kissyanが登る
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
見守るりんご畑さん
 


その先の煙突の滝は遠目から見ただけ。岩壁がうねりながら迫り、その奥に「煙突」と表現されるような細い筒状の滝が見える。
 ここは左を巻き上がる。これがなかなか強烈。この煙突の滝の上部を登るのだが沢屋の巻き道らしく危険きわまりない。
のぞき込めば、先ほど見ていた沢の風景が上から見える。足を滑らせたら、バランスを崩したら…。

 リンゴ畑さんがロープを出しルートにフィックスする。その間、高みの見物とばかりにTaqさんと僕は記念撮影会。(^^;スンマセン
 難所を乗り越え、一息つくも、りんご畑さんから「すぐにセルフを取って」とご指導を受ける。
気の緩みから重大な事故を引き起こすことは、今までありとあらゆる状況で教えられたはず。改めて気を引き締める。

 りんご畑さんの支点の確保の方法は僕が知っている方法とは違うが、早くて確実な仕組みに舌を巻く。教わりたいと思いつつ次へ進むことに。

 今度は懸垂下降で降りる。久々の懸垂下降にちょい緊張気味。Taqさんにエイト環のセットから確保まで一通りチェックしてもらう。
斜面を斜め降りなので川面へ振られないように足で斜面を押さえながらの下降。



 
大峰 上多古本谷へ沢登り 煙突ノ滝(奥)
煙突ノ滝(奥)
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
煙突ノ滝の巻き道
画像ではわかりにくいが歩いているすぐ右は
煙突ノ滝で空間になっている
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り   大峰 上多古本谷へ沢登り
待つ間記念撮影(^^ゞ
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 


懸垂で下ったところは綺麗な釜を持った小さな滝が連続している場所だった。


 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 


多治良渕に到着。
 広く深そうな釜を持ったこの多治良渕で大休止。
 早速、Taqさんが泳いで滝身へ近づく。遠目には登れなさそうに見えるが、足場があるようで難なく登ってしまった。
あとは岩の上からダイビング!。とっても気持ちよさそう。水から上がってきたTaqさんはまさに水を得たTaq!。(^^;



大峰 上多古本谷へ沢登り 多治良渕


 
大峰 上多古本谷へ沢登り 多治良渕 大峰 上多古本谷へ沢登り 多治良渕 大峰 上多古本谷へ沢登り 多治良渕
 

 
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り 多治良渕
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 

大峰 上多古本谷へ沢登り

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 

そんなTaqさんに触発されて、あとに出てくる淵では僕も思いきって泳いでみる。
自然の水の中で泳ぐことは何があるかわからないので怖さもあるけど、自然と一体になれるようで嬉しい。




 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
危ういところは常にりんご畑さんがトップを行く
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 

大峰 上多古本谷へ沢登り

 
上多古沢登りも後半に近づき、滝より巨石群が多くなる。
 岩間を縫うようにルートを探るが、高さあり、足場の悪さありのところは決まってりんご畑さんがトップでロープを張ってくれる。



大峰 上多古本谷へ沢登り
岩の弱点を突いて巧みに登るりんご畑さん
 


本谷と別れて阿古滝谷へと道を取る。しばらく歩くと大岩壁が立ちふさがる。でかい!。
これが阿古滝かー。あまりの高さ故に水が落ちても飛散している。そのため岩肌は水が流れているというより濡れているという感じ。
 ここでも大休止。ポタージュやコーヒーやショウガ湯も出てくる。
じっとしていると少し肌寒くなるくらいだったので、暖かい飲み物はありがたかった。


 
大峰 上多古本谷へ沢登り
目の前に阿古滝が見える
 
 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り 阿古滝
目の前に阿古滝が見える
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
阿古滝を巻き上がる
 


ここで遡行は終わり。林道終点地から奥駆道へと続く登山道へと向かう。
 陸に上がったカッパ。暑くて仕方がない。沢で少し寒い思いをしたことが信じられない。

 登山道に到達。
 ここでも着替えや履き替えの小休止。奥駆けまでここからでも相当ある。



 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
登山道周辺はブナが多い
 

 
大峰 上多古本谷へ沢登り
 


 
大峰 上多古本谷へ沢登り
急な斜面をズンズン下る



登ったら下ります。
 当然なんだけど、これが辛い。こんなに登ったのかと思えるくらい長い長い下り。黙々と下る。
汗びっちょり。ぬぐってもぬぐっても流れ落ちる汗。kissyanの車が見えたときは、すでに魂が浮いていた。(^^;

 無事戻れた事への感謝とねぎらいの言葉を掛け合う。体はくたくたになったけど最後にホッとしたときの気持ちが心地いい。
 時間が遅かったので、楽しみにしていた温泉はパス。(ToT) その場で解散となった。

 大阪まで戻ってpikkuさんと別れた後、携帯に電話が。緊急の仕事で神戸まで走ることに…。
汗臭いまま動き回り家に帰り着いたのは午後11時過ぎ。遊びのあとの仕事は格別だぁ〜!。←悲しい意味で(^^;