沢登りデビュー戦は
         比良山系白滝谷
 

●場 所:白滝谷(しらたきだに)
●山 域:比良
●日 時:2000年(H12)7月2日
●天 候:晴れのち曇り、雷雨
●地形図:(1/25,000)
●メンバー:亀さん、よるのちょうさん、てる

【林道通行止め】 8:54
【三ノ滝】      9:20
【奥の出合】    9:37
【牛コバ】      9:45
【取り付き】   10:12
【沢出発】     10:30
【白石谷出合】 11:00
【夫婦滝】    13:00
【東屋】      13:05



カシミール3Dは上記をクリック 地形図は上記をクリック 地域の地図は上記をクリック

林道入口には車両通行止めの看板が…


 梅雨に入ってからというもの、鬱陶しいお天気が続き当日も良くて曇り、多分雨だろうと思っていたら久しぶりに青空が広がる天気に恵まれました。  今回はなんと「沢登り」。フリークライミングをやって、山歩きをやってき たので、いろんな方から以前より沢登りを薦められてはいたのですが、なかな かあと一歩が出ずに今まで未経験で来ました。が、ここらで年貢の納め時。  沢登り初体験記、はじまります〜。(^^ゞ  
 今回は僕が全くの初心者なので友達の亀さんとよるのちょうさんに連れて行っても らうことになりました。  記念となる初体験の地は比良山系の麓、白滝谷です。  安曇川へ注ぐ、明王谷の支流の一つで沢登りをする入門コースとして有名なんだそうです。
 大阪を7時に出発した一行は新御堂筋、中央環状、名神高速、湖西道路を経 て真野ICから477号、367号線を北上し坊村へ。明王院と書かれた案内板を目印に細い路地へ入る。  すぐに地主神社前に着いたが、先へ延びる林道が見あたらない。正解は奥に林道入口があるのだが駐車車両が多くて見えなかったのだ。うろうろしているうちになんとか見つけだして、さらに先へ。
 事前に取り寄せた情報では牛コバまで入り込めるということだったが、地主神社からすぐのところで通行止めの鎖がしてあった。あとでわかったことだが、この鎖は簡単に取り外しができ、車を中に入れようと思えば入れることができた。 入る入らないは各自の判断にお任せとなるのだが。
 僕らは鎖の手前の林道脇に車を停めるが、すでに山屋らしき人の車でほぼ いっぱい。
 空は相変わらずいいお天気。街中より幾分涼しい気がするが、暑いことは暑い。 身支度を整えて出発する頃には、他にもたくさんの登山者が各自の行く 先に向かって歩き始めている。久しぶりの晴れ間とあって今日の入山者は多そ う。



 歩き始めて20分余りで三ノ滝への滝見道分岐に到着。ここで荷物をデポして三ノ滝の展望台まで歩く。ほんの数分で三ノ滝を見下ろす展望台に到着。  落差はゆうに20mはあろう傾斜のある滝で、豪快な中に細く流れ落ちる美 しい姿が印象的でした。滝の両岸には果敢にトライする遡行者の姿が見え、な かなかハラハラさせてくれます。自分もいずれはこんなスケールの滝を遡行す る日がくるのだろうか?とふと思ったり…。

 もとの分岐まで戻り、再び白滝谷へ向かって歩き出しました。  口ノ深谷出合で右に曲がり牛コバ到着。なるほど、ここまで車が入ればいい 駐車スペースがあるのに。  ここからやっと登山道らしき姿になり、道に沿うように今日、僕らを迎えてくれる白滝谷がとうとうと流れている。  遡行し始めるポイントは白滝谷を渡る二つ目の橋のところ。
 そこでいよいよ沢登りの支度を始める。買ったばかりのサワートレッカー (沢靴)とインナーソックス(正式な名称は忘れた)を履いて準備万端。支度 をしている間にも次々と登山者が到着し遡行準備を始めている。その脇を通り過ぎる純粋?な登山者が物珍しそうに僕らを眺めている。ちょっとだけ優越感 にひたる。(^^;

いよいよ沢デビュー 大岩はフリークライミングの要領でヒョイヒョイ

   さぁ!そしていよいよ遡行開始。今までなら靴は濡らさないように歩いてい たのを逆にジャバジャバとわざわざ水の中にはいるのだから、頭の概念は18 0度転換もいいところ。最初、少しだけ抵抗があったが、お尻までズバッと濡 れてしまうと気持ちも吹っ切れた。水の冷たさが気持ちいい!。ドンドン行ける。
 今までなら岩の上やそばを通る登山道から見ていた景色が、渓流の中心、し かも低い位置から見える。自然の中に溶け込んでいく実感がする。  岩場だってへっちゃら。フリークライミングで培ったテクニックを屈しして … なんて大げさなことじゃなくって、もうただただ、楽しい!。子供の頃に戻ったように、はしゃぎながら歩くものだから、同行したお二人はさぞかし目 を丸くされたことでしょう。(^^;  もっと早くに経験しておけば良かったなぁと思ったが、これから楽しめばい いことか。(^_-)


水の中を歩く。沢登りなら当たり前のことだけど初体験の僕にとっ
てはとても新鮮な驚き。


一度濡れてしまえばもう怖いもの無し。あとはジャブ
ジャブいくぞ!(画像は亀さん提供)
これはシャワーでも登れないよなぁ。と左手にあった大岩の隙間をくぐる。


見事な滝が連続して現れる 時折木陰から射し込む光が、清
々しい風景を演出してくれる


 先行していた単独遡行者の一人の方が、デジカメを持って滝を撮りながら歩 いている。途中の深い滝壺で三脚を立てて、セルフタイマーをセットしたあと に一歩二歩バックしていく。そのとたん、万歳をして滝壺へドッボーン!。 あー!これいい!僕もしたいぃぃ!と思ったけれど、まだそこまで勇気がな い。(^^;
 するとその人が浮かびながらキョロキョロしている。どうやら、飛び込んだときに付けていた眼鏡を落としてしまったらしい。川下にいた僕らは眼鏡が流れてくるのを待ってみていたが、とうとう流れてくることはなかった。
 探すのに協力した僕らにその方は恐縮していたが、これから先、眼鏡なしに大丈夫かなぁと先行きを不安に思っていたものの、この先の白滝(8m)をフ リーソロで登ったりしていたので問題なかったんでしょう。
 その方も、ホームページを作っているということだったが、アドレスを聞くのを忘れていた。もしこのページを見られたら連絡してください。>単独遡行の方

ドッボーン!と大釜に飛び込んだ。気持ちよさそう。


ツルツルのナメ滝に亀さんも僕も大苦戦

 その白滝はフリーソロで直登する勇気がなく、左岸の巻き道を登りクリアす る。
 その先にある15mの斜瀑の右岸を登る辺りから、ポツポツと雨が降り始め た。通り雨だろうと思っていたら結局、下り終わるまで降り続く雨になってし まった。そのうち、豪雨に近い雨になり雨宿りをするも、まったく意味が無く なり、すでに濡れていることだし、このまま進もうということになった。
 この後も、遡行ができない滝に出くわし、巻き道を歩くのだが、雨で足下がおぼつかなく少し怖い思いもしたり…。  結局、夫婦滝に着く頃には全身ずぶ濡れ。沢登りだから一緒なんだろうけど。(^^;

美しい姿を見せる白滝 斜瀑15mは左側を登る

 3時間ほどの沢登りでしたが、まさにアッというまでした。
 僕の印象では沢靴だからといっても、濡れてしまえば思ったほどフリクショ ンがきかず、ナメ滝で2mほど滑り落ちたりしました。これって下手なだけな んでしょうか?。(^^;
 今度は全身、ずぶ濡れになりながら滝を登るなんてこともしたいです。誰か連れて行ってください〜。(^^)  このあとは白滝山のピークを踏むつもりで伊藤新道を降りる予定でしたが、 雨はもとより雷が鳴りやまないので、白滝谷に沿う登山道を下ることにしまし た。
 デビュー戦を見事に飾り、意気揚々と帰宅しました。


最後は夫婦滝の前で記念撮影