京都北山 滝谷中俣を沢登り

●山 域:京都北山
●日 時:2005年(H17)8月7日
●天 候:晴れ
●コース:林道終点−馬尾の滝−二股−市境尾根−天狗岳−滝谷右俣−林道終点
●メンバー:panaさん、PIKKUさん、春風さん、助役、SUMIEさん、てる




このホームページ内に報告している記録を参考にして山に登られる方は
ご自身の判断と責任において行動されるようお願いいたします
報告内容についてはあくまでも参考程度にとどめてください


 僕自身2年ぶりの沢登り。今回のエリアもpanaさんお奨めの一つ。
 前夜にPIKKUさん、春風さんと合流して、僕の車で名神高速から湖西道路を走る。湖西道路は8月から無料になった。真野まで往復820円もお得。(^^)
 偶然に湖西道路の出口で信号がわからず止まっているSUMIEさんの車を抜く。その先のセブンイレブンで助役とSUMIEさんと待ち合わせしている。 セブンイレブンで翌日の朝昼食と今晩の宴会食を買い込む。
 目的地近くの場所で幕営。寝る前に小宴会をして就寝。寝ようとしたら目の前に5cmくらいの蜘蛛!!!!!。蜘蛛大嫌いな僕は悲鳴をあげた。するとPIKKUさんが素手で掴んでポイッ!と捨てた。まるでアリでも掴むように。「信じられへん!」と言うと「蜘蛛は噛まへんやん」と一言。そりゃそうだけど…。う〜ん。ま、捕まえてくれたから良しとしよう。(^^;

 翌朝は午前5時前に起床。上空は雲が多いが晴れの予感。パンをかじりながら沢の準備をする。
 7時過ぎに、早朝に自宅を出発したpanaさんと合流。滝谷林道終点へ。
 助役とSUMIEさんはpanaさんとは初対面だ。お互い軽い挨拶を交わす。

滝谷の下流は大岩がゴロゴロしている
※画像にカーソルを置くと説明文が表示されます
 
【7時24分】滝谷林道終点を出発
 出発と同時に入渓。2年ぶりの沢だが違和感はない。すでに気温は高く水もぬるい。 最初は杉林が周りに立ち込み味気ないものだったが、次第に雑木林に変わる頃、流れ落ちてきた岩でできた小さな滝が現れる。軽快にそれらを越えていくと、5mほどの斜瀑があった。
 先頭を歩く助役は難なく登るがちょっとやらしい傾斜なので他の人のためにスリングを出す。
まず、SUMIEさんだったが体が岩に近づきすぎて、まともに頭からシャワーを浴びる。しかもヌルヌルで登りにくいため止まっている。その間、ずっとシャワー。どこでも絵になる人だ。(^Q^)
 panaさん、春風さんも助役のお助けスリングで登りきる。






沢の水で顔を洗っているのではなく、真剣に登っているSUMIEさんであります(^^;

【8時08分−26分】 馬尾の滝
 細い落ち口から扇状に広がるように流れ落ちる馬尾の滝。panaさんのホームページで何度か拝見したが現物は思っていた以上のスケールだ。
 助役が今までの悪行を懺悔しようと滝に打たれに行く。しかし何故かガッツポーズをして降りてきた。なんじゃいなぁ〜そら!。(^^;)
 気持ちよさそうなのでマイナスイオンを浴びに僕も登る。見た目以上にしぶきがすごい!。近くへ寄っただけなのに全身びしょぬれ。これも沢登りの醍醐味。(^_-)
 少しの休憩の後、右岸からの巻き道を登る。小さな涸れ谷を登るとしっかり踏み跡のついた杣道が滝を巻くように続いている。右下に滝を見ながら歩くと、馬尾の滝のさらに上にも、樋状に流れ落ちる滝が見える。近くまで寄って見てみたいが先発隊が先に行ってしまっているので泣く泣くあきらめる。

馬尾の滝
 
6mを登るわたくし
【8時37分】奥の二股
 杣道が沢の近くへ戻ってきてしばらくすると大きな二股。これは右というか真っ直ぐ進み、次の二股を左へ進路を取る。下山は右股を予定。
 左股を進と一気に流れがか細くなり、すでに源流まで来てしまっているよう。
 しばらく歩くと1.5:1ほどの二股に着く。panaさんの師匠のアドバイスには右股を選ぶということだったが、助役が偵察に進と左股の方に滝があるということなので左股を進むことにした。確かに4mほどの滝があった。
 滑った岩肌が登ることを躊躇させるが、迷うことなく助役は「僕が行くわ」と準備を始める。さすが現役のアルパインクライマー。この程度の滝では迷うほどでもないよう。 ロープをフィックスし順番にプルージックやアッセンダーで登る。
 次に出てきた滝は6mほどの滝。トップで登る醍醐味を知っている助役は「てるさん行く?」と勧めてくれる。さっきの4mで助役のトップを見せられてムズムズしていたので、二つ返事で取り付く。
 張り付いてみると見た目以上に滑っていて、置く足に緊張が走る。左から中段あたりで右にスイッチし、出っ張った岩を掴む辺りでちょっと思案したが、何とか登り切れた。 この緊張感が味わえるトップはやっぱりいい。(^^)



中俣の主 トチノキ

徐々に沢は細り、見上げるとそこには大きなトチの木が立っていた。まさにこの辺りの主という風格を漂わせる立派な大木だ。
 沢は涸れて沢登りのお約束、稜線までの急斜面に取りかかる。出た稜線は元来た二股へ下る尾根だった。浅いながらも踏み跡がありこれをたどると戻れそう。
 美山町と京都市の市境尾根へ乗り天狗岳へ向かう。
しばらく歩くと先に歩いていたpanaさんたちが苔むした倒木に座って休憩している。まるで天然のベンチだ。座ると同時に心地よい風が体を抜けていくような気がする。
 助役がこのルートを唯一歩いているpanaさんに「分岐まであとどれくらい?」と聞くと「あと2〜3分」と帰ってくる。しかし歩けど歩けど分岐は見えない。 天狗岳までのときも「あと2〜3分」と返事。だがやっぱり2〜3分では着かない。結局、panaさんの2〜3分は大嘘という結論に至った。(^^;
 三国岳との分岐を左に取りさらに進むと年輪を増した芦生スギが次々に現れた。芦生の中でも特にこの天狗岳の周辺は芦生スギの大木が多く見られる。一昨年から芦生を歩き出したがこれだけの芦生スギを見たのは初めてだ。
 それぞれの芦生スギを見るたびに足を止めて見上げる。




苔のベンチで一休み 芦生スギの大木があちこちに見えてくる

雷でか?芯が焼けきっている枯れ木

 【12時43分】天狗岳到着
 見通しはないが少しだけ開けた広場に着いた。そこが天狗岳山頂。
 お昼も回っているので早速昼食を食べる。panaさんやPIKKUさんからデザートやおやつがでるわでるわ。お二人がいるとおやつには事欠かない。(^^;
 最後に記念撮影をして天狗岳を後にした。


天狗岳山頂で記念撮影



滝谷右俣へ向かって道のない急斜面を下る

【13時23分】天狗岳を出発
 復路は滝谷右俣を下る。歩いてきた市境尾根の途中から適当にアタリを付けて助役を先頭に下る。もちろん道はない。藪藪でかなりの斜面を下るが途中でザイルを出さないと滑り落ちそうな場所に出くわし、助役と僕のザイルを繋いでゴボウで下る。
 沢に降り立つとあとは沢の中を下っていく。いつまで歩いても二股にたどり着かないのでうんざりしていたら、沢が開けたところへ出てきた。途端、「こっちへ来ちゃだめ!」と誰かの声。蜂の巣があるようだ。迂回して先を歩いていた助役たちに近づくと、何とpanaさんとPIKKUさんが蜂に刺されているではないか!。持っていたステロイド軟膏を取り出し塗ってあげる。本当はすぐに傷口を水にさらし、できればポイズンリムーバのような吸い出し器で毒を吸い出して、最後にステロイド軟膏を塗るとベターなのだそうだが水にさらすことをすっかり忘れていた。
 行きでsumieさんもブトに顔を刺されてステロイド軟膏を塗ってあげたが、こんなに軟膏が活躍するとは思わなんだ。
 これから初冬にかけて蜂が動き回る季節。山に入るとそんなことにも注意しなければならない。


滝谷右俣を下る 蜂に刺された箇所を指すPIKKUさん

 二股に戻ってそこからは杣道を下る。
 途中の浅い淵になったところでカメラを構えて構図を練っている人がいた。僕らもそこで休憩。木の合間から差し込む光が水面に反射してきらきらと輝いている。
 そこから黙々と歩き通し駐車場まで戻った。

【16時頃】林道終点
 着替えの途中にまたpanaさんやPIKKUさんからケーキやプリン、半分凍ったアイスコーヒーが出てくる。疲れた体に甘く美味しいお菓子がとても美味しい。(^^)

癒しの光景よりも一服派(^^;

 予想以上に時間がかかり、今日はお楽しみの温泉もパスして帰路につく。
 海水浴帰りの車で湖西道路は予想通り動かない。panaさんの師匠に教えていただいた抜け道は有効〜。(^_-)

 別の角度から芦生の片鱗を見たようで楽しめた一日でした。(^^)
 ※(一部にpanaさんとPIKKUさんの画像を使用しています)