ツェルマットZERMATT


●日時:1998年(H10)5月26〜28日
●ツアー名:ツアーと別れて単独行動
●気温:日本(大阪)の3月ぐらい
●ホテル:アルバナ・レアル




いよいよ、大自然の山々が連なるスイスへと移ります。
ミラノに着いた翌朝、僕たちはツアー組と別れました。
 ともと、旅行をどこにするか考え始めた時点ではスイスを目的地としてイタリアはオプションと考えていたのがいつの間にか、逆転してしまったというのが本当なのです。(^^;
JTBの方に何度も相談して、結局はイタリアはツアー、スイスは単独行動にすることにしました。
ミラノの市内観光は放棄する形になってしまいましが、日にちにもう余裕のない僕らにとっては仕方がありませんでした。(/_;)
ツアーで泊まったミラノのホテルをあとにして、スイスから帰ってきたときに泊まるミラノの駅前のホテルにアタッシュケースを預けに寄った後、身軽になってミラノ駅へと向かいました。
イタリアでの旅行で海外に慣れてきたとはいえ、ツアーを離れ単独での行動に少々不安もあったのですが…。


「ミラノ駅」

駅全体が歴史的建造物といわれるミラノ駅。とても駅とは思えない。
しかし、その趣とは別にこのミラノ駅はスリが非常に多いといわれています。
後で知ったのですが、旅行者を狙ったスリが多発していて、嫁さんも何やら視線が気になったと言っていました。
幸い、僕らは何も遭いませんでしたが。


「スイス特急シザルピーノ」

僕らが乗るのはこの特急列車です。
シザルピーノといわれる振り子式山岳特急列車
です。ジュネーブ行きの表示がかっこいい!。


「シザルピーノの車内」

料金が安いこともあって旅行社の方が
1等車(日本でいうグリーン車)をとって
くれていました。
日本の新幹線の幅の車内に座席は3列
とあって非常に広い座席でとてもくつろげ
ました。
また、コーヒーや新聞のサービスもあり優
雅そのものでした。


「乗り換え駅ブリーク(Brig)」

シンプロントンネルを抜けるとそこはスイス!。
まもなく到着したブリーク駅で僕らは下車しました。
ここで山岳鉄道BVSに乗り換えます。一端駅から
出てすぐ目の前に別のホームがあり、これがBVZ
のホームです(写真)。
真っ赤な車体はスイスの雰囲気がプンプンしてくる
ようです。
空気も何となく清々しいような感じがするのは気の
せい?。


電気機関車にひかれて6両の客車
は急な坂を上っていきます。
ラックレール式の線路を時々ゴリゴリ
言わせながら登っていくのです。
すると、急にこんな風景に出会いま
す。ツェルマットまでもう少し!。


「ツェルマット駅前」

列車に乗ること1時間半。ようやくツェルマットの
街に到着しました。
ここでJTICの社員の方が出迎えてくれました。
ここからまず、ツェルマットの街を案内してもら
ってホテルへと向かいます。
スイスはイタリアと違って治安もいいため、日本
のように常にスリなどに気をつけることなく歩くこ
とができます。


「ネズミ返しの付いた穀物小屋」

町中を案内してもらっていると、こんなところへと
やってきました。
今では使われていないそうですが、その昔、穀物
小屋だったそうです。よく見ると柱の継ぎ目に平た
い石がかませてあり、これでネズミが登れないよう
工夫をしてあったそうです。


「マッターホルン!!」

正面に見える山があのマッターホルンです。ゴルナーグラードへ登る列車の
車窓から見えました。
ツェルマットの町並みととてもマッチしています。


「登山鉄道の車内」

約40分の走行で3130mの標高まで
連れていってくれるこの鉄道。シーズン
中は満員になることもしばしばだとか。
今はオフシーズンとあってご覧のような
車内であります。


「終点ゴルナーグラード駅」

標高3130m。これでも登山鉄道としてはスイスで
2番目に高い駅だとか。じゃ世界一はどこなんでし
ょう?。
寒さは厳しくスキー用のジャケットを借りてちょうど
いいくらいの気温でした。
駅に降り立つとすばらしいパノラマに思わず「わぁ
〜」と深い歓喜がもれます。


「マッターホルンと登山電車」

なかなかマッターホルン山頂の雲がとれません。結局、これが一番いい見晴
らしとなってしまいました。(ToT)
が、それでもその雄大さは充分に伝わってくるのでありました。


「モンテ・ローザンとリスカム
     そしてゴルナー氷河」


もう、雄大すぎてどう表現していいのかわからないくらいすごい景色でした。
左からモンテ・ローザン(4634m)、正面少し右がリスカム(4527m)です。中央の大氷河
はゴルナー氷河で幅は2km近くあると思います。写真中央から左下に小さな池があるので
すが、そこの標高が2795mですから、いかにすごい景色かわかっていただけるでしょうか?。
マッターホルンは満足に見えなかったのですがこの風景が見られたお陰で、スイスの自然の
すごさを感じることができました。


「この看板にご注意?」

ゴルナーグラードへ行くとこの看板が
至る所で目に入ります。看板はもちろ
ん茶店のシュガーパックにも印刷して
あるのです。しかも日本語もあることか
ら日本人客の多さが伺えます。


「ゴルナーグラードから見た
         マッターホルン」


非常に残念なことに、マッターホルンはよく見えてもこの程度しか現れてくれま
せんでした。
僕が撮ったこの写真の位置は、ポストカードにもよく使われています。
オープンカフェでマッターホルンを眺めながらお茶ができるのですが、この日は寒
い上に、風も強く結局、室内でお茶しました。


「ツェルマットの町中」

小さい街のメインストリートににおみ
やげ物屋さんが3割、貴金属店が
2割、レストランが3割と立ち並んで
います。


「レストラン CASA と山田さんご夫妻」

といっても日本の同名ファミレスとは関係ないと思います。
ツェルマット駅前にあるログハウス風のレストランです。
JTICの山田さんご夫妻にチーズホンデュのおいしいとこ
ろに連れていってとお願いしたら、このお店を紹介してく
ださいました。
貴重なスイスワインと他にここでしか食べれないハムなど
もお願いして、とってもゴージャスな夕食を食べたのでした。
お世話になった山田さんとは車や雑誌の話で盛り上がり夜
が更けていくのも忘れてしまうほど話し込んでしまいました。
申し遅れましたが、この山田さんはその筋では超ベテランの
ガイドさんで日本の登山隊などをサポートすることもたびたび
あるそうです。


「アルバナ・レアルホテルの朝食」

ホテルの朝食風景です。どうです、これ全部チーズ
なんですよ。チーズもパンもハムも好きなだけ食べ
放題なのです。しかも本場とあってうまいうまい!。
朝からお腹パンパンになってしまった。(^^ゞ


「ホテルから見た教会」

朝の冷たい空気の中で教会の鐘が
鳴り始めました。
一日の始まりを示す鐘の音にベラン
ダで肘をつきながら聞き入っていま
した。
こんな優雅な生活をずっと送れたら
…。


「クライン・マッターホルンヘ」

当初から、スキーをしたいと希望していたので
この日はJTICの方とスキーに行きました。
オフシーズンとはいえそれはスイス。充分に
残雪があるのです。
クラインへはロープウェイを4つ乗り継いで行く
ことになります。


「クライン・マッターホルン」

プレートを見てください。3820mまで登ってきました。
空気はかなり薄く息ができないほど…。てなわけあり
ません。(^^ゞ 重い、スキーシューズをつけて歩くとさ
すがに息切れが激しいですが、それよりも早く展望が
見たい。


「3820mの展望台」

この日は風がきつくてガスもかかっていたため
満足な展望はききませんでした。(ToT)
展望台にはご覧のような十字架があり、世界一
寒い十字架が建つ展望台ではないかと思われ
ます。
とにかく立っているのもままならないほどの強風
でした。


「大氷河の前でチーズ」

ロープウェイ駅からスキーで降りることにしました。
全長8kmもあるコースでしたが、ほぼ全面ガスの
ために視界が開けず、どこを滑っているのやらわか
らない状況で、途中吹雪いて遭難しそうになるなど
怖い思いもしました。
ですが、アルプスの大自然をスキーで滑ることがで
きたことにはとっても満足でした。


「送迎用電気自動車」

ツェルマットは原則的にガソリン車など
一般車両の立ち入りは禁止されていま
す。その代わりをするのがこの電気自
動車。自然保護の観点から徹底したそ
の方針には日本も見習ってほしいと思
いました。


「旅行の最後に…」

イタリア・スイスと二カ国をまわって貴重な体験と貴重な出会いを僕ら
はすることができました。
「日本を外から見ると見る目がかわる」とよく言われますが、現地に行っ
て直に触れ、聞き、話すことがどれだけ感動を引き起こし考えさせられる
かということを今回実感しました。
特にフィレンツェではあれだけの歴史をもつ街が今でも人間の手で守ら
れているということに感動するとともに、逆に日本は…と思ってしまいます。
また、出発前にはあれほど不安がっていた治安も、経験を一つ一つ積み
重ねていくことで、それが自信に繋がり、過剰な防衛で堅くなっていた気
持ちをゆるめることができたと思います。
みなさんもぜひイタリア・スイスへ行ってください。きっと感じるものがある
はずです。
最後になりましたが、この旅行を企画してくださったJTBの丸畑さん、イ
タリアでガイドしてくださったMIKIさん、ツェルマットでお世話になった山
田さんと鈴木さん。そしてスイスに行くきっかけを作ってくださったタウン
めいくの鈴木さん。本当にお世話になりました。